アストロノーカ、懐かしきは孤高のゲーム性
まえがき(まくら)
こんにちは。エートーです。
最近多趣味を少しずつ吐き出しています。付いてきてくださっておりますか??振れ幅が大きくてすみません。アナタ様の興味のあるところだけで、大丈夫ですよ。よろしくどうぞ、お願いいたします。
ミュウ配布の件だけここに加筆しときます。たぶん救済は無いですよね。ちゃんと「きちんと通信環境を整えてふじこふじこ」って記載がある。配布の操作をしたとき、家で帯域を別に使っていた(ポケモンプレゼンツを観てた)ので、まあ、仕方ないと言うことに。サブロムでもらったので、それであきらめるしかないです。切り替えて次。
あのですね、我が家には猫の額程度の菜園がありまして。そこで今年、はじめてメロンを栽培しているんです。
398円の苗です。苗としてはまずまずの価格と言える部類ではないでしょうか。ウチのワイフに言わせれば高いですかね。トマトとか、きゅうりとかのことを考えれば。
春先、苗の購入におよんで。ワイフには、「トマトときゅうりにしようよ、メロン?実がつくわけないよ!」、と言われたのですが、ワタシはやっぱりロマンを求めたい。それゆえにこう言いました。「我が菜園も、新たな境地に向かいたい。だからメロンだ。きゅうりなど実家から貰えばよい」と他力本願はなはだしく、ただメロン苗を買いたいだけのその場限り、心にもない決意をのたまいました。
そもそも、メロンを庭で育てることでたどり着く境地とやらが、いかなる崇高なものなのか。などということはただのひとっっつも考えず、今年は興味本位の一本槍でメロン栽培に手を出したのです。5月中ごろの話です。
それが、今や、こちら。
この記事を書いていますのは2023年8月6日なのですが、今日、収穫しました。1週間ほど追熟すると甘くなるらしいので、お盆に食べてみようと思っています。
何せ素人の畑の土です。追熟したところで甘くなるのかどうかはわかりませんが、近所のスーパーではなく、肉屋さんに行って良い生ハムを手に入れたいと思います。あとアイスね。近所の観光牧場でうまいと評判のアイスクリームを。わざわざ遠方から、たくさん人が訪れる観光牧場のアイスクリームを、買ってこようと思います。
ちなみに、メロンの銘柄は「シルクロード」っていいます。すみません、寡聞にして存じ上げずにこれまで生きてまいりました。果肉は黄色いタイプだそうです。
育ててみて感じたことは、苗に書いてある栽培方法の通りにやること、そしてそれを行うタイミングが大事ということ。
こちらのメロンの苗に刺さっていた能書きによれば、ツルが伸びてきたら葉っぱが5枚のところで、ツルをカットします(摘芯)。摘芯すると、カットしたツルはそれ以上伸びられないので、わき芽が誘発されるんですね。そのわき芽も際限なく生やしてはダメで、調子の良い2本だけに絞って延ばし、同様に葉っぱ20枚のところで摘芯。そしてさらに、誘発されてわき芽が出てくるわけですが、そのあたりからだんだん花がついてまいります。この花を良く見て、こんどは雌花に受粉をします。そして実が大きくなりだしたら、実より根に近いわき芽は全カット…ということでした。結構フェーズがたくさんありました。
我が家のメロンは1本だけなのですが、それでも毎日、様子を見るだけでも見ておかないと、手を出すタイミングを逸してしまいます。農家さんはこれを何十本、何百本とやってるんですね。そう考えると農業は大変だなあと思うわけです。
このゲーム、知ってます?
農園を経営するジャンルのゲームって、ありますね。最近のスマホアプリでもたくさんありますね。
あとはマイクラ。あのゲームでも、農業できますよね。やろうと思えばものすごーく広大な農地も、作れますもんね。ランディ・バースか。
あとは『牧場物語』ですか。そちらは触ったことが無いんですけど、ファンの方たくさんおられるんですよね。
されど、今よりさかのぼること25年。未だ似たようなゲームの現れない、高いオリジナリティを持つ農園経営ゲームがありまして。この間、うちのBOSSであります、コケさんとコメント欄で話題にした、『アストロノーカ』。
(BOSSー、ワタシ、わりと義理堅いんですよ!)
ワタシがゲームをやっていてすごく嬉しい瞬間、大変エモーショナルだなあ、と思う瞬間というのはいくつかあるのですが、一番大きいのは、ゲームにありがちな予定調和ができるだけ起こらないように、工夫を施されているのを感じる瞬間が、それ。
この『アストロノーカ』には、他ではなかなか見られない手段を用いた工夫による意外性と、ゲーム性が詰め込まれています。
出会いは、ラジオ
このゲームを知ったのは、こちらのラジオ。
ttps://youtu.be/SExFXWkfokw?t=1533
このラジオ音源がここにあることは、ありがたいと思う反面よろしいことでは…ないような気がしてならないので、直リンクでの紹介は避けますね。上の文字列をコピーして、頭にhを加えてアクセスしてください。昔はよく、こうやってサイトを紹介したものなんですよ。懐かしいですね、うふふ。ちょっとご面倒をかけますが、是非拝聴願いたいです。最後の数字までペーストすれば、ちょうどゲームのお話のところから始まると思うんですよね。
25年前の若き伊集院さんが、ものすごく楽しそうに紹介してくださってます。ゲーム通として知られる伊集院さんが褒めちぎるんです。このお話を聞いて、当時のバイト先である家電量販店で購入したんだと思います。
ゲーム性に織り込まれる、現実への示唆
このゲームの軸は、『宇宙野菜の品種改良』と『宇宙害獣との共存』。
ラジオでも触れられていますが、このゲームは『宇宙野菜』を品種改良したり、突然変異を繰り返したりして良い形質を持つものを栽培して収穫します。そして、『宇宙農協』で開催される品評会で高い評価を得て、最終的には伝説の『宇宙野菜』を育て上げ、宇宙一の『宇宙農家』になるのが目的なのです。
プレイヤーが日々天塩にかけて育てている『宇宙野菜』を食害すべく、『宇宙害獣』が毎日のように、プレイヤーの『宇宙農園』にやってきます。『宇宙害獣』に食害されると『宇宙野菜』は傷物となり、『宇宙市場』での価値が下がってしまいます。
そこで、プレイヤーは『宇宙害獣』を追い払うために、カカシや落とし穴、トリモチといった『宇宙トラップ』を設置して宇宙撃退するわけなのですが、
同じ『宇宙トラップ』で追い払い続けていると、たちまち『宇宙トラップ』が効かなくなり、『宇宙害獣』のフォルムが変わったりします。そう、『宇宙害獣』が進化するのです。最終的には、すべての『宇宙トラップ』が『宇宙害獣』にたいして宇宙通用しなくなります。
お気づきでしょう。ええ、宇宙言いたいだけです。伊集院さんもそうしていましたし。
この、『宇宙害獣』がしたたかに進化していくあたりが、とても示唆に富んでいます。新しい薬に耐性を持つウィルスが現れる、実社会のようです。ワタシがこのゲームが素晴らしいと感じるところは、ここです。一筋縄にならないところ。作業になりがちなところが作業にならないところ。たまりません。
開発はオリジナリティあふれるモリカワさん
ところで、この『宇宙害獣』の進化プログラムには、遺伝的アルゴリズムのAIが使われていたんですね。『宇宙害獣』の振る舞いは、すごく味のある自然な振る舞いをします。是非体験してほしいです。当時でこの遺伝的アルゴリズムを採用していたソフトは他に無いはず。このゲーム、どこのメーカーから発売していたんだっけ?と確認したら、なんとまあ、エニックス様。んーでも、この毛色はエニックスのそれでは無いよねえ…とWikiってみると、『がんばれ森川くん2号』のムームープロジェクト様でしたね。
由緒素晴らしき『アストロノーカ』、現在の最新ハードでプレイすることはできないようですね。続編の登場や、リメイクが根強く待望されていますよね。なにとぞお願いしたい。
サゲ
ということで、今日は実社会でも、ゲームでも、宇宙でも。農業に精を出すお話でした。
あとはランディ・バースはどちらかと言えば農場というより牧場、まさに牧場物語なんですね。脳も暑さにやられつつあるようです。
そう言えば、採れたメロンを見て、ワイフが言ってました。「来年は3株か4株植えようよ」
なんでまた、そんなに植えるのよ。たくさん出来ちゃったら大変だ、と弱気を見せると、ワイフが言うのです。「その時は売りに出せば良いよ」
皆さんにおかれましては、美味しい夏の味覚をたくさん摂って、栄養をしっかり蓄えて。寝て。暑い夏を乗り切りましょう。
それでは、また!
いつもサポートいただきましてありがとうございます。大変助かっております。これからもがんばります!がんばります!