134340 のおはなし
134340ときいて、ぱっと冥王星のこととわかるあなたを、
それだけで、少し、尊敬してしまう。
ぐらい、天文学と遠くはなれた場所にいるわたし。
134340はBTSの曲のタイトルでもあるんだけど。
この数字の羅列、ずっと意味不明だったのよ。
前回の記事に続き今回も、BTSのリーダー、キムナムジュンのはなし。
12/2(金)彼のファーストソロアルバムの発売日と同じ日に、
韓国でスタートした新番組、「知っておいても役に立たない神秘的な人間雑学辞典」でナムジュンがMCに抜擢。
MCはナムジュンとチャン・ハンジュンという映画監督さん。
その他、作家・法医学者・天文学者・物理学者とトークを展開していくという、IQ148の脳セク キムナムジュンにはピッタリの番組だな。
You tubeで自動翻訳があったからみてみた。
が、翻訳があんまりなのと、もともと知識がない人間だから、
全然ついていけていないところが多々あり。
気になったのが、天文学者シム・チェギョンさんという方のお話。
雰囲気もすごくかわいらしい女性で、お話も面白い。
BTSの曲が宇宙飛行士が宇宙で聴くプレイリストに選ばれているよねって話しに。
2025年?に有人月面着陸計画があるらしく、その時に宇宙飛行士が聴くプレイリストなのかな
選ばれている曲は3曲で、
ナムジュンの前回のミックステープの中に収められている「MoonChild」
BTSの曲「Mikrokosmos」そして「134340」
そして、ここで私の134340の謎が明かされる。
冥王星はかつて太陽系9番目の惑星だった。
だけど、2005年にエリスという天体が発見される。
エリスは冥王星より少し大きい天体だった。
エリスは10番目の惑星になるのかと思いきや、結果的に惑星ではないと判断される。
エリスが発見されたことで、今まで不明瞭だった惑星の定義が決められ、
それに伴い、冥王星は準惑星に格下げされた。
同時に、小惑星番号134340が与えられた。
簡単に説明するとこんな感じ?
なんともドラマティックなストーリーが冥王星にはあったのね。
謎っていうか、そんなことも知らずに生きてたのか。
と、言われそうだけど。
なので、たぶん、一般人はみんな冥王星に同情するんだね。
冥王星は太陽から遠い場所で、ただただ自分の軌道どおりに公転していただけなのに。ずっと何一つ変わっていないのに。
人間の世界ではいつの間にやら、格下げ扱い。
なんて悲しい惑星なんでしょうと。
ちなみに、番組では天文学者と物理学者が「冥王星は何も悲しくない。だってただそこで公転してただけ。人間の世界で何が決められようと冥王星には関係ないこと」みたいなことを言って、他の方々に若干引かれていた。。。
134340の歌詞はそんな悲しい冥王星の境遇を失恋に例えている。
彼女が太陽で、自分は捨てられた過去の男。
他には何も変わっていないのに、彼女の世界に自分はもういない。みたいな。
前から少し物悲しい雰囲気は感じていたけど、
確かにそう思って聴いてみると、
少し、いや、かなり物悲しい。
ユンギの「あ、あんにょん」のぎこちなさにも納得。
あと、
天文学者シム・チェギョンさん、番組でも紹介されていたけど、
「天文学者は星を観ない」って本をだしていて、日本でも12/7に発売されたらしい。
なんて、タイムリーなんでしょ。
目次をみると、タイトルが面白くて。
かなり気になる。(「冥王星が消えた」って項目もあった。)
でも高いな~。
そういえば、この本のタイトル、番組でもおかしなタイトルだと言われていたけど、天文学者は実際のところ、PCのモニターばかりをみていて、夜空を見上げることはほぼないらしい。(まあ、言われてみれば、そうなのだろうな)
学生の頃は、宇宙の話なんかされても、規模が大きすぎて。
全然なんの話をしているかわからないし、わたしは田舎の、この小さな学校というコミュニティで生きるだけでも精一杯なの。
現実味がない話はやめてよ。。。
って本気で思ってたけど。
おばちゃんになると、ちょっと現実逃避というか。
現実から遠く離れた場所に思いを馳せたくなる。
そういう気分の時が多々あるというか。
わからないことが心地いいというか。
なんにせよ、毎週金曜日にこの番組が放送されるらしいから、
ちょこちょこ観てみようかなと思っているところ~。
最後までお読みいただきありがとうございます♥♥♥♥♥