美しく神秘的なプランクトンの世界に迫る『迫力ビジュアル図鑑 プランクトンの世界』1月発売
グラフィック社は、書籍『迫力ビジュアル図鑑 プランクトンの世界』を、2025年1月に発売いたしました。
プランクトンは地球の環境に大きな存在感を放つ食物連鎖の要
地球が青く、水分をたっぷりと含んでいるのは、主には覆う海、湖、河川のおかげです。生命はこうした水圏環境中で誕生しましたが、現在でも水圏環境には多様な生物が生息し、地球の健康にとって重要な役割を果たしています。本書では、その水圏環境中に最も重要な役割を担っているプランクトンを探求します。
プランクトンの分類は多様で、魚類の幼生、クラゲの幼生、甲殻類の幼生、藻類、細菌などいろいろ。そのミクロの世界に焦点を当て、その多彩な生態に迫る美しいビジュアルブックです。
◆本のパラパラ動画
◆本の紹介
多様性の神秘
バケツ一杯の海水は一見すると、生命で満ちあふれているようにはとても思えません。プランクトンは、ほとんどがあまりに小さすぎて肉眼では確認できないため、ほぼ透明。しかしよく目を凝らすと、海洋は陸地の生息地に匹敵するほど多様な、隠れた生命で満ちあふれていることが分かります。
生活様式と適応
プランクトンは海洋のどこにでもいるわけではありません。プランクトンの群集が、ある場所で繁栄し、別の場所はそうでない理由について、まだまだ解明されていないことがたくさんあります。
捕食と繁栄
陸上の例として典型的なのは、レイヨウが草を食べ、ライオンがレイヨウを食べるのと同様に、海では動物プランクトンが植物プランクトンを食べ、その動物プランクトンを魚類が食べます。ここでは植物プランクトンは生産者となります。
◆目次
◆著者プロフィール
Tom Jackson(トム・ジャクソン)
『Strange Animals』や『G enetics in Minutes』などの人気書籍も手がけたサイエンスライター。20年以上の作家生活の中で100冊以上の本を執筆。多数の雑誌に寄稿しており、アホロートルからゾロアスター教まであらゆる分野を扱う。専門は自然史、テクノロジー、科学全般。ブリストル大学で動物学を学び、動物園や自然保護活動家として働いたこともある。
Jennifer Parker(ジェニファー・パーカー)
動物学と自然保護を専門とする作家兼アーティスト。動物学で学士、古人類学で理学修士、絶滅危惧種回復に関するPGDを取得している。大人向けのノンフィクション動物本を数冊執筆。
Andrew Hirst(アンドリュー・ハースト)/監修
南極からグリーンランドやグレートバリアリーフまで、世界中で研究を行っているプランクトンの第一人者。東京大学の特別研究員として2020年4月まで日本の大気海洋研究所で勤務。
小針 統(コバリ・トオル)/監修
鹿児島大学水産学部水産学科教授。北海道大学水産学部博士号修了。専門は水圏のライフサイエンス。一年の多くを海洋での研究・調査に費やし、絶滅危惧種の生態研究や保護に力を注いでいる。
◆書籍情報
書名:迫力ビジュアル図鑑 プランクトンの世界
著者:トム・ジャクソン、ジェニファー・パーカー
監修:アンドリュー・ハースト、小針 統
発売日:2025年1月
ISBN:978-4-7661-3974-7
◆好評関連書籍
書名:迫力ビジュアル図鑑 世界のサメ
著者:ダニエル・C. アベル、R. ディーン・グラブス
監修:佐藤圭一(沖縄美ら海水族館総括)
翻訳:西尾香苗
発売日:2024年8月
ISBN:978-4-7661-3879-5