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京都に移住して感じること
京都に移住してから5年程経ちました。結果的に今住んでいる場所は結構満足度が高いので、その辺、自分なりに纏めておこうと思います。
京都の住宅街って意外に静か
まずどこに住むかを決めるにあたって、物件探しを始めたのですが、観光客として京都に来ていた時は、京都って人混みが酷くてこんなとこ住めるんかいなと思っていたんですが、いざ住宅街の物件を廻ってみると昼間とかしーんとしてて、めっちゃ寂しいやんとなったのです。実際、住み始めてからも住宅街では昼間はもちろん、夜も基本静かで観光地とは凄くギャップを感じます。
物件探しの際は、そんな静かな住宅街の周辺をうろうろしてみて、なんとなくその場所の雰囲気が自分に合いそうかどうかを体感してみながら進めました。京都は周りを山に囲まれて、また川が真ん中を流れていたりするので、どちらかというとごく中心部を除くと田舎っぽい感じがあってそういうところがいいなと思い、歩いて山か川にすぐに行けるような所にしたいとぼんやりと思っていました。後は普段の買い物が便利かどうかも大事な要素だと思って物件を決めていきました。決まるまでにはなんだかんだで半年以上かかりましたが、やっぱり自分でその周辺を歩いてみて、何となく体感で納得できる場所がいいですね。
自転車は京都の生活を楽しむのに必須
京都に移住してしばらくは自転車を持っていなかったので、移動は徒歩とバスと電車でしたが、結構不便で主要な観光地とかに行く分にはバスでもいいんですが、そうでなければかなり歩くことになり辛いです。それにバスの場合、乗り継ぎする場合とかよくわからないことがあったり、結構待たされたりと時間を浪費させられます。自転車を買ってからは、北は国際会館、東は南禅寺、西は大徳寺や北野天満宮、南はイオンモール京都あたりまでは自転車で行けるようになったので行動範囲が格段に拡がりましたし、目的地のすぐそばまで行けることが多くなったので移動時間も短縮できました。
京都は、西陣地域を初め、道が狭い場所が多くて車では行きにくい場所も多いですが、その点自転車だと一方通行とかあまり気にしなくて良いのでそういう点でも便利です。元々人が歩いて生活する街だったので、車が通るのにはちょっと無理ちゃうかというような道にも自転車だと行けることもあります。そんなところに車が入って来たりするのと出くわすと、こんなところに車で入ってくるのどうなのかとも思ったりします。
京都生活を充実したものにするのに必要なこと
京都は観光スポットやイベントが沢山あるんですが、有名な神社・仏閣、それに祇園祭、葵祭、時代祭の3大祭とかは京都に住んでいなくてもわかるんですが、それとは別にあまり告知されていないイベントがたくさんあり、こんなイベントあったんやと後で知り残念に思ったことも多々ありました。
そんなイベントを知るために必要なのがネットワークです。京都に来てから行きつけのカフェとお店とかができるとそこでのマスターや他のお客さんとの会話から、こんなことやっているという情報が得られたりします。カフェはチェーンでなく、個人でやってるような所がいいですね。そういう場所がいくつか見つかると徐々にネットワークが拡がり、そこから面白そうなイベントに参加し、そのイベントの実行者や登壇者をSNSでフォローしたりしているうちに小さなイベントの情報が結構流れてくるようになりました。秋とかは逆にイベントありすぎで、どれに行くか困ってしまうこともありますが。
京都の街って意外に狭いので、こういう人のネットワークで情報を知ったり、また情報を提供したりすることで今まで知らなかった領域に興味が広がっていったりして、それが京都での生活をどんどん充実させていってくれます。これからもネットワークを拡げて今まで以上に京都の生活を楽しみたいと思います。
今年面白かった京都のイベント
では、今年参加してよかったなあと思ったイベントをいくつか紹介しておきます。
まずは、下鴨神社で行われた明月管絃祭。毎年開催されているイベントですが、今年初めて参加しました。段々と日が暮れていく中、ススキの穂が飾られ、かがり火がたかれた舞台で雅楽にのって舞楽が奉納されます、舞楽、管弦、琴の演奏なども奉納されます。こういう場所で聴いていることもあってより雅楽を聴く気分になっていたりします。帰りに鴨川から眺める月も綺麗でした。
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次は、ニュイブランシュ京都です。こちらは昨年も参加していますが、色々なイベントがあり、全てのイベントに参加したわけではないのですが、毎年イベントの内容が変わるのでそれも楽しみの1つです。今年は2日間だけ白川に茶室ができたりしていました。
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他では、京都市京セラ美術館でこちらも2日間だけのパフォーマンスでしたが、砂川典子さんの巨大なスカートの中を鑑賞者が入っていけるという体験型のパフォーマンスで面白かったです。
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他には、「龍馬よさこい」です。こちらは坂本龍馬の命日に毎年行われていたようですが、コロナ禍で中止になっていたようで今年4年振りに再開されたそうです。いろんな県の大学生のグループが参加していて会場も4箇所、2日間に渡って行われていて、ほぼ同じ時間に開催されているので当然全てを観ることはできませんが、私は平安神宮の前の会場で観ました。こういうイベントが無事再開されて良かったです。後、よさこいがこんなにいろんな県で踊られているのかというのも驚きでした。それも色々地域毎にそれぞれの地域に因んだアレンジがされていて、同じよさこいと言いながらかなり違っていて興味深かったです。
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最後に今年限りのイベントでしたが、永観堂で行われた立教開宗850年記念 限定夜間拝観 Pure Land Lightsもとても印象深かったです。境内がライトアップされ、境内を散策した後、池の上で演じられる安田登一座と青年僧による池上創作舞台『法然上人と室津の遊女』が、放生池の上で上演されて、とれも幻想的な感じで良かったです。
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来年も色んなイベント楽しみたいと思います。