夫婦のコミュニケーション
「別れる夫婦は予測できる」とこの本の著者ジョン・ゴッドマンは語っています。
結婚すると決めたときから、どうやって離婚しようかと考える人はいないですよね。
結婚生活を長続きさせたい、ずっと幸せな気持ちでいたいと願っているはず。
なのに、3組に1組が離婚という結果になるのは、なぜでしょうか。
例えば、ゴルフが共通の趣味の夫婦がいたとします。
共通の趣味は、円満な結婚生活をおくるのにプラスに働くはずです。
だけど、その夫婦がいっしょにゴルフ場に行くと、こんな会話が
「そんな打ち方をするから、真っすぐ飛ばないんだ。ばかじゃないのか」
「ウェアと道具は決まっているのに、肝心の腕はさっぱりね。お金の使い方を考え直したら」
これでは、共通の趣味のゴルフも楽しいはずはありません。
これは、どちらも悪い結果につながる会話の出だしです。
非難と皮肉を込めた侮辱的な言葉
このような出だしでは、良い結果につながるはずはありません。
ゴルフのプレーのことだけではなく、日頃の不満からアラ探しの非難になっていますよね。
相手の性格、人格、能力を傷つける言葉の応酬になっています。
侮辱的な思いが込められています。
この非難、侮辱に加えて、自己弁護、逃避が夫婦関係に致命的な傷を負わせる危険因子と言われています。
自己弁護は、自分の正当性を主張して自分のことを守ろうとすること
逃避は、向き合わずに逃げていくことです。
妻から話しかけられても、あらぬ方を向いたまま返事をしない夫の態度が逃避にあたります。
このような非難、侮辱、自己弁護、逃避のやりとりばかりでは、やがてお互いに疲れ果て、いっしょに暮らすことができなくなります。
実は、幸せな結婚は、夫婦の深い友情から成り立っています。
この友情とは、夫婦がいっしょに生活する者同士として、お互いに尊敬と喜びを分かち合うことを意味しています。
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