毎週ショートショートnote【甘夏の肉離れ】
畑に植えた甘夏の新品種。毎年たくさん実をつけて収穫しなきゃと思いながら放置して、実がぽつぽつ落ち始める頃にようやく重い腰を上げて収穫するとこれが甘いのです。調べてみると木成り完熟という甘い実を育てる方法を実践していたらしく、実が熟すのに必要なエネルギーを作り出す酸っぱい成分のクエン酸が消費され、その分甘み成分が際立っていたのです。
酸っぱいものを食べて走ると記録が伸びるという実験もあったそうで、世の中、甘いと柔らかいが食べ物の誉め言葉になっていますが、昔はトマトもイチゴも酸っぱいのが定番でした。固い肉をかみ砕くから歯が丈夫になったし。酸っぱいも健康の源ですよね。
今年も食べきれない新品種の甘夏をおすそ分け。大量の甘いジャムになって戻ってきて冷凍庫に。毎朝、食パンに塗って食べてます。
あ~ん。(あっ!)
頬っぺたが肉離れ。しばらく食えん、酸不足かも。
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