硝子迷宮回廊

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【正攻法】飛行機で爬虫類・両生類などの生体を連れて移動する際に「貨物」として預ける(カーゴを利用する)方法まとめ

この記事について ※まず、この記事で紹介する手法や手続きによって生じたいかなる損害・損失に対しても筆者は責任を負いません。この通りににやっても首尾よく航空貨物運送サービスが利用できるかも保証の限りではありませんので、ご自身の責任のもと、よくよくご自分でも情報収集しながらやってください。それができない(やりたくない)方はそもそもこのカーゴのサービスとの相性がすこぶる悪いですので、回れ右推奨。 …さて、残った皆さんはさすがに面構えが違いますね。 遠方の即売イベントへの参加、

    • 餌用ワラジムシの超効率的な集め方(ツルグレンもどき)

      はじめにこの記事では、餌用ワラジムシを効率よく集める方法を紹介します。ワイルドベタなどの魚や小型両生・爬虫類の活餌として、嗜好性こそ そこまで高くないものの、ストックも楽でカルシウム補給にもよいワラジムシ。 ただ餌用として殖やそうとするとそれなりに時間もかかりますし、かといって石を起こして一匹一匹摘むようなスタイルで採集しようとするとなかなか重労働です。下手に摘むと潰れちゃいますし。 ここでは、土壌動物を調べる際に使われる「ツルグレン装置」と似た仕組みの(ただし相当大雑把

      • ダイソーで見つけた神容器を加工して7cmくらいまでのベタの個別隔離飼育容器を作る

        …というタイトルですがぶっちゃけ大して加工しません、元の容器が良すぎるので。 目的の品 まずは今回のお目当ての品について。 シャンプー・リンス用ポンプボトル(風呂用品) 容量600ml 角型の肩が外れるタイプ(他にもいろいろあるので注意) 縦横8cm、高さはキャップ部分まで(ノズル含まず)で15cmほど 税込み110円 見つけたとき、深夜のダイソーで「うおぉぉぉぉおおお!」って叫んでしまいました。実に迷惑な奴ですね。 なんとこの容器、肩のところがガバっと外れ

        • 1Lくらいの容器でろ過・エアレーション無しでワイルドベタを(一時)飼育する方法

          タイトルの通りですが、1L程度の容器でワイルドベタ(小型種〜大型種)を、すくなくとも一時的には極めて状態よく飼える方法です。ベタ飼いの間では割とよく用いられている方法で、オリジナルでも何でもないのですが、利便性のためここでは仮に『小型容器止水飼育』と呼ぶことにします。 概要ようは、小さな容器でエアレーションもフィルターも使わない代わりに、安定した水質ですごく頻繁に換水しましょう、という方法です。 鑑賞にも向きませんし、あまり長期になると運動不足にもなりかねないので、一般的

        • 【正攻法】飛行機で爬虫類・両生類などの生体を連れて移動する際に「貨物」として預ける(カーゴを利用する)方法まとめ

        • 餌用ワラジムシの超効率的な集め方(ツルグレンもどき)

        • ダイソーで見つけた神容器を加工して7cmくらいまでのベタの個別隔離飼育容器を作る

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          ワイルドベタのコショウ病、もしくはその他の細菌性の病気を小容器で隔離して薬浴治療する方法

          概要ワイルドベタの、小さな隔離容器でノーエアレーションでも(水質さえ良ければ)余裕で生きられるという性質を利用した薬浴法です。 魚を飼っている水槽(本水槽)に直接投薬した場合、下記のようなデメリットがあることがあります。 水槽内に効果を弱める物質(有機物など)が溶けていて効きにくい 水槽内に日光などがあたり薬剤が分解してしまう 水槽のシリコンなどに薬剤の色がつく 水槽に直接添加すると薬剤の消費量が多い 薬浴中は換水ペースが落ちがち(換水すると薬を流してしまうため)

          ワイルドベタのコショウ病、もしくはその他の細菌性の病気を小容器で隔離して薬浴治療する方法

          ワイルドベタ(原種ベタ)飼育『失敗しない』ための5か条

          はじめにワイルドベタ(原種ベタ)飼育について、「こうした方がいいよ!」みたいなHow toはたくさん存在するのですが、有益な情報としてまとめるは非常に難しいと感じています。というのも、SNSで交流していてもたびたび感じるのですが、飼育者によって流儀のちがい、手法の向き/不向きが多々あり、おすすめした方法がその飼育者のセンスや環境に合うかわからないのです。また僕自身も今後言うことが変わる可能性が大いにあります。 ただ「最低限こういう失敗には気をつけなはれ!」は確実に言えること

          ワイルドベタ(原種ベタ)飼育『失敗しない』ための5か条

          コショウ病対策で水槽を完全換水(フルリセット)するための方法

          <追記>たくさんの幼魚や稚魚が入った水槽で治療&リセットするならこれで良いのですが、そうでない場合は個別に小容器で治療する方法に切り替えました。よろしければこちらも参考にしてください。 この記事では「よこはま金魚」さんのブログ記事「ショーベタと病気【コショウ病】」(クリックでリンク先に飛びます)中に書かれている全換水(完全換水、フルリセット)を安全におこなうための具体的方法について、うちではこうやっていますよ、というお話をします。 なぜ換水がコショウ病に有効なのかについて

          コショウ病対策で水槽を完全換水(フルリセット)するための方法

          ワイルドベタの跳び出し対策

          ワイルドベタ(原種ベタ)を飼育していてきわめて多い死因のひとつが「水槽からの跳び出し」です。 各種病気、魚同士のケンカ、ヒーターが暴走して煮てしまった、などは気をつけて対策を取れば減らせるものの、起きるときは起きてしまいます。ただし、跳び出しだけは工夫次第で「完全に」「確実に」防ぐことができます。 跳び出しを防ぐには脱走経路を全部ふさぐこと工夫といってもやることは単純で、魚が水槽から逃げ出せないようにするだけです。 ただし「物理的に絶対出られない」という部分が決定的に重

          ワイルドベタの跳び出し対策