物語「GreatesT’rip Jum”V”oyage」01 okujyou jum'v'oyage『序』(壱)-1
人がうらやむような、すごい旅に出てみよう、なんて。
お昼の教室は騒がしい。騒がしさの元となっている人たちを観察しながら、気づいたことがある。
時間があったら聞いてほしい、大した話じゃないけれど。
大体クラスの人たちは、5〜6種類くらいのグループに分かれると思っている。もっとも、わたしの中学は共学なので、女子校、男子校の場合は分からないけれど。
まず、女子。教室の中央には、明るい健全優等生グループが輪を作る。集まり方も先生受けもきっちり、ばっちり。でも勉強だけで