【Great Journey in South America】ラパス⇒オルーロ⇒ウユニへ
ワイナポトシ(6000m)を登りきった私達は、次の目的地ウユニ塩湖を目指した。
ラパスの街からバスでオルーロという街に向かう。
オルーロからウユニへは列車で行くことができるという情報を手に入れたため、オルーロまでひとまずバスで行くことにした。
オルーロは、南米三大カーニバルの一つが開催される都市である。
残念ながら私たちが行った期間は準備期間中で開催はされていなかった。
街自体は、ウユニ塩湖への拠点であるため、大きくもなく小さくもなく盛り上がっていた。
スペインの植民地時代の名残が見られる建物がたくさんあった。
(携帯が壊れてしまい、写真がほとんどございません…)
街を歩いていたが、
あまりにもやることがなかったため、たまにはカフェなるものに入って休憩でもするか、ということになった。
そういえば、旅人にはティータイムであったりカフェに行く習慣はない、と思っている。笑
3食の飯を食い、寝床で寝る。
次の目的地に移動する。
本当に必要最低限のことしかしない。
なぜならお金がかかるから。
酒とタバコは安いからとか言ってするアホなんだけどね。
ふらっと入ったカフェは、いわゆる日本の純喫茶的な感じで、地元の人が経営している場所だった。
地元の人が次から次へと出入りしていて、地元に愛されている場所だと感じた。
ここはボリビアだけど、建物はヨーロッパなので何故か本当にヨーロッパのカフェにいる気分であった。
早速注文。
客が食っていたプリンが気になりすぎて、
ラテとプリンを頼んだ。
プリンは自分でカラメルソースをかける形のもので、ラテもミルクとコーヒーを自分の好みで注いで作るものであった。
手作り感のある温かい味がして本当に美味しかった。
正直ボリビアの飯には本当に飽き飽きしていたから、心も腹も満たされた。
これでお値段230円というのだから、それはもう最高だった。
ここで友達と、大学卒業したらどうするとか、旅とは少し違う話をした記憶がある。
カフェに行くとやはりそういうオフ的な話をするよね。
やっぱりこういう時間大事だなと思った。
オルーロに宿は少ない。ドミトリーが無くて1人1500円ぐらいの宿に泊まった。朝飯がつくというものだからそれはそれはありがたい。
この日は夜飯を適当に食い(不味かった)、早々に寝た。
翌朝、普段食べられないレパートリーのある朝飯を頬張り、貴重な食料であるインスタントコーヒーとインスタントティーを鷲掴みバックパックにつめ宿を出た。
列車に乗るため駅まで歩く。
街は小さいけれど駅までは少し距離があった。
すると、通りがかりの若いにいちゃんとその仲間が私たちの顔を見て、「コロナ!」と叫んできた。
実はボリビアに来てから、コロナと言われる回数が多くなった。
ショックと怒りが湧いてくる。
ただ、この時は怒りが全面に出て、思わず私も叫んでしまった。
これが昨年の出来事だとは思えない。
世界は一年で大きく変わった。ボリビアの人たちも同じ状況なんだろうな。
そんなこんなで、駅につき電車を待つ。
そこで久しぶりに旅人に出会った。
イギリスから来ているという中年の方。
彼はエンジニアをしていて、中国を旅中に今の彼女に出会って中国をゴールにして今は旅をしているという。
よくいるよね旅中に出会って付き合うやつ。
エンジニアはどこにいても仕事ができるというもんだから、それはそれは羨ましいもんだ。
特にたわいも無い会話をしていると列車が到着した。
次々と観光客が乗ってくる。
この街に意外と人がいたようだ。
ていうか、この辺の標高も富士山並みだということを改めて知る。
列車からは山と湖がずっと広がっていた。
こういう時間は特に何も考えないのが1番なのだ。携帯も繋がらない、特に何もすることもない、そんな半日をこの列車で過ごした。
途中日記を書いたり、ブログ原稿を書いたり暇つぶしをしながら、ウユニを待つ。
この時間が私は1番好きだ。
社会人になって時間に追われる毎日。
空を見る余裕さえも失っている。
だからこうしてブログを書くと旅の記憶が蘇り、ワクワクする。
このワクワクの感覚を忘れないようにこれからも生きていきたい。
話がそれたが、出発して6〜8時間でウユニに到着。
ここで、分隊していた後輩に会う。
そしていよいよウユニ塩湖に行く。
ここからまた、色んなドラマがあるんだろうな。
また来週。