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①GReeeeN「あの頃から」を勝手に深ぼってみた
Uです。
①のようにナンバリングした記事は、GReeeeNの曲について勝手に深ぼるコーナーになります。ここではあくまでも自分の解釈を書くだけです。一ファンの意見として読んでもらえたらと思います。
そんなコーナーの記念すべき第一回はGReeeeN9枚目のシングル「歩み」のカップリング曲となっている「あの頃から」です。
なぜ一曲目をこの曲にしたのか。それは僕が長文で語りたい曲としてまず頭の中に思い浮かんでいた曲だからです。それ以上も以下もありません。
まず初めに。この曲、僕的にはすごく異質な曲だなって思っています。そう思う理由は、いたってシンプル。
涙を拭いた 悲しみも拭いた かなり時間がかかった
あいつの声や 何気ないクセが 何かと脳裏に浮かんだ
懐かしいアイツ こっち気付かず ナイスガイ引き連れ
ズバリ、『あいつ』という言葉です。
GReeeeNの曲の中で「あいつ」という言葉はたまに見かけます。
あの言わずと知れた名曲「遥か」では親しい仲の人物に向けられた『あいつ』が、リリース以来セトリ序盤での採用率が高い「勝ちドキ」では「これまでの自分」や「ライバル関係にある人物」に向けられた『アイツ』がそれぞれ使われています。
それぞれの対象に関しては考察の余地がありそうですが、どちらもポジティブな意味で使われていることに相違はないのでは、と考えております。
しかし、「あの頃から」における『あいつ』は元恋人に向けられています。それもネガティブよりな使われ方で。
まあ、この曲自体「失恋」をテーマにしている分、ネガティブな使われ方をすることにそれほど違和感はありません。
——それが、普通の失恋ソングなら。
この曲は「GReeeeNの失恋ソング」です。
GReeeeNの失恋ソングはたくさんありますが、個人的にそのほとんどにおいて相手を悪く言うことがありません。
君と二人で過ごした日々が楽しかった。幸せだった。ごめんねが言えなくて。ありがとうが言えなくて。etc……
相手のことを思う時も「君」が多用されています。そして、それらの曲はどちらかと言えば相手よりも自分に非がある、という雰囲気を醸し出している曲が多い気がします。
一方、「あの頃から」ではロックな曲調も相まって、やさぐれ感と言いましょうか、相手に対して棘のある使い方をしているように感じます。
でも、そうなるのもしょうがない。だってこの曲の『僕』は、まだ自分と付き合ってるのに、相手に好きな人ができちゃって別れを切り出されたパターンのやつですよね、きっと。それも別れはメール一本。
この『僕』も二人が付き合う中で何かしら問題があったのかもしれないけど、『僕』からしてみたら自暴自棄にもなってしまうのもしょうがないのではないでしょうか。
ということで、「あの頃から」において『あいつ』という言葉を使った裏には、このような『僕』の想いが隠されているのかな、と考え、GReeeeNの中でも異質な失恋ソングになっているなと僕は感じました。
いかがだったでしょうか。
こんな感じで、これからも僕が長文で語ってみたい曲を随時アップしようかなと思ってます。
では、今回はこの辺で。