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不登校から社会人になった僕に言わせてくれ #2

元・不登校の大人にインタビューしてみました〜。

経歴:
40代 会社員
小1〜中3の9年間 完全不登校
(年間0〜5日ほどの登校日数) 
高校は、全寮制の高校 (学校に行きづらい子を受け入れる学校)に進学。
その後、大学進学し、社会人となる。

1) なぜ不登校だったか
覚えていない。6人兄弟で、上の兄弟が家にいたから、家に居るのが当たり前だった。時々、学校に行くというかんじ。

中学の時は、覚えている。
中学生になり、このままではいけないと思い、中一で1〜2週間学校に通い、積極的にクラスメイト全員とコミュニケーションを取るようにしていた。
そしてある日、クラスの学級委員を決める時に、圧倒的に自分に票が集まった。
そのことで、担任の先生が激怒して、「どういうことや!なんで小学校行ってなかったやつに、学級委員に投票したんや!」と言われ、ギャン泣きして、心が折れた。そこから、また、行けなくなった。

2) 周りにしてほしかったこと
特になし

3)してほしくなかったこと
干渉してほしくなかった。ほっといて欲しかった。人の問いかけに答えるのがしんどい。「学校に来い」と言われるとか。

人と関わったり、会話をしなければいけないのもしんどい時があった。自分も過敏に反応してしまっていたし、人にどう思われているのかとか、人とのコミュニケーションへの怖さもあった。

4)言って欲しかった言葉
言葉じゃなくて、姿勢・スタンス。見守ってもらうスタンスは欲しい。

放置はしてもらいたくない、
干渉もしてもらいたくない。

でも、3歩引いたところで
見守ってほしい。


5)言われたくない言葉

「学校に行け」
「〜しなければならない」と強要される言葉

6)不登校時代の楽しかったこと
兄弟が多いのと、親が教師で家に生徒を連れてきていたので、色んな世代の人と話ができたこと。

7)不登校で意外と困らなかったこと
人と関わり
困ったことは、漢字が書けないのと、勉強のやり方。

8)「不登校はわがままだ」に一言
何も言うことはない。そもそも「不登校はわがままだ」という人と関わりたいとは思わない。「ピーマン嫌いなやつはワガママだ」と言われているようなもの。

人それぞれの環境がある。それが理解できない人とは、関わりたくない。

9)「将来どうするの?」に一言

意外とどうにでもなる。

その時に、将来を考えさせるのも、どうか?
僕も二十歳まで生きていられるか分からないと思った時期があった。明日が分からない子に、3年後・5年後の話をされてもな・‥と思う。

10)今、不登校の子に一言

今、色んな不安を感じているかもしれないけど、必ず、あなたの味方はいるということを信じて、時間を過ごしてください。


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