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#ショートエッセイ
「フグ刺しの次に好き」「は?」
「私のことどれぐらい好き?」
長い人類の歴史で、面倒な女たちが幾度となく恋人に投げかけ、困らせてきた質問の代表格である。
私もその面倒な女の端くれにある。
自分に自信がない私は、若い頃よくこの質問を恋人に投げかけていた。
「これぐらい」
両手で大きさを表すタイプ。
「これまで出逢った人の中で一番」
経験から語るタイプ。
「好きって言ってるねんからそれで良いやん」
聞かれるだけで半
「私のことどれぐらい好き?」
長い人類の歴史で、面倒な女たちが幾度となく恋人に投げかけ、困らせてきた質問の代表格である。
私もその面倒な女の端くれにある。
自分に自信がない私は、若い頃よくこの質問を恋人に投げかけていた。
「これぐらい」
両手で大きさを表すタイプ。
「これまで出逢った人の中で一番」
経験から語るタイプ。
「好きって言ってるねんからそれで良いやん」
聞かれるだけで半