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ホワイトボードでグラレコをやってみた感想

経緯

経営の数値や話題が飛び交うMTGで議事録をとっていたところ、
「口頭の内容が記憶に残らず流れてしまう」
「膨大な文章だと振り返りしづらい。全部読むことはない」
とフィードバックをいただき、議事録以外で記憶にも残りやすい記録方法を考えることに。

ちょうど会議室に大きなホワイトボードがあったため、
「ホワイトボードにグラレコしながら、会議をしたら良いのではないか?」
と思いつきチャレンジ。

使用文具

Pentel Knockle ホワイトボードマーカー 赤・黒

インクが薄くなってきたと感じたら、ペンの後ろをカチカチと押してあげるとインクが復活する。カチカチしている様子が「プロっぽいのでは?」と勝手に思えてくる。

PILOT ボードマスター 青

太くて握りやすい。インクの薄れも感じなかったけど、あまり青色を使わなかったからかも。

コンビニでもらったお手拭き

黒板を綺麗に消す、ささっと消したい時に使うかなと思って持っていく。しかし、黒板よりも自分の手を拭く方が多かった。

やってみた感想

ホワイトボードグラレコのメリット

  • 「間違えても消せる!」という安心感。とりあえず描いてみるができる。

  • 消してスペースを新たに作ることができる

  • ゴミが少ない(?)

  • (グラレコに共通するけれど)その場で話題・議論が可視化されることによって、空中戦が防げる。後から、話全体の振り返りもしやすい。

ホワイトボードグラレコのデメリット

  • 最終成果物が残りづらい。スペースが限られているので、消しては描いてを繰り返すことになる。

    • 写真で撮って、チャットでシェアするなどで対応は可能。

  • スペースを新たに足すことができないので、残りのスペースもみながら計画的に書くことが必要になってくる。議事録をタイプするときよりも、どの言葉・話を残すかにさらに注意が必要になる。

  • 色数が少ない(黒・赤・青・緑)。どうしても成果物の印象が授業の板書に近くなる。

  • 手が真っ黒になる。

その他感想・反省点

文具について

  • マーカーは平芯と丸芯で迷ったけれど、大・小文字と使い分けるなら平芯の方が使い勝手が良さそうだった。おそらく紙でグラレコをしている人は、馴染みがあると思う。

  • 描いては消すが多かったので、次回からは一気に消せる大きな黒板消しを持っていく。

    • お手拭きだと拭いた後に水分が残り、マーカーのインクの邪魔になってしまった。

    • 描いているうちに自分の手が真っ黒になってしまうので、お手拭き自体は必要。

グラレコについて

  • 色の使い分けをもっとはっきりさせるべきだった。途中から青・赤の使い方が曖昧になってしまった。

    • 重要、決定事項、強調したい言葉は赤文字、課題・次回へのアクションは青文字、とルール決めしておく

  • 描いているうちに「本当に1枚の絵にまとめきらないといけないのか?」という疑問が湧いた。

    • 細かく会議内容を残しすぎると、スペース足りない問題が発生する。まだまだグラフィックへの起こし方を洗練させないといけない。1トピック=1ホワイトボードという感じで描いていたので、次の話題に移った時には急いで消さねばならなかった。一番最後に全体の話題の振り返りができないので、もったいないと感じた。

    • まとめる対象(例:講演会、会議)とまとめる目的(広報に応用・会議に集中)によって、全ての話を1枚に収めるのか、トピックごと1枚にするのかは変わりそう。ちゃんと「何を達成したいから、絵・文字に起こしているのか」を自分の中で持っておく。

    • 一方で「1枚にまとめる」からこそ、話の要点の抑え方などが洗練されてくるのかもしれない。今後描き続けることで、探っていきたい。

  • 会議中に別資料が共有された時、見ながら、聞きながら、描きながらは結構大変。資料共有時には、説明を描くのではなく、資料で共有したかったことに注力して聞き、描き残すようにする。事前に使う資料には全て目を通して把握する。

  • 写真で残す時には光のあたり加減を気をつけた方がいい。天井ライトの反射で文字が見えづらくなってしまう箇所も出ていた。

次回に向けて

もしかすると、私がやったことはグラレコよりも下記の「ホワイトボードミーティング」というものに近しいのかもしれないです。

「一枚絵にまとめないとグラレコではないのか?」という疑問については、こちらのnoteが色々考えるヒントになりました。人の数だけそれぞれのグラレコがあるんだよね!という希望。

チャレンジしてみて、改めて自分は「もっとみんなで話したくなる可視化」を目指していきたいんだと再確認。イラストにしてもスライド図解にしても、目指す方向性は変わらないので、もっと描くことを突き詰めていけるようにしたいです。


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