それぞれが人生の金メダリストなんだ
小学校に上がったばかりのみきは、ほかの子供たちが自分よりずっとできがいいと思うと、恐くてほかの子供たちの輪に入れずにいました。どうしてこう思うようになったかというと、みきは体育の時間の着替えがクラスで一番遅かったし、お絵かの時もいつもみんなとちがう絵を書くことが多く、先生にほめられたことがなかったからです。
ずっとお父さんやお母さんにもこの不安をうち明けることもできずにいました。
でもいつまでもこの不安を一人で抱え込むことができず、ついにお母さんにこの不安を打ち明けました