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2025/2/3週 週刊SEOニュースと感想~AIOのCTRへの影響、店舗の評価が検索結果に表示、など~
こんにちは。松下 聡太郎(@w55UMqzEVGqD7FP)です。
2月3日週の週刊SEOニュースです。「AIOの比較モード」「GoogleにAIモード搭載のテスト」や、「AIOのCTRへの影響」、「店舗の評価が検索結果に表示」などなど今週も盛りだくさんでした。特にAIO関連の動きが多かったですね。本格的に、検索の形が変わる1年になりそうだなと戦々恐々としています。
バックナンバーは下記からどうぞ↓
1.罵倒語を入れるとAIOが出なくなるtips
しょっぱなにくだらないニュースです。
「ファッキン」などの罵倒語を入れるとAIOが出なくなるとのこと。
おかしな概要もあり、アンチも多いAIOですが、これで表示できなくなるようです。
ちなみにこれ日本語でもできました。
罵倒語の「ファッキン」を検索ワードに入れると、AIOが発動しなくなるという記事を読んだので、日本語でも似たことをやってみました。イコールかどうか微妙ですが、確かに発動しなくなりました。 pic.twitter.com/rEFgAAj3j4
— 松下 聡太郎|コンテンツSEO (@w55UMqzEVGqD7FP) February 4, 2025
「SEOとは わかりやすく」と入れるとAIOが出ますが、「SEO とは クソわかりやすく」と入れると出なくなりました。だからなんだと言われると本当に何も言えないですが、一応共有です。
2.Google検索にAIモードを搭載するテスト?
新しい検索モード、「AIモード」をテストしているようです。こちらは社内限定でテストしており、一般では試せない模様。
検索モードのイメージは下記です。
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AI モードは、現在の検索結果では「十分に対応されていない」自由形式の質問や探索的な質問を対象としています。これには、検索にアドバイスや比較を求めるクエリや、フォローアップの質問を可能にするやり取りが含まれます。
概要に関して上記のように紹介されています。
日本だとFeloのインターフェイスがイメージと近いかもしれません。
いわゆるGoogleのチャットGPT化を象徴するようなテストですね。通常の検索結果のタブ切り替えでAIモードを選択できるようになるとのことで、今年中にリリースの可能性もあるみたいです。まずは先行してアメリカで実施になりそうですが、昨今のスピード感からして、すぐに日本でも実装きそうです。
3.AIOの比較モード
AIOで比較モードが始まってると聞いたので手元でも試してみました。想像以上に詳細な比較を出してくれて驚きです。これはちょっと……。本格導入されると比較系KWでAIOにシェア奪われていきそうです。 pic.twitter.com/qVZzyNIe0S
— 松下 聡太郎|コンテンツSEO (@w55UMqzEVGqD7FP) February 6, 2025
海外でAIOの比較モードが来ていると聞いたので手元でも確認しました。
「○○ VS ○○」で表示される機能のようで、項目ごとに整理して違いを解説くれます。
これかなり影響大きいなと思っていて、今後は比較記事がかなり厳しいことになるなと思いました。CVしやすいクエリの定番でもある比較KWは今後AIに取られていくかなと思いました。
記事を作って仲介料を取るビジネスモデルでは厳しいですね。逆にサービスそのものを提供するのであれば、プラスといえなくもない、でしょうか。
4.AIOのCTRへの影響に関してのレポートが発表される
AIOのCTRへの影響に関する調査レポートが公開されていました。
特に気になったのが、AIOはサイトからオーガニック流入を奪うか?という点です。
本調査ではそこについても言及がありました。
AIO が表示されるクエリでは、オーガニック CTR が前年比で 1.41% から 0.64% に急落しました。これは、AIO がユーザーの注目を独占し、オーガニック表示の機会を制限する可能性があることを浮き彫りにしています。
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今回の調査を見ると、半減以上のマイナスインパクトが出ています。
やはりAIOがサイトへのオーガニック流入を奪うというのは一定正しいと言えそうです。
5.「店舗の評価」が日本でも表示されるようになった?
https://x.com/w55UMqzEVGqD7FP/status/1887886957705109909
日本の検索結果でストアページの評価出るようになってたんですね。ここの評価はショッピングタブ内での上位表示化と相関があると海外では報告されていました。今後かなり重要になりそうです。 pic.twitter.com/XawXgrp0Pe
— 松下 聡太郎|コンテンツSEO (@w55UMqzEVGqD7FP) February 7, 2025
ECショップそのものへの評価について、海外では様々な展開がみられていました。こちら日本でも検索結果に表示されているのを初めてみました。
ここで表示されている評価は、Googleビジネスプロフィールなどのものとは違うものです。「Google store pages」というページにあるECショップそのものへの評価が表示されています。
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「Google store pages」について詳しくは下記ページでも解説しています。
今回通常検索でも表示されたことで、評価が低いストアはそれがずっと可視化されることになります。また評価が無料ショッピングタグのランキングに相関があるという報告もあります。今後も本格的に導入されていくと、注視していくべき指標になるかもしれません。
6.Googleビジネスプロフィールのレビューが削除されている?
Google removing reviews for your local business profile (a bug or a review purge?) - https://t.co/0ooZA1Yqbw
— Barry Schwartz (@rustybrick) February 7, 2025
Googleビジネスプロフィールのレビューが減っていっている減少が海外で確認されている模様です。人為的な削除なのか、バグなのかは不明です。
もしGoogleビジネスプロフィールを管理している場合は、口コミ数の推移をチェックしてみてもいいかもしれません。
8.AIOの出現率が18%で過去最高の勢い
As we get closer to Google's 'AI mode' rolling out, AI overview prevalence is now nearing 18% based on Ziptie data. That's highest I have seen it... Category-wise, looks like jobs, real estate, and food have jumped up recently. Interesting. pic.twitter.com/d4cat7KZ7J
— Glenn Gabe (@glenngabe) February 8, 2025
Ziptieのデータで見ると、AIOが展開されるクエリは18%に高まっており、過去最高の水準とポストされていました。
体感でもAIOの出現率は高まっていますし、出現率が高まっているのは納得。今後もさらに高まっていくんじゃないかなと個人的に思っています。
現在は0クリック領域などもともとクリック率の悪いクエリを狙ってテスト的に出していたようなので、今後はホットはトピックに対してもガンガンだしていくような流れもあり得るんじゃないでしょうか。
過去のニュースは下記からどうぞ
以上が2月3日週で気になったニュースです。GRCは引き続き不調です。AIO関連のニュースが多く、GoogleのチャットGPT化がどんどん進みますね。 確実に2025年は検索のあり方が変わっていくでしょう。 SEOも変わらざるを得ないと言えます。
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