もっと気軽に写真を撮りたい X-S20
普段は、Sony α7RVと7SIIIで撮影の仕事をしてるフォトグラファー4年目のわたくしですが、もっと気軽に写真を撮っていきたいと思い見つけたのがFUJIFILMのX-S20。コンパクトで軽く、レンズ次第ではコートのポケットに入れられるサイズ。
α7RVを持つとガッツリ仕事モードに気合いが入ってしまい、ちょっと持ち出してお散歩フォトを撮りに行こうという気にはならない雰囲気あります。
(その様な気合いの入った撮影も嫌いでは無いですが。)
一方X-S20の方は、軽くて首からぶら下げても違和感がなく「今から撮影しまーす!」という気負いもなく気軽に構えてシャッターを押せるのが楽しいのです。
そして、何より現像をしなくて済むという事。フィルムシミュレーションと言うFUJIFILM独自の機能があって、フィルムを長年に渡り作ってきたメーカーならではの美しいカラーシミュレーションの数々。わたくしがよく使うのはクラシックネガのカラーグレーディング。フィルムの表現そのもので、自分の感覚にしっくり来ます。
仕事では、LAWファイルで撮影しLightroom ClassicやCapture Oneを使いデータの色調整をしっかり行って納品という作業がありますが、その作業をせずに撮って出しでそのままが美しいと言うのがありがたいです。
ちょっと色彩を比べてみる為に、身近なものを撮影してみました。
クラシックネガの方が、落ち着いたレトロな色彩。ノーマルでももちろん美しい色を表現してくれるX-S20。
クラシックネガの方は、映画の1シーンの様でノーマルとは世界観が違ってくる気がします。ノーマルも綺麗です、使い道によってはこれも良いですね。
ノーマルは緑色が鮮やかでこれはこれで綺麗な色彩ですが、クラシックネガは緑の鮮やかさは無く渋い感じの色彩で、それが逆に風景に深みを感じさせてくれます。フィルムシミュレーションは、少しコントラストが強くなるのか空の色がノーマルに比べて飛んでしまいますね。それも含めてフィルムライクです。
この様な感じで、フィルムシミュレーションは、お手軽に撮って出しでドラマティックな色彩を演出してくれます。
旅のスナップやストリートフォトには最適な、X -S20でこれからも色々撮影を楽しみたいと思います。
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