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とある挑戦を終えて

 こんにちは、星ノ舞です。
 先日、なんとなく立ち寄った公園で、ベンチに座ってぼんやり過ごしていました。黄金色に輝く日の光とセピア色をした芝生の色合いは、冬へゆっくりと、しかし着実に向かっていることを実感させられて、なんだかとても感傷的な気分になります。
 そんな素敵な気分に浸っているところ、鳩に襲撃をされました、怖い。威嚇あるいは宣戦布告とも捉えられるバサササッという羽音と共に空から登場してきました。小心者なので、鳩にベンチはお譲りしましたよ。


 ここ数カ月間、とある挑戦をしていました。そして、その挑戦が最近やっと終わりを迎えました。それと同時に日常のバタバタも収束を迎え始め、燃え尽き症候群でしょうか、ぼんやりとしています。とっても疲れたな。

 挑戦に対して、結果が出てほしいな、という欲はやっぱりあります、人間なので。
 それでも、一番に思うことは、

こんな自分でも、きちんと走り切ることができた。

という達成感。そして、久しぶりにちゃんと自分を信じてあげることができたな、という満足感でいっぱいです。それだけでも大収穫だなと思います。私の心たちも「次、どうする?!」とそわそわ。楽しかったよね。苦しかったけど。

 この世には、苦しみしかないです。生きている意味が分からないな、と自分を見失ってばかりです。理想を抱いてもそれを壊してくるのが現実だなあと年齢を重ねれば重ねるほど実感します。現実に飲み込まれるから自分を見失うのだろうな。嫌だな。心を美しく保つことができればいいのにな。
嗚呼、なんて汚い世の中だろう。

それでも、

そんな汚い世の中でも、理想の苦しみがある、と私は信じているのです。

 生きている以上、苦しみは呼んでもないのにやってきます。
でも、全ての苦しみに向き合わなくていいのかな、と。
というか、来る苦しみを選ぶ権利が我々にもあるわけで。苦しみしかないのであれば、選べばいい。この苦しみだったら、戦ってやってもいいかなという苦しみを見つけ出したいと強く思うのです。
 この挑戦を終えて、自分の「理想の苦しみ」をなんとなく見つけ出してきたような気がします。置かれた場所で咲くのも素敵だけれど、咲く場所を選ぶ権利はあるはずだ、と思う今日この頃です。
 星は、灯りは、ちゃんと自分の心の中にいつでもあると思います。雲に隠れていただけで、今もしっかりと光ってくれていたことを実感できた、そんな素敵な挑戦でした。

 そんな頑張った自分にご褒美を。
五反田のカフェ、usubane storeへ出掛けます。

いつものアイスコーヒーと今回は期間限定のアップルパイを注文しました。
私は今回アイスクリームをつけなかったのですが、追加料金を払ってアイスをつけることができるそうです。値段の確認は案の定、また忘れていますね、反省。


そろそろホットコーヒーに切り替えようかな

 シナモンの香りがふわりと口の中で解けて、レーズンがぷちっと口の中で弾けます。そんな個性豊かな仲間たちの中でもやさしく、それでもしっかりじゃくじゃくと自己を主張するあたたかい煮たりんご。主役は間違いなく君だ。
 りんごは私にとって、思い入れの強い果物です。
 私の父は青森の人なので、冬になると親戚の方からりんごが送られてきていました。夜ご飯の後にりんごがデザートで出るのです。喧嘩を防ぐためか、父はいつも切ったりんごを順番に配分してくれました。たまにその配分を忘れてしまうときがあって、そうすると姉が凄まじい勢いで私と弟に
「ちょっと待って、今あんたたち何個りんご食べたの。…数えてない?!なんで数えてないの!?今食べている分でいったんストップね。私が食べ終わるまで待って。」
と言います。執拗に「今何個食べたの?」と聞いてくるのです。りんごに限った話ではなく、いちごやぶどうでもこの現象が起きます。とはいえ、姉がいなければ多分無法地帯だったので、姉の行動は姉弟間の秩序を保つために必要なことだったのかもなあ。面倒臭かったけれど。
 この記事を読むであろう姉が自慢気に「私に感謝しろよ☆」と言ってくるのか、それとも怒るのか。どうですか、姉さん。

 そして、サクサクのパイ生地で気付くのです。

私、パイ食べるのが絶望的に下手くそだ。

 パイの綺麗な食べ方はいくつになっても分からない。パイ生地の土台部分が上手く切れず、パイを崩壊させる破壊者です。余すことなく、食べつくしたいのに、欠片がポロポロ、ポロポロと零れ落ちてしまいます。悔しい。
 器用に食べたい、でも上手く食べようとすればするほど上手くいかないので、開き直るのが一番かもしれませんね(食べ終わったあと、ナイフの存在に気付いて落ち込みました)。
 いつかパイを綺麗に食べられる人間になりたいです。パイを器用に食べることができれば、人生も器用に生きられるのでしょうか…。いや、パイの食べ方1つとっても迷ってばかりの人生なのでまだまだひよっこですね。精進します。

 今回はここまで。また、私のオチのない呟きに付き合っていただければとても嬉しいです。
 今は燃え尽きてしまっているけれど、頭の中は色々な感情に塗れて相変わらず騒がしい毎日です。しばらく自分の思うがままに自分を動かしてみようかなと思います。
 noteでもやってみたいことがあるので、心が動いたそのときにやってみようかなと思います。

それでは!

星ノ舞

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