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No.14 東川移転開業を決意。
題名の通りで、東旭川での初年度を試験的な一年と位置づけしており副産物の量、環境など様々な問題や課題などがあり自身が住む東川町へ移転を決意しました。
また”イチ”からの土地探し
新たに場所を移すのは結構な困難なのはわかってはいたが、ここまで時間を有するとは思っていなかった。
航空写真を見て考えていた問題は数点。
・熊の出没があまりないこと
・地下水が掘れて使える場所
・できれば砂利道ではなく、道路沿い
・家からのアクセス
・地域の協力(副産物、地域住民の理解)
・使用していない農地以外の売却してくれる土地
上記問題が頭をよぎった。
・熊の出没があまりないこと
これは電気柵などで対応できるかな?と思っている面もあるが、できる限り存在がない場所の方が勿論ですが、放牧的にも育て作業する場所である牧場には気配がないのが良いと思っていたから。
北海道独自の問題ですが、これは九州なら猪問題、東北ならツキノワグマ問題と一緒で共存というよりは共生しなければならない。ここの問題点はしっかりと考え対
策、人の気配など近隣に住んでいる方もいて安心材料が揃っていたこと。
・地下水が掘れて使える場所
水問題は家畜を行う方全員に当てはまると思います。
やはり、水が使えて飲み水として、家畜用の水として使用できるに越したことはないと以前の場所で感じたからです。
蛇口を捻って水が出る喜びと、東川町でやるなら地下水を利用して放牧豚をやりたいと強く思ったからです。
ミネラルウォーターにもなっている水ですので、生活用水としてもレベルの高さ。
地方に行った際に一番感じるポイントはやはり蛇口の水が美味しいという点。
ここは絶対に譲れなかったのですが、近くに家がありその方は9m掘ったら水が出た。水脈はこの辺りは走っているという条件は棚からぼた餅だった。
あとは地下水を掘り上げ、水質調査をするべく掘ります。
・できれば砂利道ではなく、道路沿い
道路沿いは何かと良い、電気も含めて電線があれば尚良いと思っておりました。生活するわけではないのですが地下水の汲み上げはポンプの動力は電気、マキタシリーズもハスクバーナーのシリーズもやはり今は充電池である。
なので今回は電気屋さんの先輩に頼んで、電気工事をしてもらった。
飼料用の副産物の運び入れや、移動も何かと養豚は多いので、砂利道ではなく道路沿いの方が何かと便利である。
今回はそのような道路沿いの土地。
農家さんばかりのところなので、そんなに交通量も多くないのがまたいい。
けど、たまに車は通る。そんな最適な土地。
・家からのアクセス
前回の場所は自宅から20分弱かかっていた。
この時間差は結構大変で、忘れ物ひとつ取りに行ったら1時間ほどロスしてしまう。毎日のことなので出勤は近い方がいいに越したことがない。
そう思ったから考えていた。
そして、何より住んでいる居住区でやりたかった。
その土地、水、副産物で育てるのがやはり心からやりたかった放牧豚の形であるのは違いなかった。
・地域の協力
近隣住民の理解や協力無くして今回のプロジェクトは成り立たないのはわかっていた。近隣に挨拶に行き、今後のビジョンを話させてもらいぜひこの土地でやらせていただけたらと一軒ずつ回った。
みなさん、協力的で好意的でした。
早速、近隣の方の力を借りて整地作業やこの先に待っている地下水掘りについてご協力いただいている。
本当に恵まれていると感じずにはいられなかった。
・使用していない農地以外の売却してくれる土地
東川町は米農家さんを中心に農地や国立公園になっている土地が多くて、農地や国の持ち物、さらには北海道の所有など複雑でこの土地が欲しい!じゃあ買います。とは簡単にいかないことはわかっていた。
今でもあの土地を買えたのは奇跡なんじゃないか?と思わずにはいられない。
何箇所かあったここ!という場所は調べると農地だったり、山林で価格帯が全然合わないこともあった。
実際に地図を見ながら回っていくにつれてやはりこの場所がいいな。
やるならこの場所!なんて思った場所がひょんなことからとんとん拍子で、地主さんと直接三回ほどお会いして色々とビジョンややる事を話し直接売買となった。
土地の話は次回、、
No.15 土地の話。へ続きます。