KZ (Kotono Zigen)
これまで書いた詩をまとめています。 自分を癒すために書いています。
クリエイターの皆様の素晴らしい詩たち
今日見た空の模様は 喩え様がなかった わたくしの喜びも悪辣も 実体無き岩に付いた苔 信仰心でシャボン玉は飛んだ 空からは雪が降る 感情を乗せたミサイルなんて ありはしないのに 真実という幻想を信じて ばたばた走る ハリガネムシの呪い
二つの真逆の話を聞いて そのどちらか片方を強く信じてしまうのは わからないと言う概念が わからなくなってしまったからですか
空に向けてさっきはなった言葉は 第一宇宙速度を超えて 衛星になりました その言葉と次に私が出会うのは 宇宙に帰る時です
黄海から紅海まで 航海して後悔して 後悔を公開して 公開を後悔してる 後悔の航海の先で 号外を公開して 思考回路をこう書いて 整理の効果以上に 多幸怪 過去を迂回して現在へ逃げても 後悔は消えない 航海日誌は 後悔の詩 こうかい、ふこうかい
あたらしいことのはが生まれて 世界を割る境界線にかわる その線が あなたとわたしのあいだを 通ったら どうしよっか
工事現場で穴を掘る ここはしばらく通行止め バスは迂回します 見たことのない道を走って その先にはまた工事 ドライバーはハンドルを切ります 穴だらけの道をよけて 決まった目的地に向かって 私たちはバスに揺られています
経験から私が学んだのだとすると 私は私に経験が混ざり込んだ生き物になったとも言える アップデートされた私には 鎖がついていて 以前にした失敗の近くには 近寄れないようになっている 同じ失敗を繰り返すのは 愚かだ しかしそこに二度と近寄らない人生は 幸せなのだろうか 可能性はゼロですかと質問されれば 言い切るのが苦手な私は ゼロではないと思う と応える 未来のことは そこに行くまでわからない 鎖をどうすればいいのか わからないまま 時は進んでいく 私はまたひとつ経
亜威羽園王 彼鬼愚家後 砂姿図世礎 堕痴突点頭 名似奴音能 破緋巫兵墓 魔魅夢愛喪 夜結余 楽裏流烈路 和穏
焦がし エジプト 煮し インド 焼きし メソポタミア 冷やし 中華 冷やし中華ください
なつの はどう あせと なみだ ひざし きざし しつど まく まゆ こわれた でんたく かれた みどり ゆだる なべ あーめん まーめん らーめん
これええんとちゃうかな ギリ、ありやと思うねん しらんけどさ 雰囲気ええ感じやし 気分もええやろ ほんならまあ、アリやろ エエント・アリ メメントモリみたいにいうて アホかいな アホですわ 死んでも治りませんわ 去んでから考えますわ
脱ぎ捨てた服 もう着ないかな 蝉 柔いからだ コンビニで酎ハイ 蝉 うるさいなあ 酔ってんのか 蝉 地下で七年 地上ではすこし 蝉 いつまでも歌ってよ 蝉
コーヒーメーカーの ボタンを押したら 脳はカフェインに侵ってる 駅に入ったら 電車から降りてる 会社で仕事を始めたら 家でお風呂に入ってる 年が明ければ もう夏だった 加速する時 座禅を組み 釈迦の背を見る 色即絶空 空即絶色 おしゃかさま わたし なにしてましたっけ? 足を止めて 息のしかたを考える
髪は勝手に伸びて 爪も勝手に伸びて おなかは勝手に痛くなって 手足は勝手に元気で 脳細胞は 余計な思い出ばかり 勝手に送りつけてくる わたくしの 細胞それぞれは 別の生き物なので いうことをきいてくれないのです 多細胞生物を代表して 記しておきます わたくしたちは 命の集合体なので 全部合議制で やると決まればやりますが やらないことになったら やりませんので 細胞数十兆からなる国ですので 民主主義ですので しかたないことですので わたしという名のわたくしたちが
むかしはよかったのう ふじさんのうえで みんなで おにぎりをたべるのかと ほんとに おもえとったんじゃ いまは えんりょせんと いかんらしいのう わしにはようわからんのう わしがわかいときは みんないっしょだったのう かいしゃでもおっきいえんかいが いっぱいあったのう けっこんしきもいったのう いろいろあったが ええおもいでだったのう いろんなひととはなしたのう ひとりのほうが ええのかのう いやなもんとは はなしたくないかのう なんだか さびしいのう ほん
雨かしら しとしとわたし 窓を閉めて 絵を描こう 百枚の額に 描いたのは 全部わたし いろんな角度で いろんな表情の 幸せで不幸な 過去と未来 ポートレート 信念と信仰 心象風景 ここは美術館 モチーフは全部わたし 詩と詩とわたし