2025年の抱負 新たな挑戦
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
はじめに
2020年11月のコロナ禍に、廃校利活用として猪苗代町立旧山潟小学校へ移転してから、まさに怒涛の4年間というか、嵐のように過ぎ去った激動の4年間でした。
2023年4月には、旧安積疏水ポンプ場跡地を全てリフォームして、猪苗代湖が水風呂をコンセプトとした唯一無二の絶景サウナ、アウトドアショップ、カフェを運営するアウトドア観光施設をオープンしました。
そして、昨年は、Roots工務店初のコンセプト住宅「野遊びできる家」の販売を開始、そして、国内初の試みとなる「天然乾燥檜のログハウス」のスタートと、新たな動きを止めることのない1年でした。
とにかく嵐のように過ぎ去る日々で、この4年間の出来事が、まるで1年の出来事のように思えるくらいあっという間の4年間でした。
2025年は、1990年にログハウス専門の工務店としてスタートして35年、仲間と共にRootsブランドを立ち上げて10年、小学校に移転して5年という節目の年となります。秋には大きなイベントを企画しています。
2025年は、ますます住宅市場が縮小していく中、新たな市場を創り出し、たくさんのチャレンジをしていきます。
100%国産材でつくる家 (100%国産材使用)へ
今まで、床や羽目板、内部建具など一部輸入木材を使用していましたが、2025年から木材に関しては100%国産材を使用した家づくりを推し進めていきます。
ログハウスとティンバーフレームの復活へ
2017年、カナダのレッドシーダーのログハウスを最後に、国産の天然乾燥の檜の一般住宅にシフトして気がつくとはや8年が経ちました。
2025年、良質な国産檜や杉をメインに使用したログハウスとティンバーフレームをリバイバルして新たな市場を創造していきます。
第一号の直径30センチの国産杉のポスト&ビームを東京都小平市にて建築いたします。暖かくなる頃には皆さんにお知らせできるかと思います。
ログハウスとティンバーフレームを海外へ
今まで日本のログハウスメーカーや輸入住宅メーカーは海外からログハウスやティンバーフレームの加工済みの構造体を輸入してきました。
昨今の急激な円安や海外の物価高により、完全に情勢が逆転しました。
ここを日本の木材を世界にアピールできる好機と捉え、チャレンジします。 これは、前例がなく、前人未到の山に挑戦するような話で実現までにはさまざまな壁を乗り越えなければいけませんが、ワクワクする挑戦です。
天然乾燥檜でつくる家を全国へ
2018年から天然乾燥檜を使った家を73棟(ログハウス2棟、木造住宅71棟)を建築させていただきました。少しずつですが、全国各地からお問い合わせが増えてきています。
天然乾燥なので大量生産はできませんので、数量限定になってしまいますが、素晴らしい仲間と共に心から私たちの家づくりに共感していただける方に天然乾燥の檜でつくる家を少しづつ届けられたらと思います。
全く新しい発想 「いつでも間取りを変えられる家」を全国へ
子供部屋って必要な時期って意外と短いものです。
例えば、3人兄弟だと3部屋必要なので、必要な間取りを希望通り作っていくと40坪をかるく超えてしまいます。
子供が巣立って、夫婦2人になってみると家が大きすぎたと後悔する話を度々いただきます。
家族の成長や変化に合わせて間取りが自分で自由に変えられる家があったとしたらどうでしょうか?それが可能なら、最小の大きさでコストを抑えて建築することが可能になります。まさに値上がりを続け、建築コストが大幅に高騰してしまった今、子育て世代に求められる工法だと思います。
そんな理想の家のモデルハウスが2025年春に福島県郡山市に誕生します。
最後に
今年の年末に、1年の振り返りをすることが今から楽しみです。
特に、国産材でつくったログハウスやティンバーフレームの海外輸出が成功すればとんでもないことだと思います。
北米で環境問題などで伐採規制が強化されている今、大径材(30センチ以上の太い木材)が豊富にあるのは日本だけらしいです。
日本はその伐期になった大径材の有効利用が見つからない状態であり、弊社が取り組んでいる大径材を利用した天然乾燥檜の住宅や杉を活用したログハウスやティンバーフレームが国内だけでなく、世界的に脚光を浴びれば、日本の林業の復興の起爆剤になるのではないかというくらい大きな期待を抱いての挑戦になります。
また、今年はSNSも復活して、さまざまな情報発信もしていきたいと思います。
最後になってしまいましたが、なんといっても健康が第一ですので、皆さんと共に事故、怪我、病気などなく元気に1年が過ごせることを心から願っています。
それでは、皆様、本年もよろしくお願いいたします。