Looker Studio(旧Googleデータポータル)のレポートをコピーして他のデータで使う方法 - Google アナリティクス
更新日:2023年12月10日
はじめに
Looker Studio(旧Googleデータポータル)とは、Googleが提供するクラウドベースのBIツールです。GoogleアナリティクスやGoogle広告など、様々なデータソースへ接続でき、ビジュアライズされたレポート(ダッシュボード)作成機能、容易なレポートの共有といった高度なレポート機能を無料で利用することができます。
本ページは、Looker Studioの便利な機能の一つ、レポートをコピーして作成する手順についてご説明します。
Looker Studioのレポートのコピーとは
Looker Stusioのレポートをコピーする仕組み
外部のサービスやファイルから取得した、データポータルで使えるようにしたデータを「データソース」と呼びます。
データポータルの「レポート」はこのデータソースのデータを取り込んでビジュアル化する“フォーマット”ということになります。
したがって、レポートのデータソースを差し替えてしまえば、次々と新たなレポートが作成できるということになります。
なお、レポートをそのままコピーして流用できるのは、ディメンションや項目が同じデータソースに限ぎられることをご注意ください。
同じGoogle AnalyticsでもUAとGA4はディメンションや項目が異なりますので、レポートの共通使用はできないということになります。
また前提として、データソースに使いたいデータ元(Google AnalyticsやGoogle広告など)が、Looker Studio使用者のアカウントに権限付与されていないと、扱えませんのでご注意ください。
では以下から、Google Analyticsのデータソースを使用したレポートを例に、コピーの作成手順を説明いたします。
手順1. 「コピーを作成」を選択して始める
Looker Studioのレポート画面の表示状態で、画面右上のメニューから「コピーを作成」をクリックして始めます。
※「コピーを作成」が選べない場合は、該当レポートに与えられている権限に制限があることになります。オーナー権限を持っているアカウント所有者に問い合わせをしてください。
手順2. 新しいデータソースの作成を開始する
データソースを変更するためのポップアップが表示されるので、以下の手順で進みます。
① ポップアップ画面右側の「新しいデータソース」のプルダウンをクリックします。(左側は現在使っているデータソースが表示されています。)
② 既存のデータソースが展開した1番下の「Create data source(=新しいデータソースを作成する)」をクリックして次に進みます。
手順3. データソースにするデータを選ぶ
データポータルのデータソースとして使えるコネクタ(外部ツール)一覧から、使いたいデータを選択します。
今回は「Googleアナリティクス」を選択。UAでもGAでもこちらから続けます。
次の画面で、データソースとして扱いたいデータ、GA4はプロパティ、UAはビューを選択して、右上の「接続」をクリックします。
選んだデータの指標を細かく設定できる画面が表れます。通常はデフォルトのままで大丈夫ですので、右上の「レポートに追加」をクリック。
手順4. 「レポートをコピー」をクリックして完成
選んだプロパティがデータソースとして取り込まれました。
あらためてそのデータソースを選択して、「接続レポートをコピー」をクリックで、新しいレポートができあがりです。
この時点では、編集画面になっているので、右上の「表示」をクリックすると、出来上がったレポート(ダッシュボード)画面になります。
※スプレッドシートなどのデータソースの注意事項
冒頭でお伝えした、「レポートをそのままコピーして流用できるのは、指標や項目が同じデータソースに限ぎられることをご注意ください。」という部分で、もう少し注意事項があります。
特にスプレッドシートなどで注意が必要なのですが、データソースの全ディメンションの「タイプ」も一致している必要があります。
このタイプの部分も、コピー前のデータソースと同じである必要があります。タイプが違っているディメンションは、一つずつクリックして該当するタイプに変更をしてください。
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