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鎌倉明月院「アジサイ寺」へ。
![](https://assets.st-note.com/img/1719555451758-g2GISvTa7S.jpg?width=1200)
歳を重ねると
「花」の魅力が徐々に
わかってきてですね?
古い世代、おじさんなもので
「花」とは女性のもの(?)
のような感覚が根強く。
だけどここ5~6年の間、
本当に魅了されるようになりました
「花」に。
やっぱり「自然のもの」であるにも
関わらず再現される色彩、色調
「色とは無限に存在するのだ」
と
人工的にではない、
あくまでも自然とそうなった
色や模様、どれをとっても狂いなく
同じようにそうなっている。
それがなぜなんだろう?
と思えて眺めていると
時間を忘れます。
調合されたものでもなんでもなく、
必ず同じ季節に同じ色で咲く。
”RGB”や”CMYK”で数値化するなら
寸分違わず同じ色なんだろう…
と思えたりして
職業柄かもしれませんが。
そんな折、
この季節の代名詞といえば
「アジサイ」
ですよね。
アジサイとはご承知の通り
当て字ですが
「紫陽花」
と書きます。
本物の紫陽花を目の前にして
見ておりますとこの当て字、
(なんと感性豊かな表現をしたか)
と
感慨深いものがあります。
昔の人のセンスを
リスペクトする心境に駆られます。
神奈川県で紫陽花といえば、
多くの人が
”長谷寺様”
を思い浮かべると思いまして
今回は違う場所へ。
![](https://assets.st-note.com/img/1719555989211-EReSQbG22U.jpg?width=1200)
「北鎌倉駅」を降りて
程なく歩きますとたどり着きます
”明月院様”
へと
今年は足を運んでみました。
「桜」「紅葉」でも有名な
名所でございますが、
なんと言ってもこちらの代名詞は
”紫陽花寺”
と名付けられ、
この時期に最も美しいとされる名所
でもあります。
いわゆる”参道”にあたる(?)
道をてくてくと歩きますと
![](https://assets.st-note.com/img/1719556136075-NXChpMM8ZV.jpg?width=1200)
透明度の高い山水が流れ
とっても趣ある風景が続きます。
周辺に住居も点在しますが
この周囲だけ
”時が止まっている”
ような感覚もあります。
そんな風景を体感しながら
歩き続けますと
![](https://assets.st-note.com/img/1719556220675-p46iR5tgXK.jpg?width=1200)
入口が見えてきまして、
その先で拝観料をお支払いします。
500円かな?
この時期の「長谷寺様」は
この拝観料の他、
さらに中で「紫陽花道」を
通るための料金が必要ですが
(管理、維持が大変なため)
明月院様はそれがありません。
なぜなら、
![](https://assets.st-note.com/img/1719556303835-450WmHzwV4.jpg?width=1200)
入り口を入った直後から既に
全周囲に渡って
”紫陽花で埋め尽くされているから”
なんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1719556362560-1p2WLjgFPN.jpg?width=1200)
とても親しまれている花なので、
きっとお住まいの周辺でも
お庭の一角とか
場合によっては街路樹の根本とかに
たくさんこの時期見ることが出来ます。
でも、
これだけの紫陽花に全周囲を囲まれると
それはもう別物で壮観です。
![](https://assets.st-note.com/img/1719556447062-2eRqXT1OeH.jpg?width=1200)
「紫」と言える。
でもそうでしょうか?
「すみれ」の色彩にも似ている
ように思えますが、
「◯◯色」とは一言で
再現できないようなこの色彩感。
人によって色の例えが違う?
そんな風に思えますよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1719556527329-dnVL4FAuoF.jpg?width=1200)
これが自然の中で生み出される色…
と思うと本当にすごいなと。
それに小さな花が密集するように
玉のような形を作る紫陽花とは
とにかく不思議です。
どの花にも言えることですが
(なぜこうなるのだろうか?)
と
いくら考えてもわかるわけはなく。
その不思議さと美しさが
相まってとにかく魅了されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1719556670429-Ul0Ycad1lr.jpg?width=1200)
敷地内には結構な種類の
紫陽花が植えられています。
スマホを片手に「品種」などを
確かめながら進むのも
とても楽しいと思います。
中には
![](https://assets.st-note.com/img/1719556712672-JW4DEZ6w7Y.jpg?width=1200)
こんな紫陽花も。
街中で遭遇しても
もしかしたらこれが「紫陽花だ」とは
認識しないかもしれませんよね?
![](https://assets.st-note.com/img/1719556753883-ndxdzcPY23.jpg?width=1200)
そして「明月院様」を語る上では
外せませんのがこちらの境内で、
右の方に「行列」が出来ていますが…
これはなんのために
皆様行列をしているか?
と言いますと
「ベストフォトスポット」
を収めるためなんです。
皆様が順番に写真に収めているのは
![](https://assets.st-note.com/img/1719556840910-g8Ma3hlxZA.jpg?width=1200)
膳えられた紫陽花ですが、
実は「この奥」に秘密が。
皆までご覧頂きませんので、
ぜひこのスポット
”皆様ご自身の眼で”
お確かめ頂けましたらと🤭✨
![](https://assets.st-note.com/img/1719556927625-R1jeegjqmA.jpg?width=1200)
お地蔵様に供えられるのも
「紫陽花」なんですね、
さすが「紫陽花寺」ですよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1719556964384-vJ7Ero2rZP.jpg?width=1200)
「沙羅双樹」にもこの季節だけは
紫陽花です。
”祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり”
と始まる平家物語。
でも沙羅双樹って「朝方しか」
見れなくて、
お昼過ぎには落ちてしまうんですって。
![](https://assets.st-note.com/img/1719557197850-CnQAvd5h0D.jpg?width=1200)
この新緑の季節ならではの
グリーンも素晴らしく。
確かに観光で訪れる人は
少なくはありませんが、
「長谷寺様」に比べればかなり少ないと。
うぐいすの鳴き声だけが鳴り響く
とても素晴らしい癒やしの空間です。
まだギリギリ(?)
紫陽花は咲いていると思いまして、
今週末などにもしよければ
訪れてみて下さい。
(写真は2024.06.24)
そこから再び
![](https://assets.st-note.com/img/1719557356167-FBJuSdTW0t.jpg?width=1200)
今度は北鎌倉から「鎌倉」へと
向かいまして…
人が多いのわかっているので
気が重かったんですが
![](https://assets.st-note.com/img/1719557396398-2FGkW1lnTs.jpg?width=1200)
鎌倉で「江ノ電」に乗り換えます。
通勤時の、
とは申しませんが
平日日中の山手線くらい(?)
な感じで覚悟ですけども…
![](https://assets.st-note.com/img/1719557448332-6I84ydRqOI.jpg?width=1200)
(結局、長谷寺様へ行くの?)
と
見せかけましてそのひとつ先
”極楽寺駅”
です。
手前の「長谷駅」に長谷寺様、
高徳院様(鎌倉大仏)などがありまして
一大観光名所。
修学旅行生多数、
海外ツーリスト大量の領域。
極楽寺で降りる人は
ほとんどおりません。
そして再び駅を出て
歩くこと10分くらいでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1719557579239-axztyDaxa5.jpg?width=1200)
30℃超えだったこの日などは
見るからに躊躇する??
長い階段でございます。
超スローペースで
この階段を上がっていきますと
その頂上にありますのが
![](https://assets.st-note.com/img/1719557650128-N1mOBgd14s.jpg?width=1200)
「成就院様」でございます。
とってもこじんまりとした
場所になります。
お参りをさせて頂いたのですが、
目的はこちらではなく…
「こちらの入り口」
にあるのですが、
![](https://assets.st-note.com/img/1719557695727-CVcYsgVvdK.jpg?width=1200)
この景色
なんです。
実は僕ら以外にも
結構な人がこの後ろにおりまして
この景色を眺めています。
見えているのは湘南の稲村ヶ崎、
まるで映画に登場してきそうな
素敵な風景を見ました。
写真だとやっぱり
感動が薄れますが…
お時間と体力があれば(?)
話のネタに行ってみて下さい。
ちなみにこちらの
成就院様付近にも紫陽花が点在していまして
![](https://assets.st-note.com/img/1719557838319-u6OcUo6hwv.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1719557845596-Kg6jWt1Wft.jpg?width=1200)
先程「明月院様」では
見ることの出来なかった「色」も
ございました。
しかしこのピンク、
これもね?
紫かピンクか…
本当に絶妙でしょ?!
こんな色、出来ます?普通。
混ぜものなんかないですよ
当然ですけども…
なぜこんな色になるのか?
実に深いですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1719557955053-5eAQzb2LvQ.jpg?width=1200)
というわけで、
四季折々を愉しむ。
6月はやっぱり「紫陽花」です。
水の音、鳥の声をBGMに
その辺の岩に腰を下ろして
紫陽花を眺めるのも素敵でしょ?
”感性がリセットされる”
ような感覚もあって
自然の不思議さと美しさを
再認識する有意義な時間でした。
柄にもなく
花の話題ですみませんっ🙇♀️🙇♀️🙇♀️
でわまた🤗
END