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Googleのストアページ(store pages)とは?特徴やメリット、日本で評価を確認する方法について

Googleが一部地域で展開している「ストアページ(store pages)」というものをご存知ですか? 私は知りませんでした!
ECサイト運営者にかなり重要そうな機能なのですが、情報が少なくて難儀だったので現状をまとめました。更新情報あれば適宜このページを更新していきますのでぜひぜひブックマークを。



Googleストアページとは?

Googleストアページの例

Googleプラットフォーム上に存在するECサイトのURLや評判、概要などをまとめたハブページです。

GoogleビジネスプロフィールのECサイト版のようなもの」と考えてもらうとイメージに近いかもしれません。

Googleストアページの提供エリア

現時点では日本での提供はないようです。
Googleストアページのドキュメントの状況からアメリカなどの一部エリアでのみ展開されていると推察されます。

日本でGoogleストアページの評価を確認する方法

正式なローンチはされていないものの、各ECサイトのストアページは確認することができます。日本でもレビューの収集はあり、総合評価も確認できます。

日本のECサイトのストアページ例


確認する際には、下記URLの「yodobashi.com」の部分を調べたいECサイトのドメイン名に変更するだけです。

https://www.google.com/storepages?q=yodobashi.com&c=JP


Googleストアの基本的な機能

基本的な機能を見ていきます。
実際のストアページのURLは下記に記載しますので気になる方はこちらも一緒に。日本では展開されていないセクションもあるので、こちらも合わせて記載しておきます。

主要なセクションは下記です。

評価とレビュー
ビジネスアイデンティティ属性
ストアインサイトパネル


評価とレビュー

A business’ store rating is a score out of five. It’s based on a number of sources, including Google Customer Reviews and shopping reviews from supported review partners. Reviews from customers are available to read on the page.

Learn about store pages

評価とレビューは、その名の通り、ユーザーからのレビューの総合評価を表示している箇所です。レビューの出所はGoogleがプラットフォーム上で収集した独自のものです。
レビューに関しては今の所このページから投稿をすることができませんなのでGoogle検索でたまに表示されるレビュー依頼からしか、現在はレビューを投稿できない可能性があります。

ビジネスアイデンティティ属性

Important: Self-identification is optional and is currently only available to stores based in the United States.

Stores can tell you about the identity of their businesses with one or more identity attributes:

Black-owned
Latino-owned
Veteran-owned
Women-owned
Small business
To find the business identity attributes, check below the store’s description in the “Overview” tab.

Learn about store pages

現在はアメリカでしか表示されないセクションとのことです。日本では確認できませんでした。
「女性経営」「ラテン系経営」など自社の属性を設定できるみたいです。例で出されている属性は日本だとあまり馴染みのないものが並んでいますが。日本だと「女性活躍!」「SDGs推進!」とかになるんでしょうか。

どちらにせよ、伝えたい企業の属性をこちらで設定して示せるようにするような機能のようです。

ストアインサイトパネル(分析パネル)

こちらも日本では確認ができませんでした。なので海外の方が投稿していたキャプチャを紹介します。

https://www.180marketing.com/google-shopping-ranking-factors/


配送」、「返品」、「価格」、「支払いオプション」、「ウェブサイトの品質」の5つの項目で五段階の評価を受けるようです。
五段階評価については以下で列挙します👇

  • 優秀: 企業はその分野で最高レベルにあります。

  • 素晴らしい: ビジネスは平均をはるかに上回っています。

  • 良い: ビジネスは中間に位置します。

  • 普通: ビジネスは平均以下です。

  • 低: ビジネスは平均を大きく下回っています。


ここの5つの項目はGoogleショッピングの無料枠のランキング要因に大きく影響しているという報告があります。ここの5項目は総合評価と同等の注意が必要です。

このビジネスの動画


トレンド商品リスト


優良ショップ(トップクオリティストア)について


優良ショップバッジの表示例


レビューの高いECサイトには「優良ショップ」のバッジがつくようになります。
Googleクロームから直接ECサイトの評価を確認できるテストをしていますし、自分で高品質バッジを出すこともできます。

画像の表示は下記URLから確認できます。


優良ストアに関する公式情報は下記でまとめられています👇


Googleストアページに何か対策は必要か?強化のメリットと必要性について

日本での本格的なローンチが起きた場合は、対策は重要になると思っています。とはいえ、レビューやその他5項目の強化は一朝一夕でできるものではありません。そのため特別にGoogleストアページに何かするというわけではなく、地道に顧客満足度を改善していく全社的な取り組みになっていくでしょう。

少し話がそれました。Googleストアページが重要になる理由は主に下記2点です。それぞれ詳しく紹介します。

  • Googleショッピングのランキング要因で順位改善が見込める

  • CVRに影響する可能性が高い


Googleショッピングのランキング要因

ストアページでの評価はGoogleショッピングでの上位表示に影響するという報告があります。つまりGoogleストアページの評価が下がれば、全商品の順位に悪影響を及ぼす可能性があるということです。

商品詳細ページというのは、どのECサイトでもパフォーマンスの高いページ群です。そのためここの順位が改善され露出が増える施策というのは、最もインパクトする可能性が高い施策といえます。
個人的には、優先度の高い事項として、何か対策ができないかを検討進めたいですね。

CVRに影響する可能性が高い

Googleでアクセスしていれば、いつでもストア評価を確認できる機能が実験されています。また高評価バッジをストアに表示させる機能もテストされています。
以上のことから、この機能が本格的に導入されると新規ユーザーにも「高評価を受けたECサイトなのかどうか?」はすぐにわかります。あまり評価が芳しくなければ、サイト全体のCVRに直結するでしょう。評価が低いストアにクレジットカード残したり、購入したりするのは単純に嫌です。

本格的な導入が来れば、ここの評価は全てのECサイトで気にする必要が出てくると考えています。
逆に高評価を獲得できれば、CVの後押しにつながるでしょう。メリットとデメリットどちらも大きい機能と言えそうです。


Googleストアページの日本での展開がくるかドキドキですね

現状でわかる範囲だけ、海外でテストされているGoogleストアページについてまとめました。日本でもすでにレビューの収集をしているため、「日本での展開も近い将来なのでは?」と個人的に思っています。
今後も何か動きがあれば、このページは更新していきますので、ぜひブックマークお願いいたします・・・!


ページの更新履歴

2025/1/19現在 なし


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