「心」があるお仕事やお付き合いができると、お金に困らないと思うお話
50代も半ばになってくると
我ながら、面倒くさい性格のようなものが色々見えてきました
元々、自己肯定感が低くくて、自信がありません
なので、他者が強く主張してくると
「そうですね、あなたが正しいと思います。」と何も考えずに言ってしまいます。
自分より他者の方が優れている、と思考の刷り込みがあります
そんな私でも、最近は「私の方が正しいって言っても良くない?」と思われる場面では、主張することがちょっとづつできるようになった気がします。
そんな私が、時間をかけて気づいた事があります
それは「心」をもってお仕事されている人は、大きく成功してなくても、
失敗することは、あまりないかも、ということです。
美容室やマッサージ屋さんにて
若いころから、美容室は苦手でした。
今時のおしゃれなところは、アーティストみたいな技術者の方が苦手です。
勝手な私の思い込みだと思いますが
なんとなく、お客さんは彼らの「作品」であり
美しい人だけが受け入れられるのではないか?と勝手にコンプレックスを抱いていました。
ですので、なるべくダサめなところを選んでいて
同じお店にずっと通うという事もなく
毎回違う美容室に行っていました
そんな私が、ここ10年以上ずっと同じ美容室に通っています
私より10歳くらい年上の女性が一人で経営されている、小さな美容室です。
今はその店以外は行きません。
一度だけ、彼女のご主人が大病をされて、2年くらいお店を閉めていた頃
あまりにも髪がのびすぎて、我慢できなくなり
近所の美容室で一度カットしたくらいです、
生まれて初めて10年以上も通い続けられているお店であるという理由を考えてみたら。
やっぱり、その女性の人柄だと思います。
心が通っている対応をしていただけるから、「またあの方に髪を切っていただきたい」と思えるのだと思います。
うまく書けませんが、お話の内容や、しぐさ、目線
それらの一つ一つが、温かさや思いやりのある人柄がにじみ出ています
あと、最近ずっと定期的に通っているマッサージ屋さんがあります
こちらは男性の方なのですが
2週間に1度
通わせてもらってます
肩こりが酷い私は、彼にほぐしてもらうのが楽しみです
きっかけは、ウォーキングの途中に、近所の商店街の店先の看板でした
第一印象も特に覚えてはいませんし、技術に関しても
悪くもないが、特に「すごい!」というわけでもありません(ごめんね)
でも、最近はマッサージも楽しみですが、彼に会うのも楽しみの一つになっています
こちらも、上記の美容室の女性同様、私の文章で書ききれない
人としての温かさや思いやりを感じる対応をしていただくのです
美容室とマッサージ屋さん
このお二人のお店は、いわゆるホットペッパービューティーのようなサロンを紹介するアプリサービスなどに登録はしていません。
でも、どちらも予約が取りにくいお店です
そして、おひとりで経営されています。
いくつも店舗があるわけでもなく、大きな店舗でもなく
大きくビジネス展開していく野望もお二人は持っていないと思います
ですが、お二人の魅力に惹きつけられて顧客が絶えないお店です
そして、何よりお二人とも幸せそうに働いていらっしゃいます
私が憧れるビジネスモデルです。
私の心の「師匠」Aさん
Aさんと出会って、10年くらいです
きっかけは、自宅建築の際にコンサルティングをしていただいた事でした。
他でも書きましたが、私は賃貸併用住宅を所有しています
賃貸経営の経験のなかった私は、不安だったので
建てる前に、経営規模や借り入れ、運営方法などを相談する人が必要だったのです。
数人に相談を持ち掛けて、Aさんに決めたのは
とにかくAさんの実力が優秀で、当時私の質問になんでも的確に答えてくれた事でした。
しかも、コンサルティングって、相手の状況に合わせて導かないといけないので、私のバックグラウンドを全て理解してからの詳細な計画とサポートを提供しているのが、独特だったのが衝撃的でした
例えば、
「何時頃仕事が終わって、子どもたちを学童に迎えに行きますか?」
「一日の中で電話で話せるのは何時頃ですか?」
「実家のご両親のお世話の頻度は、どれくらいですか?」
などの、私の一日のルーティーンをはじめとして、
私や、夫の思考の傾向
子どもたちの、教育方針(私立、公立、留学)
そんなの、自宅建築や賃貸経営に関係あるの?
という所まで、聞き取りがありました。
Aさんは、私の家族のために、ためだけの
賃貸併用住宅のコンサルティングをしてくれたのです
それは、私たち家族にとって完璧なコンサルティング内容でした
Aさんの仕事の方法に感銘した私はその後も、お付き合いを継続させていただいています。
自宅建築後に、アパート購入も手伝っていただきました
そのAさんのコンサルティングにも、「心」があると私は思っています。
「心」があるという、具体的な意味としてはイメージ力が高いという事だと思います
顧客の今、そして将来の生活環境、経済的にベターな状況はなんだろう?
という想像を巡らせる事です
例えば、私は自宅建築を計画していた時、10年前は
フルタイム勤務
小学校低学年の息子2人の子育て
パーキンソン病の実母の介護
老々介護で疲れている実父のサポート
夫の世話 ← ブラック企業勤め
毎日、家族の世話と仕事で忙殺された日々でし
そのうえ、賃貸併用住宅の計画を実行するには
精神的にも、肉体的にも、
かなりのエネルギーを要して、疲弊していました。
とにかく疲れていました
おそらく、Aさんへもぞんざいな対応をしていた事も多々あるとおもいます。時々は愚痴を話すこともありました。
そんな時でも、温かく根気強く私へ接していただきました
アドバイスや励ましを、電話でいただいてました。
割に合わない?
Aさんのように、本来のコンサルティング業務と関係ない、クライアントの精神的な世話までしてたら、割に合わないと思われる方もいらっしゃると思います。
そして、美容室やマッサージ屋さんのように、どんなに心をもってお客さんと接しても、店舗が大きく展開できなければ、「成功」とは言えないんじゃないの?という方もいらっしゃるでしょう
以前は私も、そう思っていました
ですが、今は違うと思っています
なぜなら、どんなに沢山の顧客の数をこなしても
顧客の満足度が低ければ、リピーターになったり、知人を紹介したり
そういう「次」のお客さんがやって来る事はないと思うからです。
実際、私は知人には上記の3人を紹介しています
それに、「会いたい人」は「応援したい人」です
お店が潰れたり、会社が倒産してしまっては
私も困ります
そして、何よりも「長いお付き合い」ができる大事な人たちになります。
コンサルティングのAさんは、今後「一緒にお仕事できるようになりましょう」と言ってくださって、今私の次のお仕事の相談に乗ってくれています
コンサルティング業と、クライアント
という立場で出会った私たちですが、今後はビジネスを提携しあう仲になれたらいいなぁ、と思っています。
「心」を持つお付き合いや仕事ができれば、お仕事には困らないのではないかと思います。