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「赤い機体」のGR YARIS女子。

クリックで高解像度


毎度写真で感じるのは


この佇まい、
車高も、トレッドも改められ
まさに

「走る!」


連想させる張り詰めた雰囲気。

「赤と黒」を基調とした車両・・・
というよりも「マシン」と言いたくなる。

こんな車両から降りてくるのは

本当に華奢で、腰が低く
よもや

「GRヤリスの6MTを操る」

とは想像もつかないようなオーナー。

人を見かけで判断するのは良くないが・・・

ましてや今の時代
”男女差別だ”
なんて言われてしまいそうだけど(汗)

だけど恐らく大半の人が
この「赤い機体」と
あのオーナーを結びつけることは
恐らく難しい・・・。

そんなGRヤリス
に今回もご登場頂いた。

埼玉方面よりお越し頂きますS様、
いつも弊社をご愛顧下さいまして
本当にありがとうございます♡

なんと言ってもS様をご対応させて頂く上で、

弊社に精通する女性STAFFがいて良かった

と、毎回思う事実。

さっき、男女差別・・・のような事に
触れたのだが、

もはや車のカスタマイズにおいて

「女性のご相談を女性が叶える」

という事は現実として
当たり前のように日々眼にしている。

重要なのはこれが
洋服やアクセサリーではなく、

「車のカスタマイズ」

だという点で、
もはや10年前には考えもつかない
状況なのだけど・・・(苦笑)


そんな真紅のGRヤリス


今回はエクステリアの小変更にて
ご入庫頂いた。

S様が着手したのは主に2点。


ひとつはこの”リヤセクション”。

これまでにもインテリアなど、
女性ならではの視点で様々なモディファイを
実施して頂いている。

それがなんだか嬉しかったが
まさか

ボディキット

に話が及ぶとは想像しなかった。

暴力的なまでにワイド化された
リヤフェンダーに対して、

ふと視線をルーフ側に向けると
なんとも愛らしく丸みを帯びた
ルーフスポイラーセクション。

当時開発しながら
この

”上と下のギャップ感”

に違和感を拭えなかったから
こんなアイテムを考えた。

ボディ色での装着は初となったリヤウイングエフェクター


これがその装着後。

丸みを帯びて草食系とも思えたこのパートに
いかにも空力を予感させる

”翼端板”

が出現、
それでいてシンプルに小型。


これは弊社のボディキットチャンネル
”SPORTDESIGN”
からご提案の

「リヤウイングエフェクター」

という製品。

Cピラーに影を投影するフローティング


なんとこれを今回

「ボディ色×マットブラック」

で塗り分けて装着したい。


いうのがオーナーの希望。

これを受けてご用意したのが
写真のようなセパレート仕様。

天面がなぜマットブラックなのか?

というのは
この車両が1ST EDだから。

標準モデルではリヤルーフスポイラーに
ハイグロスブラックのものが採用されるが、
”1ST EDITION”だけは専用加飾。

そこを考慮して天面にはマットブラックを。

純正リヤルーフスポイラーとの”並び”を
意識してこの仕様に。

現車、メールでの写真を幾度となく繰り返して導いた塗り分けライン


ただ、これが実際には簡単ではなく。

そもそもリヤウイングエフェクターは

「塗り分けを前提としていない」

デザインのため、
柔らかな曲線、面構成のまま
天面から側面へと流れる。

ピークと呼べるようなきっかけは無い。

そこで、STAFFは「素地品」を用意。

S様の車両を事前に仮入庫させ、
人工的に見切り線を設けて
あらゆる角度から車両を眺めた。

前7:3、リヤ7:3、真後ろから・・・

と、
どの位置から見ても
「違和感のない見切り線」
を探して行く作業。


ただこの作業、
本当に楽しそうにやっていた記憶(笑)

1mm単位で位置をずらしながら
角度を変えながら、

微調整は続き遂に導き出した
塗り分けのライン。

今回のご依頼の”生命線”だ。

そして完成したのが写真の仕様。
事前に完成状態を「装着前」のまま
オーナーにはご覧頂いていた。

だが、お分かりの通り・・・

愛車に実装着された姿をリアルに見る

のは別格の出来事だ。

1ST EDITION専用となるセミグロスのリヤルーフスポイラー


このご入庫時の姿から
今回悩みぬいた末に完成した製品を
インストールする。


左右分割で頭上の重量増を避ける事を意とした


これが装着後の姿。

これまでは弊社のデモ機も含め、
遠方通販での発送も含め。

このように「ボディ色を交える」という
ご依頼は一切なかった。

まさにオーナーの

創造力の勝利

じゃないかと改めて思う
完成後のこの姿。

リアルカーボン採用で
雰囲気を高める・・・

事は実践できても、
この発想は自分にはなかったな・・・と
実感した次第。

今回僅かな反省点は
1ST EDITIONのセミグロス、いわゆる

艶の引け具合

を完全に掌握できなかった点。

オーナーのS様にはこれをお詫びした次第。

どちらかというと
ルーフの純正カーボンラッピングに
寄ってしまった光沢。

今後もコントロールするのは極めて難しいと
思うが課題となった一案。

とはいえ、
このワンオフ作品を晴れやかな笑顔で
とても喜んで頂けたのは救いだった。


さらに、このリヤウイングセクションでは
もうひとつ。

ノーマルYARISと共用されるハイマウントランプ


S様の着眼点がまた

「極めてニッチ」

である事に驚きを隠せなかった
このご用命。

中央クリアなレンズが採用される
ハイマウントランプ。

気が付けば純正ではその姿を消した赤いハイマウント


ここにご覧の通り、
”レッドクリア仕様”
を採用頂いた

「カラードハイマウントランプ」

も同時に変更。

澄んだ透過光率の高いこの加工は
時の30系プリウスから
今なお続いている製法。

今回は点灯時の写真がないが、
純正ではともすると

”ピンク色っぽい点灯色”

に思える事もあるこのパートが

”色彩の濃い、真のレッド点灯色”

になる事は
あまり認識されていないポイント。

このハイマウントランプも変更し、

リヤ上段の景色

はこの日で一変する。

なによりも両サイドに力強く
スポーティに生えた「翼端板」が
大きなトピックだが、

こうしたレンズ加飾の変更は
後にじわじわとオーナーの満足度を
高めていく。

「誰も気づかない」

・・・これがまた心地良い。

見事な配色パターンとなったリヤ全景は全くもって自然な佇まい


まずはこれで今回の

”リヤセクションアップデート”

は無事に完了。

「全面ブラック塗装」
よりも、むしろこちらの方が
自然なのかもしれない・・・?

とすら思えるほどの
抜群のフィッティングとなった今回。


大型のこれでもか!!

というリヤウイングも魅力的だが、

いかにも上級者だ

なんて、

もしかしたら
エンスージアスト感まで垣間見せる
玄人好みな2分割ウイング。

これを採用頂き、
更にモディファイは続き・・・



次に着手をしたのは
同じくエクステリア。

弊社が強く推奨しているプログラム

「エンブレムデアソベ」

もこの日実践して頂いた。

TSSレス時の純正フロントトヨタマーク


こちらがまずご入庫時。

一般の人が見れば
「TSSがあるかないか?」
を一目で判断するのは難しいが

これはTSSレス時のTマーク。

今回この鮮烈なレッドの外板

”エモーショナルレッドⅡ”

に纏ったそのカラーが

王道中の王道

と言えるこのカラー

「ブラッククローム採用」

とにかく赤い外板色には
この上ないほどのマッチングを魅せる。

抜群の安定感・・・
というよりも
言い方がおかしいが

「安心感」

を覚えるようなこのタッグ。

TSSレスの場合は両面圧着のみの交換方法となるフロント


若干の赤みを帯びたような
スモークメッキのこの仕様は、
ご存知

LEXUS F SPORT

の各モデルでもグリルフレームなど
多くのパートで専用として採用される加飾。

その潜在的な記憶が

「安心感・安定感」

と、認識するのかもしれない。

上質かつ、スポーティな
妖しく光る黒メッキの魅力を新たに採用。

そして、こちらのリヤセクションも

GRヤリスのリヤエンブレムサイズはW110となる


この変化。

市街地で後続から追従する視界でも
信号待ちで必ず気が付く。

それでもまだ一般に向けては

「珍しい」

と思われることが多い
”ガラスレンズ越しの意匠”
だが、

そのガラスレンズ越しを飛び越えて

妖しく黒い輝きを放つ

このエンブレムがいかにも事情通。

ホイールやエアロでフル武装の
車両は国産・輸入車を問わず
星の数ほど走っているが、

エンブレムデアソベ

を実践する者は極めて少ないと思う。

その

細部まで手が入った本物感

は、
これの存在すら知らなかった者にとって
衝撃的だろうと思う。

黒く輝く鏡面・・・

に面を喰らって間もなく、
その選択肢にまさか5色もある!

という事を時間差で知る事となる。



という事でご紹介をさせて頂いた

”GRヤリス女子”

による愛車のアップデート。

S様にはご依頼を頂いた上に
このようなお気遣いまで頂戴してしまい・・・

本当にありがとうございました!

大好物な”黒胡椒せん”は
埼玉県が本場♡

埼玉県は「地のもの」がとても多くて
いつも本当に羨ましく思う。


意外と横浜はこうしたモノがない・・・。


この数年でとにかく実感するのは

女性オーナーがカスタムを愉しむ

事案が飛躍的に増えた事だ。

それも過去であれば
旦那様、あるいは彼氏の同伴で
訪れていた形が

女性オーナー単独で訪れる

形に変化した。

女性はまるで”ファッション”のように
車のパーツを捉える。

本当の意味でのコーデだ。


そもそも根本的な話となるが・・・

「着飾る」

という着眼点で、いつの時代も関係なく

男が女に勝てる要素

など
無いのかもしれない。


女性進出

というのは業界にとっても
重要な課題だ。

そこを今後も女性の意見をもとに
率先して取り組んでいこう。

女性が相談しやすい場所に。


END



「SPORTDESIGN」For.GR YARIS


「エンブレムデアソベ」 For.GR YARIS


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