見出し画像

ウィルスから考える生命の未来と過去

コロナも終息が見えて来ましたが、コロナ禍になったことで、ウィルスについてもいろいろ調べたりして学ぶことが沢山ありました。ウィルスなんかに全然関心がなかったんですが、調べていくうちにウィルスという存在が面白く思えてきたのは何か不思議な感じです。

ウィルスが生命を作る


そもそも、ウィルスは人類が存在する前からずっと地球にいたわけで、何ならウィルスこそが生命の起源かもしれないわけです。実際、人類のゲノムの半分はウィルス由来だそうです。特に胎盤はウィルス由来で、ウィルスが存在しなければ哺乳類は誕生しなかったといえます。そう考えるとウィルスがいろんな生物を作ってきたと言えるかもしれません。

逆にウィルスに意図はあるのだろうかとか考えてしまいます。人類はウィルスに較べればとても複雑ですが、ゲノムという点からみればそんなに違うわけでもなさそうです。人類は生存のためにその環境さえもある程度変更できる存在になったのですが、いずれ(と言っても10億年先とかの話ですが)地球はなくなり、その時にはというかそれ以前に人類も滅亡しているでしょう。その時、人類のゲノムをウィルスが宇宙に運んでいったらどうなるでしょう。

生命の起源説の中にパンスペルミア説(生命の起源は宇宙から来たという説)があるのですが、ウィルスのような形態であれば、隕石の中に存在を保存し、宇宙空間を移動することも可能らしいです。そして地球に似た組成の星は宇宙に山ほどあるとも言われています。その星にウィルスによって運ばれた人類のゲノムが再び進化の経路を辿ればまた人類に似た存在が生まれるかもしれません。

ウィルス、あるいはかつて存在した人類の壮大な計画

ひょっとして人類に似た存在は別の惑星で誕生していて、その惑星が崩壊した後、ウィルスによってゲノムが運ばれてきて、再び地球で誕生したかもしれません。

かつて存在した人類は現在の人類よりも遥かに進歩していて、いつか自分たちの住む惑星が崩壊することを理解した時、ウィルスに託して自分たちのゲノムが再び他の惑星で繁栄することを計画していたとしましょう。それでも辿り着いた先の惑星が自分たちの惑星と全く同じ環境であるとは想定できないので、その惑星の状況に応じて生物が進化していくように考慮して、ゲノムが臨機応変に対応できるようにしておく必要があります。

人類のゲノムには、全然使われていないと言われている部分があって一体何のためにこんな無駄な情報があるのかと思われていたそうです。しかしそれらがある環境では特別な機能を担うことがあることがわかって来たそうです。そもそもそういう風に設計されていて、人類が単にまだ気づいていなかっただけかもしれません。

疑問は、このゲノムが現状完成されたものなのか、それともまだ実験の途中なのかということです。どう見ても人類というものが生物の究極の姿なのかということを考えてしまうのです。まだまだ壮大な計画は実験の際中なのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?