ユサワ

ユサワ

最近の記事

「バファリンP」

バファリン飛んでって カラスが現れた あなたが頭がおかしいって だから薬を飲むのだって 薬を無理やり飲まされて グールグール廻っていく ガーツガーツ進んでいく 話に接点がないからって それは文じゃないと怒る 話に接点がないからって それは詩じゃないと怒る 人は吹き飛ばされていく カラスも吹き飛ばされていく どうでもいいことまで どうでもいい人の心配まで 僕は頭の中でぐるぐると 廻って廻って廻りまくる 愛がなくても大切に出来る それはそうかなって思うんだ 愛がなにかわから

    • 「蛇」

      睨みつける 蛇のように 本当の優しさ知らずに睨む 誰がね悪いとか、誰がね良いとか そんなのどうでもいいんだ くだらない日常過ごして 目で睨むような世界を作り上げて つまらない日常の向こうで誰かが笑った 睨みつける 誰かを襲う 憎らしい声だと 喰う 誰がね素敵だとか、誰がね汚いとか そんなのどうでもいいんだよ 声を枯らすように蛇は鳴いた 「くだらないから、やめなよ」と世界に鳴いた

      • 「週刊文春」

        人の不幸から学べ それ無理でしょ まるで不幸を笑ってるみたいで 人の不幸から学べ それ無理でしょ 加害者が笑って過ごすだけ 人の不幸から学べ それ無理でしょ 監視してるみたいで気持ち悪い 誰だって不幸持っているでしょ その誰かの不幸を観るだけ 簡単な仕事でしょ その不幸を撮り、紙に載せて世間に知らせる そんな簡単な仕事、誰でもできるよ あなたの良心が持つか持たないかぐらいで

        • 「誕生日会」

          踏み潰した 誰かの好きを壊してしまった せっかく作ってくれた物をダメにしてしまった 踏み潰した 誰かがくれた優しさを潰してしまった 僕のために準備してくれたサプライズを みんなの前で台無しにしてしまった 踏み潰した 最後まで我慢してた言葉を言えずに終わった 誰かの言葉で終わらした 愛ってなんだろうって思った ただの優しさだけじゃ振り向かないんだ 踏み潰した 大切にしてた物をたった一つの感情だけで壊してしまった せっかくのサプライズをダメにしてしまっ

          「少女」という詩の少女の歩んだ人生

          少女は誰からの救いもなく死にました 少女は誰からの信頼もなく死にました 少女の思い描く未来の絵は汚い汚い大人たちに真っ黒にぐちゃぐちゃに塗り潰されました 少女は中学2年生です 家族からもいろんな人たちからも虐められていました 少女はただ生きていただけでした 必死に生きていただけで虐められました その中での救いは あるサイトの自分を消す方法というブログでした その更新を楽しみに毎日を必死に生きてました ある日を境にイジメは酷くなりました 少女はもう慣れたかのように遠い明日

          「少女」という詩の少女の歩んだ人生

          「かりそめ姿」

          意味わからないからてきとうにつけた 意味わからないからてきとうに殺した ついでに心臓取ってやった 意味わからないからてきとうにつけた 意味わからないから息をした ついでに鼻くそ投げてやった 意味わからないから意味わからない タイトル回収なんにもない 人生ってそんなのばかり わからない人生を無理やり生きている わからないから何してもつまらない 仕事?職場?人間?接待?社会? それって僕のなんになるの?何の為になるの? そんなのしたいやつに任せとけって 意味わからないから

          「かりそめ姿」

          「少女」

          少女はさっさと死んじゃった 少女はこの世に残してた 悲惨な苦痛と叫び声を 少女はいつも通りに学校へ 傷跡たくさんつけながら 毎日を必死に生きていた 苦しいから悲しいから 毎日必死に生きていく たくさんの大人たちに虐められ たくさんの子供たちにイジメられ 少女は人間不信へと堕ちていく ありがとうなんて偽りだから ごめんねなんて嘘だから この世界から私という私という人間を消して 少女は悲痛に叫びまくる ネットの海に流してた その苦痛や叫びを残してた だけど誰の目にも止まら

          「モーニング」

          朝日はどこか行っちゃって 甘い甘いジュースで目を覚ます アリはそれ見て僕らを睨む 人魚姫のように煌びやかになれなくても 僕たちはみんなあなたの味方だよって 王女さまのように賢くなれなくても 僕たちはみんなあなたの優しさに恋してる 朝日はどこか行っちゃって 街はもう目をさましているよとジュースを飲む リスはそれ見てあくびする 泡になれなくて苦しんだ人魚姫は 海の底で石になった 誰からも見つけてもらえることなく 生涯を石で過ごす 午後5時には日は落ちて 僕らは一時の休みを

          「モーニング」

          「人魚姫」

          小さくハグして暖めて それから私を暖めて 愛はね、優しいほど崩れていくの 相手がね厳しいほど死んでいくの 苦しまなくていいからって 私を海の底から出してくれないの あの王子さまみたいに私はなれるかな 足が人間だったら、住んでる場所が陸の上だったら 私はどんな恋をしてどんな姿で生涯を終えるのだろう 小さくハグして暖めて それから私を暖めて あの勇敢な王子さまに会いたいの その願いは叶わなくて 私は海の底で寂しく暮らすの 足が人間だったら死んじゃうのかな ヒレがなか

          「人魚姫」

          「不思議の国の人間たち」

          息を吹くように嘘ついた 息を捨てるように怒鳴られた みんなみんな息を吸って 人間の魂を吸っている 疲れるのは妖怪のせいだとかなんとか? 昔流行ったよねそんなモノ 恋はいつかは途切れていく 想いが思いへと変わっていく 時間を追いかけるうさぎは 皇女の命令を待っている 帰れなくなったアリスは 不思議の国の住人へと姿が変わっていく 追いかけていたものはなんだっけ 胸がドキドキしてワクワクしていた あの青春は過ぎ去っていく アリスは帰れず泣いていた 息を吹くように嘘をついた

          「不思議の国の人間たち」

          「狂い」

          おりゃ!うりゃ! これでもどうだ!! 自分の中の正義を 殺してるんだよ なぜって? 他人と違うから 自分のは狂ってるから だから 殺してるんだよ 手伝ってくれる? じゃあ、キミの正義かしてよ 殺してやるから 人は言うんだ 自分とのケンカはいいけど それを外にまで出してけんかしてはいけないよって なぜかって? 正義と正義との争いで犠牲が出るから 正義は時に犠牲をもたらすから よく言うじゃん、人はたたかいを好むって だから自分もマネしてるんだよ ケンカしたら謝る

          「もようがえ」

          明日はもようがえ 死ぬためにもようがえ 今日が死んで 明日は赤く輝くの さよならしてもようがえ 生きないせんたくしたから 人生の主人公は自分なんでしょ? 昨日、生きたけっしょうは 誰かがつないでくれるから 赤いドレスをまとったの 小さな自分のけっしんなの 今日はもようがえ 明日なんてもうないの 生きることにつかれたの だから私はおわります

          「もようがえ」