千里

東京から森の京都に移住して、十数年。心を込めたイラストと共に、憧れの田舎暮らしと子育てのこと、河童を見た者として生前テレビや書籍の取材に快く応じてきた、ばっちゃんの名に懸けて、ゆるゆるとライフワークにしている河童の研究のことなど溢れる思いを書き記します。

千里

東京から森の京都に移住して、十数年。心を込めたイラストと共に、憧れの田舎暮らしと子育てのこと、河童を見た者として生前テレビや書籍の取材に快く応じてきた、ばっちゃんの名に懸けて、ゆるゆるとライフワークにしている河童の研究のことなど溢れる思いを書き記します。

最近の記事

今日の収穫。メロン、ミニトマト、オクラ、ナス、きゅうり。夏野菜ともそろそろお別れ。今まで通りの農業のやり方ではいけないなと真剣に変化を促される酷暑の夏でした。人間も自然も持続可能な農業を現実的に考えていきます。

    • おばあちゃんは千の風になって

      前回、私のおばあちゃんが河童を見た者としてテレビに出演した時の話を書きました。 この放送を見た数時間後に起きた不思議な出来事についても書きたいと思います。 夫と子供が寝静まった時間、私はジェラシックパークの続編映画を見ながらひとり台所で明日の朝用にコーヒー豆を挽いていました。 すると… 「あっははっははっ!」 突然、おなかを押すと鳴る赤ちゃんのぬいぐるみがひとりでに笑い出しました。 「!!」 びっくりしました。かなり強めに押さないと鳴らないはずなのに…最初は誤作動かなと思

      • 忘れたくないおばあちゃんと河童の記憶

        夏が終わる前にちょっと涼しくなる話をしておこうと思います。 3年前のことです。実家の母から電話がありました。聞けばNHKのBSで9年も前に放送された、おばあちゃんが出演している番組が再編集されてまた放送されるとのこと。 「新日本風土記」という日本各地の郷土を情緒豊かに映し出す番組で、この回は日本各地に伝わる妖怪の伝説や目撃証言を特集していました。 おばあちゃんは岩手県で河童を見た者の一人として、当時の様子を淡々と語っていました。 当のおばあちゃんはこの再放送の2年程前にすで

        • シンプルなおもてなし。京都タワー

          京都の山間地に引っ越してから11年が経って、この夏、はじめて京都タワーに上りました。 ちょうど東京から母が来たので、お迎えがてら家族で行ってみようということになったのです。 京都駅構内から出るとすぐに迎えてくれる、京の街を照らす灯台をイメージしたすっきりシンプルなフォルム。さて中はどんな風になっているのでしょうか? 京都タワーはもったいないなと思うくらい商売っ気がなく、内装もシンプルです。でもちゃんと京都の観光名所を多言語で案内するタッチパネルも用意されていました。 ゴール

        • 今日の収穫。メロン、ミニトマト、オクラ、ナス、きゅうり。夏野菜ともそろそろお別れ。今まで通りの農業のやり方ではいけないなと真剣に変化を促される酷暑の夏でした。人間も自然も持続可能な農業を現実的に考えていきます。

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        • シンプルなおもてなし。京都タワー

          昨晩の美しい満月。

          昨晩の美しい満月。

          私より毛深い女性を見たことがない

          子供の頃から、夏が来ると私の頭の中はムダ毛処理とプールを休む口実作りでパンパンだった。 温泉やプールに行く度に、他の人の体を観察してみたけど、40年生きていて私より毛深い女性をいまだかつて見たことがない。 自分の毛深さを自覚したのは小学校二、三年生の頃だったと思う。他の子より濃いすね毛がちょっと恥ずかしいと思い始めた。 四年生になってアンダーヘアが生えてくると、深刻度は一気に増す。 ただでさえ泳げないのにますますプールの授業が憂鬱になってきた。 プールから上がる際は必ずち

          私より毛深い女性を見たことがない

          今朝、とてもいいことが。目の不自由なおじいさんを道案内していたら、朝市にたどり着きました。黄色パワー全開のマクワウリと祇園祭に欠かせないヒオウギを安く購入!極めつけは朝市のおばちゃん達と談笑する、おじいさんの笑顔☺️まさにありがたき仕合わせ✨

          今朝、とてもいいことが。目の不自由なおじいさんを道案内していたら、朝市にたどり着きました。黄色パワー全開のマクワウリと祇園祭に欠かせないヒオウギを安く購入!極めつけは朝市のおばちゃん達と談笑する、おじいさんの笑顔☺️まさにありがたき仕合わせ✨

          代弁してくれてありがとうと思った漫画

          いづれコミックエッセーのような形でゆるく、それでいて人の心に優しく響くように描きたいと思っていたテーマがあります。 けれどもデリケートなテーマだけに表現方法がまとまらずグズグズしていた時、私が描こうと思っていたものに絵も言葉も近いコミックエッセーをnoteの創作大賞2023応募作品の中から見つけました。 その作品がこちらです。 私には双子の姉がいるのですが、よっちゃんと同じく統合失調症です。 3、4年前、姉が精神病棟に入院したと母から連絡がきた時のショックは大きく、おなか

          代弁してくれてありがとうと思った漫画

          今日の収穫🍀ツルムラサキ、オクラ、ナス、コーン、にんじん、ズッキーニ…

          今日の収穫🍀ツルムラサキ、オクラ、ナス、コーン、にんじん、ズッキーニ…

          お仕舞い

          昨日、5年間務めたパート先を退職しました。 後悔もさみしさも特にありませんが、若かりし頃のような終わりの爽快感が感じられないのは、家族をもって責任ある立場になった為かもしれません。 収入源がひとつなくなるのは、少し心もとないですね。 農業をしようと思って、東京を離れ、京都の山間地へ移住し10年以上が経ちました。 その間、思った以上に農業以外のことに気力と体力を使ってきましたが今一度、原点に立ち返り、夫とどんな農業ができるのか、まずはやってみようと思います。これからどんな生活

          お仕舞い

          東京OL、農家への道のり3

          午前中は地味に、臭い汚水マスの掃除に励み、午後は鍼灸の施術を受けに行き、帰りに京都府亀岡市の出雲大神宮で縁結びの祈願をしました。 縁結びは縁結びでも、仕事や人脈の縁結びです。 一か月前に、5年間パートで務めた職場を去る決意をし、来週がついに仕事納めとなります。 新規就農したときに、周りの農家さんに奥さんはよそで仕事をした方がいいとアドバイスをいただき、自分でも納得して最初は福祉事務所でパート勤めをしてきましたが、慣れない土地で慣れない言葉の中で慣れない仕事をしているうちに、

          東京OL、農家への道のり3

          場面緘黙の少女がオバサンになったら

          noteをなるべく投稿し続けたいと思っていたのに、前の投稿からだいぶ日が経ってしまった。「書きたいこと」がたくさんあるのに、その前に「書かなくてはいけないこと」が怒涛のようにありすぎて、書く時間とエネルギーがすっかり枯渇していた。 私は今、地域委員をしている。娘の通う小学校と住んでいる地域をつなぐパイプのような役員で、最近は私の住んでいる地域の子供会のグループラインに連絡事項を送ったり、役員同士で意見の交換をしたりと、とにかくライン、ライン、ライン、電話、電話、電話の日々だ

          場面緘黙の少女がオバサンになったら

          「下手でもいいから、発表しなよ」その一言に背中をおされて

          今日は6月30日、夏越しの大祓の日。 私はこの行事を京都に来て初めて知りました。 東京にいるときは一切知らなかったのですが、半年の穢れを払うこの行事がいまや私にとって、とても大事なものになっています。 今日は南丹市にある生身天満宮さんにお参りに行ってきました。 ここではこの日に敷地内でマルシェがあり、すてきな雑貨、おいしい食べ物、感情を揺さぶる音楽が聴けます。 コロナ禍で中断されていたり、私や子供の体調が悪くて行けない数年があったので、今日ここにこれた喜びと健康に感謝しまし

          「下手でもいいから、発表しなよ」その一言に背中をおされて

          野菜の袋詰めで仲直り

           別に喧嘩をしたわけではないんです。ただ何となく最近、夫とコミュニケーションがうまく取れていない感じがありました。何とか話すきっかけを作ろうとするのですが、取り合ってもらえない感覚。  ひとつ前の記事に、地域の神社掃除の後にお参りをして、農業を頑張ってる夫が報われるようお祈りをしたことを書いたのですが、陰で祈るだけでなく、これはちゃんと言葉に出すべきではないかと直感で思いました。  昨日はうまくしゃべれなかったので、今日は久しぶりに野菜の袋詰めをして、行動でやる気を示そう、

          野菜の袋詰めで仲直り

          東京OL、農家への道のり2

          今朝は地域の神社の馬場の掃除がありました。私は何気にこういった地域の人が集まる掃除が好きです。 面倒臭いしお金にはならないですが、地域に住んでいる人と、わざわざ電話やラインで連絡をとることなく自然な成り行きでコミュニケーションをとれるこの機会は移住者にとって重要です。 掃除の後に、神社で農業を頑張っている夫の苦労が報われますようにとお祈りして、爽やかな汗をまとって帰りました。

          東京OL、農家への道のり2

          思わず描きたくなるお顔

          別にファンではなかったのですが、朝ドラ「らんまん」で植物学者・槙野万太郎の従者・竹雄を演じる志尊淳さんの洋服で正装してのご帰還がとても絵になっていてついつい描きたくなりました。 ファンの方がいたらすみません・・・

          思わず描きたくなるお顔