【電験解説】第一種  平成22年度 二次試験電力・管理  問2

問題
代表的な調相設備のうち電力用コンデンサ,同期調相機及び静止形無効電力補償装置(他励式 SVC SVC )について,各装置の仕組み,調整方法,電圧調整や安定度への効果,電力損失及び保守性の観点から特色をそれぞれ述べよ。

表にまとめると以下のとおりです。

ポイント


・電力用コンデンサが進み無効電力を吸収(=遅れ無効電力を供給)することと、構造が以下の順で複雑になることを押さえて記述すれば6割程度は得点できると思われます。
-電力用コンデンサ(コンデンサのみで成立するため)
-静止形無効電力補償装置(リアクトル・サイリスタ・冷却装置も必要なため)
-同期調相機(回転構造があるため。風損・軸受損発生)
・参考書を読んで、SVCと同期調相機が、連続的な無効電力を供給する仕組みを説明できるようにしておくと、さらなる高得点が目指せるかと思います。

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