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私が退職して手に入れた3つのもの

 コロナで世界中が大混乱になったり、新しい働き方や生き方が確立されてきたり、とにかく歴史の教科書にいつか必ず乗るであろう2020年。その年の瀬に私は14年7カ月お世話になった会社を退職して、1月からプー太郎もといフリーランスとなった。(響きの美しさは大切なので、ここからはフリーランスで統一したい)

 今回はnote初登場なので、表題の通り私が退職してから変わったというか、心底良かった~と思う事3点をご紹介して、もし今の会社に閉塞感を感じていたり、コロナ不況で臨む仕事に中々つけない方がいたら、ぜひ参考にして頂きたい。ちなみに現時点で明確な収入源は太陽光発電のみ(笑)。詳しくはプロフィールを拝読して頂くと大変ありがたい。



手に入れたもの①-汚い言葉を聞かなくてすむ

 私はサラリーマン生活26年近くになるが(ちなみに転職歴は1回、仕事はず~っとパチンコチェーン店)、やっぱり会社でストレスがたまる一番の要因は悪口・陰口・罵声等々の「汚い言葉」だと思う。

 どんなに休日にリラックスしようと、自然と戯れても、気の合う友人と遊んでも、もしくは自己啓発の為に読書に没頭しても、コストコで鶏むね肉10kgを買って一昼夜ビンで叩いて柔らかくしても(心の病気?)、翌日というかその日の夜に(パチンコ店はスロットの設定調整等がある為、管理職は基本毎晩出勤するのである)、アホな上司のパワハラや寒いギャグや、幹部の悪口や店舗スタッフの悪口をシャワーのごとく浴びてしまえば、休日に貯めたHPなんて一瞬で消し飛んでしまう。


 それにしてもなんで、会社の人達って人の陰口ばっかり皆で言ってたのだろう?そういう人達のプライベートを時折垣間見る機会もあったが、そういう時は至って温厚な良き父であり母、もしくは孝行息子(娘)なのだ。

 勿論影口悪口は密の味で、てっとり早く場を盛り上がるし、言ってる本人も悪を断罪してるみたいで気持ちいいのは良くわかる。
 でもそれを差っ引いても、前の会社は陰口多すぎだったな。まるで国民の三大義務が「納税・教育・陰口」かのようにネガティブキャンペーンに勤しんでいた。
 いや言うて私も相当酷いものだったが、やっぱり自己嫌悪に陥ってしまうし、結果としてそういう事で盛り上がってしまった日の仕事の生産性のなさは酷いものだった。

やはりそういう
「俺今停滞してるなー」とか
「こいつら人の悪口以外に会話のネタねーのか」
みたいな自己嫌悪や焦燥感から心底脱出したいなら、環境を変えるのが一番。ていうかもうそれ以外ないと思う。

 実際そういうネガティブオーラを放ってる人がいなくなったら、本当に心が落ち着いた。勿論資金繰りとか今後太陽光発電以外の収入目途が立っていないので(パチンコはさすがに目途とは言えない)不安もいっぱいなのだが、それ以上に手に入れた心の安寧の方が数十倍大きい。毎晩本当にぐっすり眠れるようになったし、顔色も見る見る良くなっていった。この先どんな結末になろうとも、少なくともこんな穏やかな日常を手に入れられただけでも、フリーランスになった価値は十分あったと思う。


 こんな私だが、サラリーマン時代の嘆きと本っ当にしょうもないギャグ多め、時々まともな事を言ってる(つもり)のブログを約2年前から書き溜めている。これが私の何よりのプロフィールとなるので、ヒマ死しそうなほど暇な時に拝読して頂きたい。



手に入れたもの②-失敗できる自由

 なんのこっちゃと思うかもしれないが、失敗できるって本当に素晴らしい。全て自己責任なのだからそりゃそうか。会社はどうしたって成功を喜ぶよりは、失敗を非難する世界だから、そう簡単に失敗はできない。
 ネガティブな経験というのはポジティブな経験より心に残りやすく、ビジネスの世界ではネガ対ポジの比率が6対1で人の記憶に残るそうだ。つまり仕事で1回ミスを犯したら、それを埋め合わせるのに6回の成功が必要という事になる。

 これは大変とかいう次元ではなく、最早無理ゲーだ。それに加えてパチンコ業界は元より超閉鎖的業界なので(だから未だにゲーム業界も殆ど参入できないし、オンラインパチンコも全く進まない)、そりゃあ人の足引っ張って失敗を誘発した方が、賢い生き方だわな。

 そうなるとだ。一日の大半のエネルギーを「得点」より「失点」しない事に注力する生き方に自然となってしまうのだ。サッカーで言えばキックオフの笛と同時に11人全員でボールの上に覆い被さって、どんなにブーイングを浴びようとも90分間そのまま微動だにしない戦略みたいなもんだ。
※個人的にはいつかどこかのチームが一回やってくれないか期待しているが(笑)

 そんな失敗もしなけりゃ成功もしない世界。
「周りや上司・先輩に何言われるか分かったもんじゃない」
「これまでそういう事例はなかったから」
な~んて言って、新しい意見やちょっともめそうな話はとことん避けていく。そうやって成功も失敗も敬遠している内に「なんの経験もないいい歳こいたおっさん」のできあがりだ。

 少なくともそういう世界からは脱出できたと思ってる。会社の枠から抜け出せば、沢山失敗もするだろうし成功もたまにするかもしれない。いずれにしても「なんの経験もないいい歳こいたおっさん」から「ちょっとは世の中を知ってるブサイクなおっさん」にちょっとだけレベルアップの一歩を踏み出せたのではないだろうか誰がブサイクじゃ!!※食い気味ツッコミ



手に入れたもの③-時間

 個人的にはこれが一番大きな享受だと思っている。
会社を辞めるときには両親や上司やその他様々な方からアドバイスを頂いた。その中で一番多かったのは「失敗したらどうするの?」というお話だったが、現時点では杞憂だと思ってる。

 そもそも失敗は上述の通り、経験体験の一つだから別に悪いことでもなんでもない。そして自分の為の時間が24時間になった事で本当に大きく変わったのは、「駄目だったらまたやり直せばいいや。時間は無限にあるんだから」と思えるようになった点だ。

 26年間サラリーマン生活をしている内に、時間を奪われる事にすっかり鈍感になっていたというのを最近思い知らされる。何をやるにしても「時間がない」が自分の中の合言葉だった。
 休日に実際に時間があったとしても、
「今日の夜はあの人にメール送って、上司にあれとこれを確認して、あっ、言い方間違えるとまた機嫌悪くなるから言い方に気をつけないと」
みたいな、結局他人に時間を奪われっぱなしだったのだ。そういう人って他にもいっぱいいると思うんだけど、実際どうなんだろう。

 今年に入ってからそういう「他人や会社に奪われる時間」が一切なくなった。元旦に太陽光の雪かき一日中やってても、文章作るために色々文献読み漁っても、猛吹雪の行きたくもない日にパチンコ行って結果を検証しても(これにはある計画があるので後日詳しく紹介したい)、ガチのマジで「た~のし~!!」しかない。まあその内金が無くなってきたらそんな事言ってられないのだろうが。


 それでも全部自己責任で、時間の使い方も全部自己責任というのは、強がりでもなんでもなく「楽しい」しかない。
 もし毎日が鬱屈していたり、心が疲れ切っている方がいるのであれば、それは120%「自分の時間がない」事が原因だ。これはつい最近まで心が闇落ちする寸前だった筆者が言っているので間違いない。「家族もいるのに退職なんて大それたことできない」なんて思う方も多いと思うが、もし本当に心が疲弊しきっているのなら、まずは家族に相談する事をおすすめしたい。

 もしそこで「あんたが辞めたらどうやって子供育てていくのよ、このバカ・アホ・クズ・オタンコナス・ベイスターズ倉本の守備!!」みたいな、車椅子から立ち上がれないクララをオーバーキルするハイジのように責め立ててくるような家族だったら、その家族こそが一番あなたの時間を奪ってる真犯人だってわかるというものだ(笑)。

 時間を作るために様々なライフハックを本当に色々試してきた。一定の効果はあったが、今回の環境の変化の1000分の1くらいだ。とにかく私は思い知らされた。もし現状が最悪だった場合、大なり小なりその人ができる限りで良いので、環境を変える事こそ最強のライフハックなのだ。


最後に

 という訳でとりとめもない話を3000文字超もしてしまったが、最後までお付き合い頂いて感謝の限りです。今後は上述したブログと併用して、noteも活用していきたいのだが、基本的にはnoteは自分の思った事、経験した事を主観100%で垂れ流す雑記形式。ブログはある程度のエビデンスを用いてライフハック的な事を書いていきたいと思う。
 そして根幹はふざけた人間なので、いついかなる時も「ふすっ(鼻で笑うよりはちょっと面白いレベル)」の笑いは忘れない記事を書いていきたい。
やっぱり人生のいついかなる時も、笑いを忘れずにいられる人間でいたいから。

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ぐり@フリーランスサバイバル日記更新中
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