環境に配慮した舞台演劇作品を作る 勉強会のご案内 第二回
来年1月10日に「環境に配慮した舞台演劇作品を作る」勉強会第2回目を開催いたします。
今回は、イギリスのTheatre Green Bookの学術的研究をなさっている、
Roberta Mock 教授をお迎えして、
ナショナル・シアターとロイヤル・シェイクスピアカンパニーで
上演されたサスティナブルな舞台公演について
お話しを伺います。
またゲストでその公演にスタッフとして関わった、
ナショナル・シアター 大道具製作部チーフケイト・ジョンさん、
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの技術監督デビッド・タンカレーさん
にも途中ご参加いただき、直接質問できる時間も設けております。
(*ゲストスピーカーのお二人は、担当している作品のスケジュールにより
当日参加できない可能性もございますが、ご了承ください)
参考までに、前回のセミナーのレポートはこちらです。
https://note.com/greentheater/n/n7dcf995abbf3
勉強会 概要
1/10 (火)19:15~
日比谷図書文化館 スタジオプラスにて
参加費:500円 (会場費、当日現金精算)
申し込み:greentheater55(at)gmail.com
(at)の部分に@マークを入れて送ってください。
メールタイトル:勉強会参加希望
メール本文に、お名前、所属、連絡先をご記入ください。
折り返し詳しいご案内を差し上げます。
*当日参加が難しいが、ロベルタさんのレクチャーは聞きたいという方は
後日、録画したものの配信準備が整いましたらお知らせいたします。
メールタイトル:配信案内希望
メール本文に、お名前、所属、メール連絡先をご記入ください。
greentheater55(at)gmail.com
(at)の部分に@マークを入れて送ってください。*前回のパディさんのレクチャーは年内に配信予定です。
大変お待たせして申し訳ありません。
第一回目のレクチャー動画はYoutube にて公開しています。https://www.youtube.com/playlist?list=PLq6-WKv23ioDE40rs43rLUzRof8fpwh4f
質問を募集中です!
事前にゲストの方に聞いてみたいことがある方、参加、不参加を問わず
質問を受け付けいたします。
greentheater55(at)gmail.com
(at)の部分に@マークを入れて送ってください。
メールタイトルに勉強会質問と書いて、ご質問内容とお名前、ご所属を書いて送ってください。
多数の場合は勉強会内でご紹介できない場合があります。
匿名ご希望の場合はその旨お知らせください。
イギリスにおける、文化芸術産業と環境問題
私事で恐縮ですが、今年10月よりイギリスのランカスター大学にて
応用演劇と持続可能な演劇について、勉強しています。
そこで知ったり、感じたりした事を少しご紹介します。
イギリスでは10年ほど前から、文化芸術産業と環境問題について
NPOが中心となり、議論や制度が徐々に出来上ってきており、
近年ではアーツカウンシルの助成条件の中に、
インクルージョン・多様性、市民の創作環境創造と共に持続可能性への取り組みも
必須として取り入れられるという事です。
前回9月にご紹介したTheatre Green Bookもそうした動きの中で2021年に誕生し、広がりつつあります。
(Theatre Green Bookとは、イギリスの舞台芸術界の持続可能性の基準を示した
ガイドラインです)
先行している事例もあるものの、まだ全ての団体がこのスタンダードに
追いついているわけではなく、まだ試行錯誤の段階という様子です。
逆の視点からいうと、業界内で議論が始まってから具体的な制度や基準が出来上がるまで約10年かかったという事ですので、私達はこうした話し合いの時間をいかに短くして実践へ辿り着くかが課題かなと思います。
それぞれの業務の視点を活発に交換できる場が必要なのではないかと思っていて、
このセミナーが少しでもそうした対話の機会となればと思って呼びかけをさせていただきました。
どうか、ご関心をお持ちいただけそうなお知り合いがおられましたら、
案内を転送いただきたく、お願い申し上げます。
多くの方に参加いただければ幸いです。
大島広子