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No.13 なぜ副産物を与えるのか?既存飼料との違い

題名の通りで、なぜ豚専用の飼料があるのに副産物を与えるのか?
栄養素は足りているのか?などなど、少し記載していきます。

養豚専用飼料

現在、養豚用の飼料は海外からの輸入品に頼らざる追えない状況です。
濃厚飼料という成長に必要なビタミンやアミノ酸、ミネラルなど必須の項目が入っており穀物など様々なものが入っております。

輸入自体、日本国としては必須項目になっており。
この土地が多い北海道などでも農業従事者が5%程度ということを考えると致し方ないと思っております。
しかし、為替や業者次第で値段が右往左往します。
それによって価格を調整しなければなりませんし、企業努力だけでは賄えない状況が起きております。

代用できる!と思った放牧養豚への挑戦

僕が住んでいる東川町は近隣市町村とも10〜20分程度走ったら違う町に行けます。
地元が釧路ということもあり、様々な道を通って地元へ帰ったり農家さんと話すこともあります。
その中で、住んでいる東川町もそうですが自宅で養豚していた農家さんの多さを知りました。なぜかブロック作りの低い建物が家に隣接しており、区分けされている。
そんなのを目にする度に疑問に思っておりました。
年に何頭か育て、屠殺し地域で分け合っていた話を耳にしました。
飼料は人間が食べ残した残飯や、野菜クズ、パンなど様々なものを与えており循環していたことを知った時。
時代は違えど、産業が活発になればなるほどどうしても副産物が出てしまう事。

東川町に照らし合わせたら、お米・農家さんが多いこと。
それによって副産物は出るんじゃないか?
地下水が故に企業が多い、製麺所もある。副産物が出るのではないか?と思ったのが最初で。

栄養素の面では、今年から獣医さんが監修して計算値を出してもらう事になっている。
このように専門家に助言をいただきながら豚に必要な栄養素を与えるほど副産物が豊富なのは土地柄もあり、隣に旭川という30万人が住む街があるのことが大きい。

北海道、東川町だからこそ輸入飼料に頼らない養豚ができると思いました。
大規模にすると、海外飼料を使わなければなりません。
何千頭もの飼料を副産物に変えるのは困難でかつ、費用がかかります。
小規模だからこそできるエサや環境にこだわって放牧豚をする方が僕にはあっているのではないか?と考えるようになった。

小規模農場の悩みは、加工場の問題でもある。
小規模が故に加工場の人材不足も重なり、加工依頼が難しいのもやってみて知った。

加工場はある!
養豚に関する飼料の問題もクリア!


くず米と近所のワイン工場からの搾りかす
なんとも
多品目の食事


答えは”やる”以外なかった。

そして、前回の場所から移転をしていく決意を固めて永続的に続けられる形と加工や生ハムなどに目が向いていった。

そこさえクリアできたら先は明るい。
きっと小規模農家が成り立つ目処や意義がここにあるのかもと考え出した。

考え出したら行動は早いタイプ。
また色々と壁は出てくるのです。笑

No.14 東川移転開業を決意。


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