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自分をいかす仕事に出会う、私のトランジションプロセス

グリーンズジョブのnoteでは、グリーンズジョブのメンバーが「トランジション」についてのコラムを掲載していきます。今回の執筆は、プロダクトマネージャーの岡本あかねが担当します。

Photo by Serhat Beyazkaya on Unsplash

グリーンズジョブでは、転職や移住など人生の移り変わり期を”トランジション”と表現しています。今回は、私のトランジションプロセスを一例として挙げてみます。自分が今どこにいて、何から始めれば良いのか、悩む人の一助になれば嬉しいです。

自分をいかして働くための転換期の私なりの過ごし方は、大きく4つのステップで構成されているように思います。

このサイクルを3〜5年単位で回しているイメージ

モヤモヤ期

たとえば私自身の話で言えば、社会人はじめの5年間で
#ソーシャルデザイン
#まちづくり
#共創
といったキーワードで語られる領域の仕事を経験させてもらいました。

日々の仕事は意義深いものばかりで、面白い人や地域との出会いも多く、充実したものでしたが、次第にモヤモヤが生まれつつありました。何にモヤモヤしているのかひたすら紙に書き出してみると、自分は「素敵な活動が長く続くこと・より多くの人に届くこと」に関心があるのだと見えてきました。

それはつまり、どういう仕事なのか?

ドンピシャな内容の求人なんて、そうそうありません。そこで、ロールモデルになりそうな人や取り組みを挙げて共通点を考えてみると、
#ビジネス
#経済合理性
といったキーワードが立ち上がってきました。次に取り組みたい領域は、この辺りなのかもしれない、と目処が立ちました。

今立っているフィールドからどの方向に広げていきたいのか?

▼拡散期

上記のキーワードでアンテナを張り続け、その領域の本を読んだり、活躍されている方の登壇するイベントを聴きに行ったり、チャンスがあればそのまま相談に乗っていただいたりと、探検するような気持ちで自分の行動範囲や出会う情報の範囲を広げていきました。

一般的な転職活動で利用されるようないわゆるエージェントにも登録してみたりもしました。大手採用メディアに掲載されるような求人には該当しそうな仕事が無さそうだということも分かりました。

▼収束期

ここまでくると、自分のチャレンジしたいことが、世の中ではどんな仕事として存在しているのか明らかになってきます。

そのなかで「これまでの領域で培ってきたスキルや経験を活かせて、かつ、自分が広げたい方向と合致しているのは、どの仕事か」と考えた時に、企業の新規事業開発を支援するデザインコンサルティングという仕事に行き着きました。タイミングよく採用中の求人に出会えるかは、最終的にはご縁だと思いますが、ここまでアンテナを張りながら行動していたからこそ出会えたのだと思います。

重なりそうなスキル・経験を足がかりにチャレンジしたい領域へ広げてみる

▼没頭期

デザインコンサルティングの仕事に就いて3年半、並行してフリーランスとしてソーシャルプロジェクトの支援をするようになり、1年半が経ちました。

モヤモヤの先にあった「良い活動が長く続くこと・より多くの人に届くこと」に取り組みたいという自身のニーズ、それを満たす糸口が、社会性と事業性の両立を目指すプロセスにあるのでは、と日々の仕事を通して実感が増しています。その探求は、現在も道半ば。社会性と事業性の両立は、引き続き学びと実践を繰り返しながら、社会実装していきたいテーマです。

振り返り

このトランジションプロセスを、3〜5年単位くらいのサイクルで繰り返しながら「自分をいかす仕事」を実現しようとしているように思います。

ちなみに最近張っているアンテナは、
#持続可能なビジネスモデル
#社会的インパクトの定量化
#マーケティング
です。ヒントになりそうな活動やお仕事があれば、是非教えてください。

執筆:岡本あかね
北海道生まれ、香港経由、神奈川育ち。学生時代は人文社会学・社会教育学を専攻し、新卒でソーシャルデザインプロジェクトに参画。2021年1月より、グリーンズジョブの事業戦略設計を担当する一方、デザインコンサルティング会社にも所属し企業の新規事業開発を支援する。社会性と事業性を越境するデザインを模索中。散歩をしながら違和感ある風景を見つけるのがライフワーク。
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グリーンズジョブは「自分をいかす仕事に出会う」トランジションコミュニティです。持続可能な社会につながる全国の求人情報を紹介したり、人生のうつりかわり期についてともに考えるコミュニティの運営をしながら、自分をいかして働きたいと考える人のトランジションを応援します。


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