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いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第10話を見て

『アンサング・シンデレラ』第10話

半沢直樹が次回11話で最終回。アンサング〜は次回、11話で最終回。これは、打ち切りではなく、予定どおりの大団円に向かっていると理解してよろしいでしょうか。

今までは、ネタバレよろしく、ドラマのエピソードを取り上げて感想なり解説なりを述べて来たようなつもりでした。

今日は、復習もせず、ただ単に自分の感情の趣くまま書き殴ってみたいと思います。カメラの腕前と同じくピンボケかもしれません。

SNSのタイムラインで見かけただけですが、どこかの医師が書かれた文章の中に「薬剤師が主人公の異色ドラマ、アンサング・シンデレラ」という言葉があったような気がします。確かに、異色なんでしょう。

別に、好きでなった職業じゃあないんですが、25年以上もやっていると、それなりに思い入れがあるもので、なぜか、ありがとう!薬剤師のことをここまで公共の電波を使って紹介してくれて!えっ?何?今日は治験のことまで紹介してくれるの??ありがとう!という感謝の気持ちでいっぱいです。スポンサーやらいろいろあるんでしょうが、薬剤師監修の真面目なまとめ方がいじらしい。ありがとう。誰に?ドラマにしてくれたすべての人にありがとう。

田中圭が患者の立場になって、長台詞を言いました。いつもだったら、もう一度見返しておさらいしますが、今日は割愛。あんな長台詞、自分の弱さ、つらさを露呈する場面、感動しました。
(ただ、これはナイショですが、田中圭は酒もタバコも相当でしょうから、体調には気をつけて欲しいところです。)

仕事として偉そうに患者さんと接しているかもしれませんが、仕事だからですよね。
一旦、患者の立場、患者の家族の立場になったら、おろおろして、正気じゃいられません。いつも薬剤師として使っている知識もぶっ飛んで、丸腰で見知らぬ土地に立っているような不安で孤独な気持ちです。

いろんなことがつながって行く展開、最終回はどんな終わり方をするのでしょうか?

これだけは言っとこうか、ヒドロモルフォンを自己管理、ないでしょう。

畑中先生みたいな、薬剤師始め他職種に理解のある医師、ありがたい存在です。ああいう普通の社会人の感覚を持った医師って、尊敬できます。

オリラジの藤森慎吾に影響されて、鈍めのラップ調で、さぁはじまります。


手に職のためにガリ勉くん
微分積分まで勉強して
もらった賞状一枚だけ
薬剤師免許証一枚だけ
病院薬剤師になったみたら
必要なのは3×7の計算だけ
おや、なんのためのガリ勉だった?

でも、それは大きな間違い
一歩間違えば生命奪う
非常に重要で貴重な職業
薬剤師 yeah

簡単な計算の裏に潜む
薬が毒になる瞬間
それ見つけるのが
オレらの仕事 yeah

それに今は違うんだ
膿んだ組織のこともあるけど
一人一人の志は高い
高い専門性でアドバンス
医師や看護師にアドバイス
直接間接患者を救う

そして田中圭は言うんだ
「やっぱり 薬剤師は 
必要なんだな」

(かなり恥ずかしい…
藤森慎吾さんのラップ調スラムダンク解説、好きなので貼っておきます)


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