Grand Storyメンバーインタビュー:カタリストチーム・竹原三貴
私たち株式会社グランストーリー(以降:Grand Story)は「次世代に活力と希望に溢れる豊かな未来をつなぐ」をVISIONに、「意志ある人の可能性を解き放ち、新たな価値を生み出すプラットフォームをつくる」をMISSIONに掲げるスタートアップです。
このVISION・MISSIONを成し遂げるためにこの度当社は、スタートアップ・大企業・ベンチャーキャピタリストなど新産業創造を導くキーパーソンがつながり出会う新発想のプラットフォーム「STORIUM」をβリリースしました。
当ストーリーでは、「Grand Storyメンバーインタビュー」と題し、STORIUMを支えるメンバーをひとりずつ紹介してまいります。
第3回目となる今回は、Grand Storyのビジョンに深く根ざした事業「STORIUM」のカタリストメンバー「竹原三貴」のインタビュー。大手人材紹介会社でのキャリアアドバイザーや教育系ベンチャーでのカスタマーサクセスを経験し「日本の幸福度ランキングを底上げすること」「人と深く向き合うこと」を軸に日々ミッションに邁進している彼女が、どんな理由でGrand Storyにジョインしたのか。今何を感じながら、これからのGrand Storyにどんな未来を描いているのか、じっくり話を聞いてみました。
『活き人』が集い、化学反応を起こす産業創造の場のプロデュースを通じて「日本の幸福度ランキング」の底上げに貢献する
<竹原三貴プロフィール>
株式会社グランストーリーのカタリスト。「日本の幸福度ランキングを底上げする」「人と深く向き合う」を軸に生きる。新卒でパーソルキャリア株式会社に入社。キャリアアドバイザーとして1000名以上の転職支援に携わり企画マーケティング、管理部門の職種を専門領域としつつ若手層の可能性を広げるキャリア支援が得意。2018年に株式会社Schooに入社。「世の中から卒業をなくす」をミッションとし、法人事業にて社内の育成のあり方を変えるために「自発型学習の文化醸成」を目的としたカスタマーサクセスと「Schoo人事学びゼミ」を立ち上げコミュニティマネージャーに従事。株式会社グランストーリーでは新規事業STORIUMのカタリストとしてクライアントに伴走する。趣味はミュージカルとスヌーピー 。
Grand Storyと出会ったキッカケは?
前職でお世話になっていた方からの紹介で、Grand Story代表の越智さんと出会いました。当時のGrand Storyは設立して半年くらいで、会社としても事業としてもまだまだの状態でしたが、越智さんより「次世代に希望と活力に溢れる未来をつくる」との創業ビジョン、そして「活き人を増やし、つなげ、あるべき産業創造プラットフォームをつくる」とのミッションをうかがい、強く共感し、自分になにか出来ることがあればと思ったのが、最初のキッカケでした。
Grand Storyのどのような部分に共感しましたか?
私自身が就活の頃からずっと変わず大切にしてきた「WILL・働くテーマ・ミッション」は「日本の幸福度ランキングを底上げする」でした。Grand Storyのビジョンとミッションはまさに私のテーマとも直結すると考えています。越智さんは、日本の幸福度が低い背景や要因について驚くほど明晰に考えられていて、その背景と要因を塗り替える本質的なアプローチについても明確な意見をお持ちでした。
あとはそれらをどのように社会に落とし込みインパクトへ変えていくか。どんな事業をどんな順番でどのように実現していくか。そんなGrand Storyがこれから描こうとする物語に、強い可能性と期待を感じました。またその物語を語る越智さんのピュアな信念と熱さに心を揺さぶられた部分も大きいです。
日本の幸福度を底上げするために、竹原さんのこれまでの歩みについて教えてください
私は新卒で大手人材紹介会社に入社し、入社直後からキャリアアドバイザーとして多くの働く人たちに向き合ってきました。キャリアアドバイザーとは、転職希望者ひとりひとりと深く対話し、寄り添い伴走しながら、その人の可能性を活かせるキャリアと出会うプロセスを全力でサポートする、やり甲斐のある仕事でしたね。
ただ私はいつしかキャリアという言葉になんともいえない違和感を感じるようにもなってきました。それは、キャリアチェンジの理由が年収アップだけが目的であったり、世の中のトレンドや変化に焦って新たなスキル獲得を繰り返していく先に、果たしてその人らしいやり甲斐に溢れた幸福な人生を得られるのだろうか?そんなモヤモヤした想いを抱くことが増えてきました。やがてその違和感を意味を見つけたくなり、やがてコーチングや自己理解を深める心理学を学ぶようにもなっていきました。
そんな中で、私にとってあるべきキャリアとは、その人の根源的で普遍的な気持ちに素直になり行動すること。常にバイアスなく物事を捉え、感性を磨き、自分が心から熱狂できる目的やビジョンを見出し、その実現のために好奇心と共に学びを深め、自分でも驚くような新たな自分と出会っていく。そんな弛まぬ「活き方」こそが幸福なキャリアであり、幸福な人生を見出す本質なのでは、と考えるようになっていきました。
Grand Storyが掲げる「活き人」とは「制約条件に囚われず、⾃らのあるべき姿から思考し、⾼い熱量と⾏動⼒で⼈びとを惹きつけていく次世代のリーダー」という意味なのですが、こうして当時のことを振り返ると、あの頃ずっとモヤモヤと悩み考えていた私こそが「活き人になりたい!」とインスパイアされたことが、この会社とのご縁につながったと言えるかもしれません。
「日本の幸福度ランキングを底上げしたい」「出会うひとりひとりに深く向き合いたい」このテーマを見出すようになった背景は?
「日本の幸福度ランキングを底上げしたい」と思いはじめたルーツは小学生まで遡ります。
当時、学校の授業でユニセフを通じた発展途上国の支援や、ストリートチルドレンの支援について学ぶ機会がありました。その授業の中で「日本人の幸福度が先進国の中で最下位」との話を聞き、衝撃を受けました。日本はこんなにも豊かで、治安も良く、あらゆる面で恵まれた国なのに、どうしてこんなにも幸福に感じる人が少ないのか。どうしたら日本人はもっと幸せになれるのか。そんな問いを抱くようになりました。そして、就活時に自分は社会人として何をするかを自問自答する中で、いつしか「日本人の働き方」を変える仕事に就きたいと考えるようになりました。
「人と深く向き合うこと」の大切さを教えてくださったのは、小学校時代の担任の先生です。
私立の女子小学校に通っていたのですが、当時の私は内弁慶で周囲と馴染めず、勉強からも逃げて、教室の隅でなるべく目立たずに存在を消しているような子供でした。学ぶことから逃げて、孤独に苦しむ私に、先生はとことん粘り強く寄り添ってくださり、何度も私の背中を優しく押してくださいました。そんな先生のおかげで私は救われ、少しずつ周囲ともありのままの自分で関われるようになり、私もいつかあの先生のように人と人の人生に深く向き合い、寄り添うことができるような存在になりたいと考えるようになりました。
また、私がずっと「活き活きと働く幸せな人」に意識があるのは、経営者である父の影響がとても大きいです。幼い頃からの私の記憶には、いつも楽しそうに仕事の話をしてくれる活き活きとした父の姿が焼きついています。ただあとから聞いたのですが、当時は会社が大変で、実は苦しいことが何度もあったそうです。ですが父は決して辛そうな姿は見せず、ずっと活き活き働く大人のカッコよさを私や家族に示し続けてくれます。
そんな先生と父の影響とふたりへの憧れが、今の私の価値観や生きるテーマにも深くつながっています。改めてご縁に感謝ですね。
*活き活きと働く幸せな人や環境のあり方を模索した学生時代のコールドストーンでのアルバイト
現在のGrand Storyでのミッションと、やり甲斐について聞かせてください
2021年1月よりスタートしたGrand Storyの新サービス「STORIUM」のカタリストを務めています。
トライアルβ版の公開から2ヶ月が経過し、お陰さまでトライアルでお使いくださるクライアント企業様の数も40社近くに増えてきたのですが、そのクライアントの皆さんにサービス利用価値をお届けするために、できることは全て行うのが私たちのミッションです。
STORIUMは立ち上げ間もない事業ですから、クライアント企業のステータスも全てが初めてのケースです。顧客ごとにどう対応するか、常に手探りでチームメンバーと意見を交わしながら模索する日々を送っています。全員がモチベーション高く、新しい経験を同時に積み上げていて、ほぼ毎日プロダクトもチームも進化している実感は今のやり甲斐になっています。ただ、目指す成果や結果にまではつながっていませんので、本当の勝負はここからですね。
むしろ今はやり甲斐以上に、強い使命感と責任を感じています。
どのクライアント企業様も「STORIUM」が描くプロダクトビジョンには共感してくださっています。スタートアップは大企業とつながり事業成長を加速化したい。大企業はスタートアップとつながりオープンイノベーションを加速化したい。そのための出会いの機会と共創パートナーシップの成功確率を高めたい。そんな希望に新たな方法で新たな可能性の道筋を示そうとしていることに、とても多くの方々がご期待くださっています。なんとしてもそのご期待応えたいという思いが日々の原動力、モチベーションにもなっています。
また当然のことですが、スタートアップの経営チームの皆さんは、私たちと同様にそれぞれの大きなビジョンがおありです。新たなテクノロジーで社会変革を起こしたい。その為に戦略的に事業をつくり、どんなチームをつくり、どんな企業と資本提携や協業パートナーシップを実現したいか。起業家や経営チームの皆さんとのやり取りではそんなお話が飛び交います。
私たちとクライアント企業様の双方がお互いのビジョンを応援支援する「共創パートナーシップの関係性」が育まれつつあることに、既にSTORIUMのもたらす今後の可能性を強く感じますし、同時に社会的な責任の大きさを感じています。
Grand Storyにジョインしてから感じる成長実感は?
Grand Storyにジョインしてから、特に精神面の成長が加速していると感じています。
Grand Storyのメンバーは、経営陣含めてみんな本当に純粋な想いと志を持って目の前のミッションに取り組んでいる人ばかりです。先日久しぶりにオフィスに全員が集まって開催したNext Story Meetingでは、それぞれの純粋でコアな価値観や信念をメンバーそれぞれの言葉で聞くことができ、心がクリーニングされるような気持ちになりました(笑)。
高い意識で目の前のことに取り組んでいるメンバーに囲まれていることで、私自身がぶれずに邁進し続けられる。つまりこのチームが心の支えであり、張り合いにもなっています。
それから、ものすごく深い人間洞察力を持つ代表の越智さんから『Your Time』でいただく様々なフィードバックも、私にはとても意義深い時間です。『Yout Time』はGrand Story社内の取り組みで、越智さんとメンバーが一対一で話す中で、メンバー自身中心となって「自分と向き合う場」のことを指します。『Yout Time』では越智さんもメンバーも肩書きや普段の役割を横に置いて、お互いいち人間同士として話しながら、仕事のこと、プライベートのこと、人生のことなどすべてひっくるめてざっくばらん感じていること・考えていることシェアする時間になっています。
そんな『Your Time』での越智さんからのフィードバックの中で、自分の中の確かな変化を感じているのが「場をつくるするような発言をすること、そして勇気を持つこと」です。
私の中には昔からの癖で、相手を尊重しようとしすぎて自分の意見が言えなくなったり、場の調和を重んじるばかり一歩引いて時に迎合してしまう傾向があることを越智さんには見抜かれていました。越智さんからのフィードバックのおかげもあり、最近は周りを尊重しながらも、自分の意見や考えを恐れずに伝えること、またその為に考え抜くことを意識するようになりました。
業務の場においても、自分がプロジェクトリーダーをつとめる企画では積極的に場をリードし、メンバーを巻き込めるようになってきたと感じています。今までのおっとりと受け身でいた自分とは全然違っていて、この変化には自分でも驚いています。
それから「目的思考で居続ける」ということができるようになってきたこともGrand Storyでの成長実感ですね。つい目の前の仕事に対して『Howーどうやってやるか』の部分からすぐに取り掛かってしまう傾向があるのですが、越智さんはいつも『Whyーなぜ、なんのためのやるのか』から考えようと言われます。Howからではなく、Whyから考えることで、その議題の本質に立ち戻ることができる。普段の業務の中でもそうした良い意味での思考のクセがついてきた実感があります。
目の前の業務ではいろんなチャレンジがありますが、Grand Storyでのミッションを通じて得られているこうした精神的なコアの部分の成長、プロフェッショナルとして活躍していく上では絶対に備えておきたい姿勢のようなものがとても鍛えられていると実感できていることも、大きなやりがい繋がっています。
*Grand Storyが企画運営するアカデミー事業IGNITION、2期参加者のスタートアップの経営者やリーダー陣、投資家のみなさんと
立ち上げメンバーの一人として、今後Grand Storyをどんな会社にしていきたいですか?
メンバーひとりひとりのミッションと、Grand Story / STORIUMの交点が明確で、本当の意味でメンバー全員が”自律駆動”できる会社にしていきたいです。”自律駆動”という言葉、これまでの他メンバーのインタビュー記事にも度々出てきますが、自ら考え動いていく姿勢を意味するGrand Storyが大切にする価値観のひとつです。事業拡大に向けて少しずつメンバーの数が増えていきますが、その点はしっかり丁寧にひとりひとりのメンバーと対話をして引き出していくことをこれからも大切にする組織でありたいです。
一方で、Grand Story / STORIUMが思い描くあるべき未来の世界の姿は壮大です。この構想や世界観をの実現するには、今いる創業メンバーが発揮する仕事のレベルを上げ、そして新たに入ってくるメンバーも巻き込みながら行動力を何倍にもしていかないと到底間に合わないという危機感もあります。そのためにも、ひとりひとりの人生のミッションとGrand Storyのミッションとをシンクロさせ、真の”自律駆動”組織になっていくことが必要不可欠であると考えています。
Grand Storyのチームの一員として、今後中長期的に挑戦したいことは?
STORIUMは5月のメジャーリリースを目指して、現在PMFの総仕上げを進めているところです。
トライアルβ版公開から2ヶ月ほどが経過し、ご利用いただくクライアント様の数や業種も日に日に増え、クライアント様に協業の可能性をご提案できるイメージも少しずつ見えてきました。
私たちカタリストはこれからSTORIUMがどんなに規模になろうとも、1社1社のクライアント企業の描くビジョン・チームの皆さんと心と心を重ねていくことはずっと大切にしていきたいと思います。プロダクトで実現する体験価値と、カタリストが心を通わせるサービスを掛け合わせ続けることで、STORIUMの目指すビジョン実現と、クライアント企業の可能性を最大化していきたいです。
また近い将来には、STORIUMのビジョンに共感しプラットフォームをお使いのクライアント様がオンライン上で一堂に会せるようなカンファレンスを開催したいですね。
コロナ禍で、多くのカンファレンスやイベントがオンラインにシフトし、新たな技術やアイデアも生まれてきました。ですが、まだまだ従来までのオフラインの置き換えで試行錯誤している状態で、100%オンライン、もしくはオンライン起点での「効果的な企業と企業の出会う方法」の最適解はどこも見出せていないのではないでしょうか。
STORIUMは当初からオンラインでの繋がりをベースにしたエンゲージメントプラットフォームとして構想し、プロダクトを開発してきました。プラットフォームには、オンライン上でありながらも、そこに登録する企業や人が有機的な繋がりやセレンディピティを体験できるよう、様々な工夫があります。そんなSTORIUMならではの世界観・機能・データを駆使した次世代型のカンファレンスをいつに日か、企画し実現したいと思います。
次世代を見据えた事業創造に本気の企業同士の出会いの場をつくることにおいて、クライアント企業様と強く深い信頼関係を構築し、協業提案ができることが必要不可欠です。その為には私自身がクライアント企業の皆様と同じ視座と視野と経営視点で私自身ならなければならないとも強く感じています。
そしてSTORIUMのカタリストのミッションを通じて、私自身の人生のミッションである「人と深く向き合うこと」に取り組むこと、そしてSTORIUMを『活き人』が集い、相互に化学反応を起こす産業創造プラットフォームに発展させていくことを通じて「日本の幸福度ランキングを底上げする」という私自身のミッションも実現させていきたいです。
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