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アバウト日本海|01.島根


日本海地域をGRAYSKY的視点で、アバウトにお伝えする「アバウト日本海」初回は、島根県のご紹介です。

島根県の人口は、697,015人(平成27年 11月1日現在 しまね統計情報データベース 調べ)


出西窯・湯町窯

島根、鳥取の山陰地方は、1920年代の民藝運動の影響を強く受けた地域で、その流れを汲む窯元が多く存在している。出西窯、湯町窯などがその代表とされ、「用の美」を追求した陶器が今も作り継がれている。


宍道湖のしじみ

県東北部の宍道湖は、「しじみ」漁が有名で、日本有数の漁獲量を誇る。宍道湖のしじみは、ヤマトシジミという種類で、粒が大きく肉厚な特徴。通年採れるが、味覚の旬は春。

出西生姜

島根県簸川郡斐川町の出西地区で栽培されている生姜で、小ぶりなサイズでしょうが特有の硬い繊維質が少なく、さわやかな辛味と上品な香りが特徴。

和菓子

江戸時代の松江藩藩主・松平治郷(不昧公)が茶人であったという歴史的な背景から、松江はお茶文化が深く根付いている。茶道具や和菓子、といった茶道のまわりに広がる文化も発達していて、松江市内には多くの和菓子屋がある。

ゲゲゲの女房 (ドラマ・映画)

「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる希代の漫画家・水木しげるさんの妻・武良布枝さんの自伝が原案であり、出身地である安来市(やすぎし)大塚町を中心に物語が展開していく。古き良き昭和を舞台に、「大切な人とともにいること」の尊さ、「来るものすべてをただ優しく受け入れる」布枝さんの大きな愛と強さを感じる物語である。

天然コケッコー (マンガ・映画)

作者くらもちふさこさんのお母さんの出身地である浜田市三隅町が舞台のモデル。自然豊かな浜田市の方言「石見弁」で話す「そよちゃん」(主人公)の何気ない日常や胸きゅんする初恋、周りのひとたちに見守られながら成長していく姿を描いた心温まる作品。

砂の器 (映画・ドラマ・小説)

ハンセン病患者に対する偏見と差別を根底に、登場人物の心理を描写した、松本清張原作のベストセラー推理小説。迷宮入りした事件の謎をとくカギとなる「亀嵩(かめだけ)」は、仁多町(にたちょう)東南端(奥出雲地方)にある玉峰山(たまみねさん)の麓に位置する。


取材旅行を終えて

島根の街並みは地方出身の私から見ても、やはり自然が多い印象で、はじめは単純に田舎に来たのだなあと感じました。

しかし、島根に住む方々に話を聞いていく中で、そこに根付いている食文化や民藝の教えは、古くからあるものだけど古臭くはなく、むしろ私にとっては新鮮に感じるものが多く、とても刺激的な取材旅行となりました。

島根を選んで移り住む人や、都会を離れて戻る人がいる島根。

その理由を知りたいという気持ちもあり、島根は私にとって、まだまだ興味深く、まだまだ追求したい場所となりました。

文:E.S / M.A

この記事は2015年12月にグレイスカイプロジェクトHPにて掲載された記事です。


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