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東京二期会オペラ《フィガロの結婚》ドン・クルツィオ役で急遽出演することとなりました
所属先の東京二期会2月公演で予定されておりました、オペラ《影のない女》(ドイツ・ボン歌劇場共催)が、新型コロナ感染症オミクロン株流行により、外国人関係者(指揮者、演出家等)の入国が困難となり、開催が中止となりました。
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そのため代替公演として、弊会の人気のレパートリーである宮本亞門氏演出によるオペラ《フィガロの結婚》を上演する運びとなりました。
渡邉公威はドン・クルツィオ役で出演となります。
二期会オペラで完全なる公演中止は創立以来初めてとのことで、まさにこのコロナ禍においての異常事態でありまして、《影のない女》に出演予定であった方々にとっては、稽古の半ばでの公演中止は心に針を刺されるような思いであろうと心中お察し致します。
ですので、代替公演であるこの公演に出演することは、内心複雑ではあるのですが、《影のない女》出演者の思いを受け継ぎつつ、ご来場頂くであろう沢山のお客様のために、誠心誠意、取り組んでいきたいと思います。
宮本亞門氏演出による《フィガロの結婚》は20年前の初演から弊会の人気の演目で何度も上演されており、渡邉公威は2011年と2016年の同プロダクションに同役で出演しております。
ドン・クルツィオ役はアルマヴィーヴァ伯爵お抱えの法律家の役で、出演箇所は3幕の六重唱と4幕フィナーレの2ヶ所だけですが、特に六重唱は、モーツァルトがこのオペラの中で最もお気に入りの箇所だったそうで、フィガロの両親が実は敵のはずったバルトロとマルチェッリーナだったと判明する場面で、物語の流れがガラッと変わる大事な場面でもあります。
短い出演ですが、2016年出演の際には「音楽の友」誌の評論でも好評を得ることができました。
宮本亞門氏の演出は、オーソドックスであり、この作品のテイストを余すことなく楽しむことのできる演出となっており、舞台も大変美しいです。
また指揮者の川瀬賢太郎氏は、日本人若手指揮者でも最も期待されている指揮者のひとりてあり、近年大変注目されている素晴らしい指揮者です。
どうぞ、この機会に是非とも劇場にお越し頂きまして、幸せな時間をお過ごし頂けましたらと思います。
なお、渡邉公威の出演日は2/9(水)18:30の回と2/12(土)14:00の回の2回です。
チケットのご用命、お問合せは、渡邉公威までお願い申し上げます。
【チケットご予約・お問合せ(渡邉公威)】
grandetenorekoi@gmail.com
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。