【Great Journey in South America 】15時間強のバス移動で標高3500mの街クスコへ
私たちは、ペルーの首都、リマからバスでナスカに移動し、あのナスカの地上絵を見た。
中学・高校時代、教科書でしか見たことない景色がそこには広がっていた。
この景色は一生忘れないと思う。
セスナに乗ってナスカの地上絵を見る。
そんな機会はまずないだろう。
頑張ってバイトしてお金を貯めた甲斐があった。
セスナに乗って初めて気づいたことは、小型機ほどとても揺れる。めちゃくちゃ酔った。酔いすぎて圧巻の景色であるナスカの地上絵への感動が薄れた。笑
でもやはりあんな大きい絵を紀元前に生きた人間が書いたとは、凄いものだ。。。
絵はどれもはっきりと残っていて、私の想像以上に大きかった。
ナスカという街は本当に小さい。
町の中心に広場があってお爺さん、お婆さんが昼間に黄昏ている。
子どもたちが走り回っている。
ペルー独特のクラクションがそこら中で鳴り響いている。
朝は、鶏のウザいほどの鳴き声で起こされる。
ナスカにあるものはそれぐらい。それが凄く良い。
ナスカから、南下していくと、いよいよあの、インカ文明の街に突入する。
私たちは、ナスカからバスで15時間かけて、マチュピチュに近い街、クスコに向かった。
バスは、大型バスで、リクライニングも最強。ペルーのバスはコスパがめちゃくちゃ良い。
私の隣の席は、地元の6人大家族が座っていた。子どもたちはまだまだ小さくて、横で父親が子どもを抱いて座っていた。夜中、夜泣きや、ぐずりで私は何回も起きた。
15時間以上のバス、更に標高を一気に3000m以上上げるわけだから、そりゃしんどいよな。正直、寝かせてくれぇ、とも思っていた。
しかし、夜が明け、朝になると、大家族全員の顔が見られ、横の父親と、拙いスペイン語でなんとなく会話した。
それだけでも、4人の子どもを持つ父親の人柄の良さが分かった。
「ああ、俺今旅してるわ。現地感ってこれだよなぁ。」
凄く旅をしている感覚がした。
そんなこんなで、クスコの街が近づいてきた。
標高3500mに街があるなんて信じられない。
私は3000m級の山には登ってきたが、3000m以上の街は初めてだ。
街に降り立ち、宿まで肺を慣らすのも兼ねて、40分ほど歩いた。
クスコという街は、マチュピチュが近いのもあり、かなりの観光地だった。
物価も上がり、観光客もたくさんいた。
夜でもこの明るさ。
ここ、クスコには日本人宿があり、そこに滞在することにした。
やはりどこの国の日本人宿に行っても曲者が揃っている。
これがまた楽しい。
1人旅の人たちの話を聞いてると、1人旅が恋しくなってきた。笑
私たちはマチュピチュに向かうためにバンの予約をしたりし、1人で来ていた旅人たちも一緒に行くことになった。
さぁ、あのマチュピチュ遺跡はもうすぐそこ。7時間のバンと、2時間半のトレッキングが待ち受けている。
ついにあの景色が見られる。
楽しみだ。