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「ドキュメンタリー映画」のドキュメント(3)

(写真は出産して1週間経った退院の日のものです)

オーディションもどきを経て、正式な依頼があり、家族にも許可をもらって、具体的なスケジュールの話になりました。これはこちらの1日、1週間のルーティンを話して、どのタイミングでどの程度の時間を撮影するか。さらには、僕が所属している「秘密結社主夫の友」の会合(我々は「秘密会議」と言ってますが)の撮影が出来たら……と言う要望まで来ました。そのことを主夫の友のメンバーに伝えると、こういったことに比較的「楽しめるメンバー」なのが幸い、せっかくなら合わせてやろう(撮影のためだけに集まったわけではなく、議題はあったのでタイミングを合わせただけですが)と言ってもらえました(笑)

撮影クルーの来日日程が2月の最終週に決まったと連絡があったのは、スカイプチャットから1週間後。2月26日に顔合わせと打ち合わせ。27日に丸1日の密着撮影(起床時から、子どもの寝かし付け時まで。)1日空いて3月1日に別撮りで3時間ほどのインタビュー。そして、先の「秘密会議」もメンバーと協議して3月1日の午前中に開催できることになり、インタビューはその後にすることで、その日も結果丸1日の撮影というスケジュールに。実は26日は僕は川崎市麻生区で午前中に講演があって、急いで帰宅しても14時くらいになる。そこから打ち合わせをして、16時半には息子を保育園に迎えに行かなきゃならない。結構バタバタ感があることがわかって、3日間は結構ハードで疲れそうだなぁ〜と感じてました。

撮影までの期間、先方からは次から次へのいろんな”要求”がありました。まずは1日密着するために、ルーティンの確認でした。これは基本我が家での撮影とはなるんですが、保育園の送り迎え、スーパーへの買い物、もしかしたら公園で遊ぶなど、様々なところでの撮影になるため、各所への「撮影許可」が必要になるためでした。スーパーも近所の3か所提示しました。以前のNHKの密着取材の際に、許可が下りるところと下りないところがあることを知っていたので、3つあればどれか許可が下りるだろう、と。
あとは保育園です。入り口で引き渡しするシーンが撮りたいと言うことは見えていましたが、当然他のお子さんや保護者さんもいる訳で、同じ時間帯に引き渡しがある保護者のみなさんにも許可を貰わなくてはいけません。(なるべくは映さないことは前提であっても、可能性は0ではないので)これらは僕の仕事ではないので(笑)コーディネーターの方にお任せし、NGが出るようなら撮影が無しになるだろうな〜と思ってました。……もっとも保育園の若い保育士さん2人はちょっとノリノリで(笑)朝と夕それぞれでどちらが「玄関先で対応するか」ジャンケンで決めてましたw

そして、なぜか「家族ムービーがあるなら、いろいろ欲しい」と言う要求がありました。と同時に家族写真もかなりの数を提供しました。僕は写真は撮るけど、親子3人が写っている写真ってなかなかなくて、さすがにアルバムや保存データをひっくり返して、なんとか年に2〜3枚撮ってるものを提出し、ムービーに至っては親バカ丸出しのものばかりで、当然こういうことがない限りは「家族内で楽しむもの」だと思うのですが、いくつか提供しました。もし使われたとして映画館のスクリーンに映し出されたら恥ずかしいかもしれないです(笑)

つづく

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