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【MINI車中泊旅 #4-5】レコメンドとは無縁の「旅時間」。予期せぬ出会い=ノイズを求めて。
あっという間に11月も中旬に差しかかって。「2022年はどんな年だった?」と、ちょっと早いけど、振り返ってみると。
「車中泊」を新たな旅の手段に。思い立ったらフラッと、ひとり気ままに、クルマで旅に出かけられるようになったことが、何よりの成長(?)だったように思います。
↓こちら↓のnoteでも綴っていますが、
線を結ぶように、自分のチカラで移動しながら「ひとり旅」をするのが根本的に好きなのだ、と。「自由に」「線を結ぶように旅する」こと。それを実現するために、クルマは格好の移動手段で、どこでも気ままに泊まれる車中泊は、「自由に」をさらに上げてくれる、今の自分にとって、かなり理にかなった旅のスタイルだな、と。今年も残り1カ月と半分ほどになった今、そんなことを思う次第です。
で、先週。文化の日の祝日を絡めて。今年5回目となる車中泊の旅に出かけました。じつは7月にも、今年4回目の車中泊の旅に出かけていたのですが。忙しさにかまけて、すっかり綴ることを失念しておりました。。
なので、備忘録的に7月の旅の回想から始めてみるとーー
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まずは、群馬県「道の駅 中山盆地」に向かい、豪雨の中で1泊。
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曇天とはいえ、翌朝には雨が上がって。
その昔、ブラジルとパラグアイの国境に位置する世界最大級のダム「イタイプダム」を見て。建造物としてのあまりの巨大さと、放水時の想像をはるかに超える迫力さに、「もしやイグアスの滝以上では?!」と思うほど、見事にヤられたダム好きとして。寄らずにはいられなかった「八ッ場ダム」へ。
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イタイプダムの迫力とは、もちろん違うものの。八ッ場ダムの建造物としての造形美に感動。
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嬬恋の、“いかにも”な風景の中を通って、
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長野県「道の駅 マルメロの駅ながと」で2泊目。
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最終日の3日目は、「マルメロの駅ながと」近くにあった「たまご屋キッチン」で美味い朝ごはんを食べてから、
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ゆっくり家路に向かうという、2泊3日の旅でした。
そして、先週。今年5回目となる車中泊の旅に出かけました。栃木から群馬へと走る、同じく2泊3日の旅。まず、東北道を北へ。
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宇都宮で、ご多分にもれず、餃子を食してから、
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「道の駅 うつのみや ろまんちっく村」で1泊。
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翌朝。車内でお腹を満たしてから、
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紅葉を愛でるには、ちょっと遅かったけれど。日光東照宮から、いろは坂を通って、中禅寺湖へ。
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竜頭ノ滝に寄って、
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戦場ヶ原あたりで雲行きが怪しくなってきて、
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金精峠周辺になると、結構な雪が降ってきました。
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雪と霧に包まれた、幻想的な雰囲気の「菅沼」「丸沼」を観賞しながら、徐々に標高が下がっていくと、天気はまた、秋晴れの様相に。
途中、好みのカフェを見つけて。小1時間程度、会社のMacBookを立ち上げて、急ぎの仕事をこなしてから、
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今晩の宿泊場所、群馬県にある「道の駅 川場田園プラザ」へ。
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近くの温泉に入った後。夕食は、群馬でしか味わえないという最高級ニジマス「ギンヒカリ」のなめろう丼と、地ビールのヴァイツェンをいただきました。
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11月で、比較的標高も高いエリアだからか。夜はだいぶ冷え込んで、明け方の車内は5℃くらいまで下がったものの。備えとして持参していた電気毛布が功を奏して。車中泊では珍しく、8時過ぎまで、ぐっすりと。
朝食は、川場村産のコシヒカリ「雪ほたか」で作ったおにぎりが自慢の「かわばんち」。
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たかが「おにぎり」されど「おにぎり」とは、まさにこのこと。想像以上に美味しくて、大満足の朝ごはんを食してから、帰路へ。
途中、何度か休憩を挟みながら、2泊3日の旅を終えました。
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こうして、2〜3カ月に一度のペースで、車中泊の旅を繰り返してきて。
また、ひとつ、思うことがあります。
旅は、「ここに行こう」「あそこに泊まろう」「アレを食べよう」… などなど、ある程度の事前計画を立てたうえで行動していきながら。でも、その過程では、実際のところ何が起こるかわからない。予定調和にいかない場面に出くわすことがある。
旅とは、わからないコト/モノを受け入れるプロセスであって、「旅=ノイズ」なのだ、と。2022年、そんな思いに、あらためて行き着きました。
日々の生活における、あらゆるコト/モノは、インターネットで導き出された結果で覆われている。知りたいこと。買いたいもの。食べたいもの。そのすべては、自分自身が検索=探し求めたもので、つまりは自分に合ったものだったりする。検索行為を積み重ねれば積み重ねるほど、検索結果の精度が上がり、さらに最適化されていく。
自分に最適化された、レコメンドの世界で生きている、毎日。
一方、「旅」という「非日常」の世界ではーー
予期せぬコト/モノとの出会いがある。
何の気なしに寄った「八ッ場ダム」に感動したり、
店構えに惹かれて立ち寄った蕎麦屋に舌鼓を打って、
最初は少し不安だった豪雨の中の車中泊、慣れてくると車のルーフを叩く雨音が心地よくなって、知らぬ間に寝落ちしていたり。
旅の途中で、急ぎ対応しないといけない仕事があって、MacBookを持って入ったカフェの店員さんが、ぼくの雰囲気を察知してくれたのか、静かな小部屋に案内してくれて「ごゆっくりどうぞ」と、思いがけない人の優しさに触れて嬉しくなったり。
それらすべては、言ってしまえば、偶然の出会い。検索という、自分の興味の範囲内で生きている毎日では起こり得ない、最適化とは無縁の、予期せぬ、新たな発見。
「旅」とは、「ノイズ」である。
価値観を広げてくれるのは、検索 → レコメンド → 最適化が導いてくれるコト/モノではなく、ノイズなのだと思う。旅に出て、予想外のノイズに遭遇し、その経験を日常の世界に還元する。大袈裟なようだけれど。ノイズがあってこそ、人間は成長するのだと思う。
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クルマは、小型のSUV。車中泊には不向きだけれど。思い立ったらフラッと、ひとり気ままに、どこにでも移動できる、狭いながらも「我が家」だったりするわけで。
その昔。1人用のドームテントを持って日本各地を回っていたときの、まさに、あの感じ。
さて。次はどこに行こうかな、と。地図帳で旅のルートを空想していた小中学生だった頃のように。50歳の今、Googleマップで画策しています。