学校と家庭の連携で-禄

日本でコロナウィルスが拡大してきて、
3月、政府から急きょ
『全国の小中学校と高等学校の臨時休業』が発表されてから学校からのフォローは一時停止になってしまうわけだが、家庭の中では病が完治するまで続けられる。

全国では3月2日から休校になったが、湯沢町では4日から休校となった。
2日間遅れての臨時休校開始の理由は、臨時休校開始からの春休み終了までの期間が長いために、
急いで課題(宿題)を作成して、臨時休校中の注意事項をまとめプリントにする必要を優先し、
学校に置いていた荷物(作品、習字道具、絵の具、楽器など)を持ち帰えらせるため。
それが正解だった事は言うまでもない。

ほとんどの学校では宿題すら出さず、荷物が置きっぱなしになり教室が散らかっている様にも見える状態。
宿題も課題も無い生徒達は、家で自習せず友達と遊ぶために外出したりゲームばかり。
公園や広く換気の良い場所へカラダを動かしに行く程度なら良いが、全くそうでない場所へ集まりニュースで問題になった。

さて、
心因性頻尿の症状が良くなってきた伊之子への家庭だけでのリハビリと訓練には、やはりオムツと尿とりパットは欠かせなかった。
ようやくオムツ&パットのコンビに慣れてきて、
トイレパニックが無くなりだしたのだけれど不安は取れず。
思い切ってバッチテストJr1級受講を。と、GALAスキーのホームページで調べると、3月からの検定中止の案内が……
コロナウィルスの影響だ。
慌ててパークスキー場もNASPAも調べたが結果は同じ。

全日本スキー連盟で、検定中止が決定されたのだ。

もっと早く、心因性頻尿の不安が消えていたら…。いや、病気にさえならなかったら…。

悔しくて悔しくて、あのA先生を再び憎く思った。

過ぎた時間は戻らない。先を見て、先にすすまねぱ。

個人レッスン以外は1週間もすれば中止になる。
“しかし、雪がない”

“どうしたら?“
“雪があるのはGALA、湯沢高原、かぐら方面くらい”

“やってるスクールは??良い所は??”

“そうだNASPAなら“

パークスキー場で行われたユースポのスキージュニア育成で、2年間お世話になった時、
NASPAから指導に来ていた先生を思い出し、NASPAなら良いレッスンを受けられるかもしれない。
と、祈る思いだった。

雪も無い、レッスンも受付が終了する。

『もう、今回が最後のレッスンだと思っていきなさい!』

3月4日、
伊之子にオムツパットコンビを履かせ、
受付には、学校のスキー授業とJr1級受講を予定していたが、娘の病気事情で出来なかった件を説明。

団体レッスンを受付し、受講させる。
受講生が少なく、マンツーマンの様にコーチングしていただけた。

そのたった1日のたった2時間でも、伊之子はさらにスキーレベルを上げられた。

大転倒して、怪我をして、身体中に打ち身もして。

彼女が下手だったからではない。疲れからだ。
(トイレ休憩無しでのレッスンだった様で、1度もトイレへ行かず休憩もしていないとの事。)
怪我を心配していたNASPAのコーチとの会話で、
大転倒した経緯と伊之子のレベルが理解できた。

しかし、その時の恐怖は新たにトラウマを生んだ。
中上級の傾斜とコブが恐怖になり、
伊之子がGALAの1番すきなジジ(中級コース)を避ける様になり行きたがらなくなった。

ただ、“鉄は熱いうちに打て“ もあり、4日間の安静の後で、NASPAに再び⛷️ レッスンを受けさせた。
半日レッスン後、追加で午後も受講。
(もう、思い残す事はない)

冬が終われば、すぐに夏が来る。夏がくれば冬が待ち遠しくなり、スキーがしたくなるだろう。
ただ、スキーで大転倒した際の恐怖は、
夢に見、寝る前に思い出すほどに、強く痛い思いをしたのが分かる。

『夏がきたら、あれ??っていうくらい、子供って意外に忘れてるんだよね~』
あるママ友の言葉も、うなずける。

あんなに酷くて、辛かった頻尿によるパニックも全く無くなり、頻尿も治まって来たのだから、
新たなトラウマだってきっと…大丈夫。
克服しないと未来に進めないって、自分に言い聞かせたり、いろいろな工夫をしたり、家族や社会的な周りでフォローしたり、一緒に取り組めば、
きっと上手くいく。

恐怖を思い出して眠れないなら、知っている昔話をしてあげよう。
昔話が尽きたら、無料動画配信サービスから探そ。
毎日、聞いて。毎夜、途中で眠れるように。
3密ダメだけど、手をつないであげよう。
怖がらせない。安心させて。一緒に眠ろう。

※Color noteのスクショ参考

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