グランマが旅で見つけたお気に入り・カゴ編
娘が結婚するまで、毎年「働く楽しみ」と称し、2人でフランスを訪れていました。「もう、要らないんじゃない?」と娘からストップがかかるまで買い続けたのがカゴ。パリの市場や雑貨屋さんで気に入った物があれば、帰りの荷物のことを気にかけながら「えいっ!」と買ったものです。
ある年、5区カルチェラタンで見つけたのが小さな金物屋さん。お店には所狭しと日常生活に必要なありとあらゆる金物類が置かれている中、天井からはたくさんのカゴが吊るされていました。気に入ったカゴを何点か下ろしてもらいマイベストワンを購入。お値段もお手頃でした。オランダやイタリアでもカゴは見かけましたが、このお店のカゴはしっかりしていて使い勝手がよく、その後も何度か通いました。
その中で、今も毎日のように使っているのが、いわゆるマルシェカゴ。お弁当を持ってピクニックに行くのにぴったりなのが、紫のカゴ。四角いのは、ちょっとお出かけ用と使い分けています。
旅先では、高価なブランド品ではなく、普段の暮らしを少しだけ豊かにしてくれる物を探してよく歩きます。そして、それが私の旅における大きな楽しみなのです。
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