「ドキュメンタリー映画」のドキュメント(6)

次の撮影は「お買い物」のシーン。

僕の普段の買い物は午前中が多い。これは主夫なりたての時期からの習慣になってしまっている。夕方時の混雑が好きになれないというのもあるけど。

(4)でも書きましたが、スーパーは近所の行きつけ３か所を提示してました。NHKの密着の時にも同じ３か所を提示してOKが出たのは「業務スーパー」のみでした。なので今回もそうだと思っていたのですが、なんと業務スーパーは早々にNGが出たそうで、ちょっと暗雲が漂っていたのでした。残る２つのうち、自転車でも行ける一番近所のスーパーは、正直一番行きたくないスーパーでした。僕はすでに近所で目立ってしまっているので、カメラが付いてくるとなると、さらにいろいろ言われるんじゃないかなぁ〜と危惧したからですが、なんと一番厳しいと思われていた、車で15分程度でいつも行っている「オーケーストア」からOKが。ただし、時間は朝の10時〜30分間限定。つまりは普段の買い物と撮影を30分で済ませなくてはならなくなりました。さすがにそれは厳しい(主夫ですから、本当なら買い物くらいゆっくりと考えながらしたいんですけどね(笑))ので、ある程度買い物は決め打ちにしました。が、撮影的にはいろいろ演出プランがあったようで。ディレクターからはスーパーのあちらこちらから買い物と関係なく歩かされました(笑)商品を選んでいるようなシーンが欲しいかもな？と勝手に思っておりましたが、その辺りは普通に商品を取っている時だけでよかったみたいでした。時間帯的には比較的お客さんも少ない時間だったこともあって、特にトラブルもなく、きっかり30分で全てを済ますことができました。

オーケーストアでの買い物には、いつも車で行きます。我が家の車はコンパクトカーなのですが、そこに体の大きなアメリカ人が４名乗り込んだのにはちょっと笑ってしまいました。助手席にカメラマンが乗って僕を横から撮影してたのですが、シートを下げても狭いらしく必死になって体勢を作りながらでした。思わず「狭くてごめんね」と声をかけたら、ニッコリとしてサムアップしてくれたのでした。(写真は朝息子がカメラに興味を示した時のものです。このカメラを抱えて車の助手席に乗り込んだのです。)

つづく。