grandiko

アート好き。北欧&フランス好き。子ども好き。 アートセラピスト+フランス語講師+保育士。 小学生息子(ホームスクーラー)と暮らす日々中で呟いています。

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最近の記事

「お母さんは悪くないですよ」

年に数回、児童入院施設のある、こころの医療センターに私だけ相談。 何かあった時のためにカルタを作っておこうという思いから。。 市内から山のトンネルを走る電車に揺られて、気分転換といった感じです。 そんなに話すことないなぁと思いつつ、けっこう喋るとなんだかスッキリ。毎回、医師はほとんど話さず、聴くだけなのですが、ポツリの一言がいつも心に残ります。 マスク越しの目が優しくて、山の仙人のような目をしている。 静かなロビーでお会計を待ってると、入院相談窓口から「お母さんは何も

    • 人とのつながりで癒える

      隣が火事になり9歳息子と実家に避難して3週間経ちました。。 ”人生において最も悲惨なことは、 ひどい目に遭うことではなく、 一人で苦しむこと ” 松本俊彦氏(精神科医)の言葉が身に沁みています。 息子が通級の先生に会いたい(半年以上会っていない)と言い出し、 先生と近所の公園をお散歩。 昨年は教室に通えない(外に出れない)息子に月2回電話をもらっていた。 内容はほぼ息子の遊んでいるゲーム(マイクラ)の話中心。 ただ、うんうんと丁寧に聴いている先生。 近すぎず、遠すぎな

      • いのちと住まい

        自宅(マンションの)隣の部屋が火事になり、近所の祖父母宅で避難生活中。 我が家は無事ですが、消火活動(消防士60人)でベランダ、リビング床などのすす汚れ、火災臭が強烈でしばらく帰れそうにありません。。 災害事故は本当に突然起こる。 今までの悩みは一切ぶっ飛び、宇宙に放り出された感覚。 いのちと家さえあれば幸せ、という究極の思考へと転換。 子どものひきこもる家があるだけ平和。 人生観がまたガラリと変わっていく気がする。 お風呂上がり息子と黒煙の中、パジャマ姿で階段を駆け下

        • 母子分離不安、、

          息子が不登校となり、初めて知った言葉の中に 「母子分離不安」があります。 小1・9月から完全不登校と同時進行中の現象。 外への不安から外出も難しい 「ママも外行かないで!」と叫ぶ息子との生活。 (ごみ捨てはなんとかOK)  昼寝中に出かける(10分)くらいしかできなかった あの頃が一番大変でした。 帰宅したら玄関で赤鬼のような顔で大泣きする子の姿。 この先どうなってしまうのか。。 先の見えないトンネルに迷い込んだ日々でした。 当時は、脱獄ごっこというゲームをよくしていて、

          発達障がい=少数派の種族 という考え

          本田秀夫先生の発達障害の本を読んだ。 少数派の種族(民族)と理解するとわかりやすい。 日本に住むフランス人女性が、 「日本での生活は息苦しい時がある」 と話していたことを思い出した。 日本の特有の文化。思いやり、気遣いは美徳だが、 いき過ぎると息苦しい。 周りの目を気にする。他人に迷惑をかけてはいけない。 見えない空気読みルールに従う人びと。 この文化に馴染めない人たちは、 外国人だけではなく、発達障害の子達も当てはまる気がする。 息子は6歳の時にASD(自閉スペクトラム

          発達障がい=少数派の種族 という考え

          アートから感じるもの

          10年程前、アートセラピーを学んだ。 自己分析から始まり、描画を見ながらのカウンセリング… 絵には無意識のメッセージが広がっている。 カウンセラーに問われることで、クライエントは自分で考え、自分で悟る。 親の心に変化があれば、子に伝わり、何かが動き出す。 アートで自由に発散できれば、 大人も子供も肩の力が抜けて、 親子に心地よい風がおとずれるのでは。 しかし、、 我が子は絵を描くことが好きでない。 特に、「自由になんでも描いていいよ」と言われると固まってしまう。 「これ

          アートから感じるもの

          「日本語、むずっ」

          書字が苦手な息子(小3)が発した言葉です↑ 小1の6月から不登校。入学後、学習、書くこと断固拒否。 普段はゲーム仲間とチャットor Zoomでコミュニケーションする生活。 でも必要に迫られる(ゲーム攻略メモ、サンタへの手紙、、)と 全く書いていないわりには、(お手本見ながら)きれいな字を書きます。 日本語を学ぶフランス人が書いた字にそっくりなことに最近気づきました。 書き順がめちゃめちゃだけど、できあがるとアートのような文字。 特に「母」という字が、面白い。 日本語は世界

          「日本語、むずっ」

          古くさい教育を脱ぎ捨てる

          植松努氏の講演動画より↓ ”勉強、仕事=苦しいこと、嫌なことは我慢だ! 仕事とは、言うことを聞いてお金をもらう。 戦時中のスローガンがいまだにこびりついている。 大人は競争させて自信をもたせようとしている。 他人と比べる自信は、もっと自信を失う。 ただの優越感だから。。 でも子供たちは受験というスタイルで経験してしまう。 企業が学歴を採用条件から外さない限り、続くだろう。 夢を進学や仕事に限定してはいけない。 進学、仕事は手段でしかない。その先に夢がある。” すべてメモさ

          古くさい教育を脱ぎ捨てる

          フランスに感謝

          20年前にフランスに住んでいたことが 子育ての中で役に立っている気がします。 フランス人といっても、アフリカ系、アラブ系、アジア系、ラテン系、、、 初めてパリに着いた時、街全体が世界の人種が集まる空港のようだった。 宗教もカトリック、イスラム、ユダヤ、と様々なので、考え方も様々。 みんな、なんとなくだいたいで生きている。 いろんなフランス人に出会った。 ハッピーエンドよりも悲劇好き精神科医に通う青年詩人。 出産に立ち会い体調不良になり夫婦で同じ病院に入院した繊細パパ教員。

          フランスに感謝

          学校、外、行きたくない。。

          不登校になって外出したがらない、、 学校=社会=外 に対する不安感からの自己防衛と聞きました。 人間として自然なこと。いまはゆっくり休む時期です。 小3息子は不登校始まって2年目、、この夏は2カ月以上籠っていました。 ”近所の景色を見ると幼稚園時代を思い出して悲しくなる”と言う息子の言葉を児童精神科医に伝えると、幼稚園のトラウマになっている可能性があるとのこと。転居されて改善された(外出できるようになった)事例もあるらしいです。引っ越したい?と尋ねたら「今すぐ!」と即答の息

          学校、外、行きたくない。。

          皆既月食の夜に思ったこと

          「今夜は皆既月食です!」と天気予報士が嬉しそうにしていた。 月を見に外に出る。と言う気持ちは湧き起らない息子。 「部屋の窓から見えないなら残念だね」でその話題は終了。 こちらが無理に外に誘ってもね。。 でも、思い返せば、私も子供のころ、皆既月食とか興味なかった。 大人になって、ニュースで知ったり、へえ、何年、何十年に1回の珍しいことなんだと知ることで、見てみようかな、見ないと損かな。。くらいの感覚にはなってきている。 人にはそれぞれの感じ方、とらえ方、星の数ほどあるんだなぁ。

          皆既月食の夜に思ったこと