「暇アノン」を連呼する誹謗中傷集団は何者なのか


「暇アノン」ってそもそも何を指してるの?

誰にもわかりません。「暇アノンって何ですか?」という問いに、「暇アノン」という言葉を用いる人たちがまともに答えたことは、私の知る限り一度もありません。

しいていえば「ネトウヨ」などと同じく、何らかの党派性に基づいて貼られるレッテルでしょう。その言葉を使ってるほうが愚かに見えるたぐいの言葉です。

彼らが「暇アノン」の意味について聞かれても答えないのと同様、彼らが問題だと叫ぶ内容について詳しく聞いてみても同様です。まともに答えずはぐらかすか、冷笑的な仕草でごまかすか、嘲笑的に逆ギレするかです。会話になりません。意味不明な怨嗟が垣間見える内容を、独り言のようにブツブツとつぶやいてるだけのこともあります。見かけたら即ブロックが正解です。

「暇アノン」とか言いながら誹謗中傷してる人は何がしたいの?

2022年末の事例を見てみましょう。

ここで具体的な名前を複数出して「暇アノン」と呼んでいますが、暇アノンとは何かを説明する記述はありません。おそらく「自分が気に食わないもの」くらいの意味でしょう。そんな意味のわからない動機で複数人に対して殺害予告をしています。なぜか「saebou先生」だけが丁寧ですが、これもよくわかりません。

この脅迫メールからは「自分が気に食わない相手に不法で苛烈な嫌がらせをする」という行動原理しか読み取れません。「動機は書いてある」とありますがそれらしいものは読み取れないというか、妄想の類にしか見えません。

もう少し視野を広げて「彼ら」と複数形で見てみます。彼らのやっていることは、観念論で攻撃対象を色付けして認知線で勝利しようとしているだけです。冷静に事実ベースで考えれば彼らの理はどこにもありません。自分に都合のいい極めて些細な論点に固執し、針小棒大に騒いだり恨んだりしているだけです。正義ごっこといってもいいかもしれません。

東京都知事選の最中に起きた「暇アノン呼び」界隈の動き

岩下の新生姜事件

すでにかなり周知のことではありますが、簡単に振り返ります。

岩下の新生姜で知られる岩下社長が「ひまそらあかねからブロック解除されて嬉しい。がんばってほしい」と支持する旨をツイートしたのが発端です。本当にただこれだけです。

↑これ、何にそんなに憤ってるのかわかるでしょうか。私にはわかりません。

その後、岩下社長への意味不明な攻撃が続きます。以下で引用されている「渡辺輝人」さんは、なぜかツイートひとつで市民権がどうのこうのと主張しています。「言っている意味が分からない」で始まる画像部分です。

岩下社長は対応に追われます。ご自身のことだけでも大変ななか、取引先についても気にかけておられます。

岩下の新生姜に対する誹謗中傷、その取引先複数への業務妨害、これだけの騒ぎがひまそらあかねを応援するツイートひとつで巻き起こりました。

この「ひまそらあかね」を、例えば大物テロリストである「重信房子」に置き換えてみても、こんな嫌がらせが認容される理屈はないでしょう。「暇アノン」を叫ぶ彼らには一体何が見えているのかわからない。非常に不気味であり、また危険な人たちであるといわざるを得ません。

なお、ツイートひとつで渦中の人物になってしまった岩下社長がデイリー新潮から取材され、それにどう答えたかをノーカットで公開されています。

重要なポイントとしては、ひまそらあかねは現在東京都知事選に出馬している候補者であり、現在は半公人のような立場です。選挙期間中にいち候補者に関連して嫌がらせする行為がどういう意味を持つのか、「暇アノン呼び」界隈は理解しているんでしょうか。

新宿区長も「暇アノン」?

これの引用欄などでも界隈が確認できます。

まともな人がこのツイートを読めば「岩下の新生姜(ひまそらあかね)とドトール(石丸伸二)を両方示しつつ、過度に攻撃的な言論を諌めようとしている」としか読めないはずです。少なくとも区長自身がどちらかに肩入れしていると読むのは不可能です。

その意図も虚しく、「新宿区長も暇アノンだ!」と過度に攻撃的になってしまう人々が出てきてしまいました。書いてあることを書いてあるとおりに読めばこんな反応にはなりえません。数が多いため全部をチェックしたわけではないですが、石丸伸二さんに対するそのような言動は見つかりませんでした。

外野の反応

嫌がらせを受けた人への支援

支持するというツイートひとつで取引先まで巻き込んだ業務妨害の嵐に遭った岩下社長と、その取引先のひとつであるたこばさんに対し、多くの人が応援を寄せています。「#岩下の新生姜」などで実際に買って応援する人が多数確認できます。

たこばさんについても応援するお客さんが連日大入りのようで、さらにはわざわざ広告枠を使って応援メッセージを出す人まで現れています。

応援ツイートひとつに異常な拡大解釈を行い広範囲の業務妨害を行う人、そしてその被害者、普通の人がどちらに同情してどちらの味方になろうとするか、考えるまでもありません。

まとめ:「暇アノン呼び」界隈からは距離を取りましょう

「暇アノン」という言葉を使ってる人に関わると様々な不法行為をされるリスクがあります。今回の岩下の新生姜に限らず、最初の方で引用したColaboでの例のように1年以上前からそのような活動が確認できます。

「暇アノンが〜」と主張する彼らは普通の人には見えない何かを信じ込んでいるようにしか思えません。そのため会話も成り立たないし、なぜそうなのかを問うたり正したりしても不毛で不愉快な思いをするだけです。言い返せなくなると嘲笑や自己正当化に終始する人たちです。ネットに限らずたまにそういう人は居ますね。同様の対応をしましょう。

あまり興味がなければ「暇アノンっていうのが居るんだ」とぼんやり思っていた人も居るかもしれません。その実態はこの記事で書いたとおりです。ただのふわふわした印象論であり、人工的なケガレのようなものであり、そのレッテルを貼った相手に粘着的な嫌がらせをするためだけの概念です。冷めた目で見ましょう。そしてできれば自衛しましょう。作られた悪意に振り回されて偽りの正義感に染まっても良いことはありません。

「暇アノン呼び」界隈に乗せられていただけの人も居るかもしれません。自分の言動には自分で責任を取ってもらいたいものですが、まあ人間なので悪ノリすることだってあるでしょう。脅迫メールを送りつけたり脅迫電話を掛けるといった犯罪行為にまで手を染めていないなら、あれは一時の気の迷いだったと認めて手を引くのが賢明かと思います。好き好んで犯罪者予備軍を続ける理由は貴方にはないでしょう。

ひまそらあかねに真っ当な批判をするぶんには誰も何も咎めません。途中で引用したツイートのように、言論に対して言論で対抗することは、渡辺輝人さんに認可されるまでもない当然の市民権です。むしろ「暇アノン」などという言葉を使う人たちこそがそれを害する立場であり、そのような言葉を使うのは自分の品格を毀損します。普通の言葉で普通に批判しましょう。

岩下社長が腹をくくってひまそらあかね支持を大々的に主張しているのも、普通の人が岩下の新生姜を買って応援するのも、「暇アノン呼び」するような人たちへの対抗心があるからといえるかもしれません。少しでも「暇アノン呼び」界隈を刺激すれば自分も岩下社長のような目に遭うかもしれない、そんな世の中は嫌だ、当たり前の感覚だと思います。

ひまそらあかねがこのような理不尽を1年以上も浴びせられてきたこと、それらと明確に敵対していることと結びつけて、彼に投票するのもまた自然な心情かと思います。幸い日本では秘密投票で選挙が行われますから、自分から暴露しない限りは変な人たちに目をつけられることなく匿名で投票できます。有権者の方はぜひ、誰にも邪魔されず、ご自身で判断してください。


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