私は半年で未経験エンジニア転職しました。
こんにちは、midoriです。今回は、自分が達成した未経験エンジニア転職についてお話ししたいと思います。
先にあらかたの結論から申し上げますと、私の転職にかかった総合的な期間は約半年でした。働きながらの転職です。そして、実際に転職活動をした期間は1か月でした。5か月間はプログラミングの基礎的な知識や技能を身につける期間にあてました。これを長いと捉えるか短いと捉えるかは人それぞれですが、一個人の実体験と考え少しでもエンジニアになりたい方の参考になればと思います。
1.簡単な自己紹介
自分はただいま25歳のごく普通な男です。埼玉にある大学を卒業後1年間フリーター、その後1年間をほかの大学のコースに通ったのち航空自衛隊に入隊しました。そして、航空自衛隊に1年半ほど勤めた後にエンジニアへ転職しました。
今までにエンジニア経験というのはなく大学も完全に文系だったので、まさか自分がエンジニアになるとはなぁというのが今の感情です。
ではなぜエンジニアになったのか。自分はある日、何か新しいことを始めてみたいと思ったときに家族がみんなPCを使った仕事をしていたり、祖父がかなり動画編集が好きといった家庭で過ごしていたこともあり、ITに興味を持ち始めました。そこで出会ったのがプログラミングでした。
はじめはドットインストールやプロゲートでプログラミングがどんなものかを学習して、自分が書いたコードで画面の挙動が変わったり、色々なことができることがとても楽しく感じました。割とありがちな理由ですね。
自分は、楽しいと思ったことを続けたり極めたりすることがすごく好きなため、イマドキなプログラミングをしっかりと学んで職業のひとつとしてみたいなと感じ、エンジニアになろうと決意しました。
2.航空自衛隊で働きながらプログラミング学習
当時、自分は航空自衛官でした。何をしてたか詳しいことは書けませんが、航空と付くくらいなので航空機に携わる仕事をしていました(笑)。しかし、航空自衛隊には入りたくて入ったというよりは就活に失敗して仕方なく入ったという感じでしたので、転職すること自体に全くの抵抗がありませんでした。今の時代、終身雇用は当たり前ではなくなってきいましたし、自分の割と飽きっぽい性格もあったので、転職すると決意した時にはすぐに行動に移すことができました。
転職するにあたって、まずはプログラミングの基礎的な知識と技能を身につけること、そして転職活動に充てるための時間の捻出を重点的に意識しました。プログラミングに関しては、オンライン完結で学習を進めることができるCodeCampを選びました。
自衛隊の日々の業務時間は08:15~17:00。ですが、朝は睡眠時間や準備の関係で多くの時間を取ることはできないと考え、18:00~22:00の就寝時間までの4時間をどれだけプログラミングに割けるかで決まってくると考えました。自衛隊は22:00以降は消灯時間が存在するため、夜遅くまで起きて学習することがほぼほぼ不可能でした(たまにこっそりやったりもしてましたが)。
うまく夕食や洗濯、風呂、歯磨き等の順番を組み合わせてすべて1時間半以内に終わるようにし、終わった後はいつでもプログラミングが学習でき、22:00には寝ることができるような状態にしていました。なので、平日の学習時間は19:30~22:00までの2時間半。これを半年間毎日繰り返していました。もちろんうまくいかない日もありますが、9割がたはこんな生活でした。
休日は時間がたっぷりあるので、時間は特に決めずじっくりプログラミングを学習しました。せいぜい4時間ぐらいが集中力を持って学習でいる限度でしたが、だらだらやるより短期集中を意識して取り組みました。
3.そして転職活動へ
そして、約5か月ほどのCodeCampの過程を経て基本的な知識や技術を身につけた後、ついに転職活動に踏み出しました。
はじめは転職エージェントを利用して転職活動を始めましたが、書類選考が1つも通りませんでした。冒頭でも述べましたが、自分はエンジニアに関しては全くの未経験でこれといって実績もないため、企業から門前払いを受けているような感覚でした。
やはりエンジニアに未経験転職することは難しいのか、、、とかなりめげていましたが、このまま好きでもない航空自衛隊の仕事をずっと続ける人生だけは何があっても絶対避けたいという強い意志を思い出し、冷静になってうまくいかない原因を分析しました。
よくよく考えた時、自分は転職エージェントに企業とのやり取りをほぼほぼすべて丸投げしていたことに気が付きました。私の登録していた転職エージェントは、履歴書や職務経歴書を代行して書いてくれて、応募したい企業を伝えれば自動的に応募してくれるシステムでした。
しかし、これでは真に自分の魅力を企業に伝えることができているのかと考えた時に、自分の言葉でやり取りしている訳ではないため、没個性化しているのではないかと思い至りました。
また、あまりにも書類選考の時点で落ちているため不安でエージェントに相談をしたのにもかかわらず返信がないという冷たさも感じていたため、自分は転職エージェントを利用することをやめました。もちろんすべてのエージェントがこうである訳ではないのでそこらへんは悪しからず!
そこで自分が次に活用したのがGreenという転職アプリです。CodeCapmで勧められていたということと、企業と直接やり取りできたり、企業からのスカウトもあるという特徴があり、自分の求めていた転職スタイルにマッチしているなぁと感じたためGreenを選びました。
Greenを利用し自分の言葉で企業に対して応募し始めると、始めてから2日ほどで早速書類選考の通る会社が出てきました。あまりの早さにびっくりしたのと、やはり自分の考えは間違っていなかったのかもとその時は思いました。
また、転職エージェントの時は30社ほどに一気に応募という感じでしたが、自分はもともと一度に色々な会社の面接に行くことは避けたいと思っていたため、Greenでは同時に多くても3社に絞って応募し転職を進めることにしました。面接には少し自信があったことと、面接のたびに御社が第一志望ですと、悪い言い方をすると嘘をつくことがすごく嫌だったので…(笑)
また、数を絞ることによって1社に対してしっかりと向き合うことができるようになるため、企業研究の質を上げることもできました。
結果、たまたま第一志望だった会社が1番最初の面接だったことに加え、内定を無事いただくことができたため、私の転職活動は1か月で終わることになりました!
現在は、会社の研修期間が終わりお客様の現場に入って(自社がSES企業のため)、まずはテスト業務を行っているところです。しばらくしたら開発業務にも携われるため、少しずつですが頑張っていこうというところです。
4.今回の転職活動で学んだこと
以上が私の転職活動の流れでした。今回私が転職活動で学んだことは大きく3つです。
自信があるなら独学、ないならプログラミングスクールで手早く基礎を身につけ転職する
プログラミング学習も転職活動も短期集中で一気に取り組む
自分の想いを企業に伝えることを第一優先にする
ひとつずつ解説します。
4-1.自信があるなら独学、ないならプログラミングスクールで手早く基礎を身につけ転職する
私は周りにエンジニアの人が全くいない環境でした。家族はPCを仕事で使っていたとはいえエンジニアではなかったですし、動画編集をしている人はなぜか多かったのですがエンジニアは一人としていませんでした。そのためどうエンジニアになることが正解なのかもわからず、独学で学習を進めるにせよどこまでをどうやるといった道筋やフィードバックがないため、正しい知識を素早く身につけることは困難のように思えました。
そのため、少し高いと感じましたがプログラミングスクールを利用することにしました。選んだのは先ほども述べましたがCodeCampです。理由は、エンジニアになるうえで大切な自走力が一番身につけることができそうと感じたためです。
プログラミングスクールでの学習や転職は賛否が分かれるとは思いますが、自分は転職できるならどっちだっていいと思います。大切なのは結果ですから。また、プログラミングスクールで学習を進める際は自分が支払った金額以上の価値にするのは自分だと考えていたため、とにかくたくさんのことを学び、先生に多くの質問をしました。そのおかげできちんと実力を身につけることができ、結果的に転職が上手くいったのかなと思います。
どちらでもいいんです。自信があるなら独学、ないならプログラミングスクールで手早く基礎を身につけ転職しましょう、大切なのは結果です。
4-2.プログラミング学習も転職活動も短期集中で一気に取り組む
人間はだらだら先延ばしにしてしまう生き物です。転職したいと考えていても、そういった意思決定を繰り返しているうちに気づいたら数年経ってしまい、転職適齢期をどんどん逃してしまいます。
また、物事に取り組むにしても失敗するのが怖いからと慎重になりすぎると挫折率がどんどん高まります。以上のことを踏まえると、私は短期決戦でやるべきことに全力を注ぎこむことが大切だと考えます。
どうしたらプログラミングの基礎を短い期間でたくさん身につけられるかということを考えた時、私はプログラミングスクールを受講することと、なるべく多く触れる時間を作ることを考えました。また、どうしたら転職活動を早く終わらせることができるかを考えた時は、とにかく一転集中で企業研究し、志望している会社に一発で合格することを考えました。
もちろん考え方は人それぞれなので、私のやり方が正しいとは限りませんが、密度を濃くして短期集中で決め切ってしまうことの方が多少のリスクはあってもうまくいくと思います。
繰り返し述べますが、大切なのは結果です。結果が同じなら短期の方が時間がより多くなると思いますよ。
4-3.自分の想いを企業に伝えることを第一優先にする
今回私が転職で学んだ一番大切なことはこれだと思います。企業は、私たち未経験の人間をエンジニアとして中途採用することを考えた時、実力というよりはその人の意志や行動を持って判断すると私は考えました。これはプログラミングスクールを通して学んだことですが、プログラミングスクール受講生間の実力は多少の差はあるとしてもエンジニア全体で見た時には対して差はありません。つまり、数多の未経験エンジニア転職しようとしている人の実力差はほとんどないと考えることができます。だって未経験ですし。
そうなってくると、エンジニアに未経験転職するうえで大切なことはいかに自分の想いを企業に対して伝えることができるかということになってきます。全く同じ実力で意識が高い人と意識が低い人がいたら、採用されるのは間違いなく意識が高い人です。
もちろんある程度のプログラミング力を習得していることはとても大切なことですが、それよりも考えるべきことはいかに企業に未経験であってもっ採用したい人材と感じてもらえるかということです。
なので、書類選考の時点から企業に対して積極的にアプローチできるGreenを活用したり、なるべく応募する会社を少なくして会社一つ一つに向き合う時間を増やして面接に臨むように私はいたしました。応募した企業に合わせた文面で履歴書や職務経歴書の志望動機や自己PRを書き換えてみたり、面接の際にも企業が求めているものと自分の強みを一つでも多くマッチさせて、素直にきちんと志望している旨を伝えました。
だからこそ第一志望の会社に内定をいただくことができたのだと思います。また、しっかりと企業研究をして第一志望と決めた会社だったからこそ、内定をいただいた時点で転職活動をすぐに終わらせました。他の会社と比べる必要もないと思いました。しっかり比べたうえで第一志望にしたわけですから。
つまり何が言いたいかというと、「本当に自分はあなたの会社に入社したいんです!」という素直な気持ちや姿勢を積極的に伝えることができれば、転職活動は短い期間できちんと成功することができるということです。
5.これからの展望
途中にお話ししましたが、無事に転職することができ、この間研修が終わったためエンジニアとして現在初の案件業務に携わっています。ようやくスタート地点から一歩踏み出したなぁという感じです。
そんな私の最終的な目標は、フリーランスエンジニアとして自由を手にしつつ、エンジニア以外にもいくつか職業を身につけて複業フリーランスとなることです。叶えたい本当の夢を追いつつ、それと同じくらい好きなプログラミングでも働きたいのです。また、コロナを経験したことによって一つの職に固執してはいけないなぁと感じたことも大きいのかもしれません。
しかし、やはりそれにはお金がかかってきます。夢とお金というのは切っても切れない関係だということを、弱冠25歳の未熟者ではありますが嫌というほど経験してきました。会社に雇われの身である限りは、お金の呪縛から逃れることはできないと自分は考えています。だからこそまずはフリーランスエンジニアとなり、ある程度の実力と収入を身に付けたのちに真の夢も追っていきたいと考えております。最悪コケてもプログラミングが助けてくれる環境にしたいってことなんですけどね(笑)
まだまだ道半ばのしがない駆け出しエンジニアですが、たった一度きりの人生なので思い切っていろいろなことにチャレンジしていく所存です。頑張るぞ―。
以上です、閲覧ありがとうございました!
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おしまい