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駐妻友というNewカテゴリー

1か国目(約3年間)でできた友人は、前半は趣味と習い事友達、後半はママ友と言った感じでした。ざっくり15人くらいだと思います。
ママ友とは、妊娠期から出産後も情報交換含めて深い付き合いになりました。お誕生日やイベント日にはケーキを用意してパーティして、本帰国のたびにお別れ会を開き、思い出のアルバムなどを作成しました。その時にもらったアルバムは私も大切に持っています。

帰国して5年もすると、連絡を取る友人はゼロになりました。
SNSでお互いの近況を知ったり、コメント欄でのやり取りはありますが、個別に会う人はいません。そんなもんです。
そもそも、

  • 帰国後の住む場所がみんなバラバラ

  • 近くに住んでいても生活は変わる(仕事、子供の就学など)

  • 子供で繋がっていた関係

  • 子供も昔の記憶がなくなると、会うことに消極的になる

と理由はいろいろ。
悲しいけれどここ(2か国目)で出会った友人ともいずれこうなるのかなと予想はしています。だからと言って人付き合いが希薄になるわけではもちろんありません。生活・教育関連の最新情報(最新→これとても重要)やTipsは、ネットからは拾えないことが多く、友人から教えてもらいます。そしてたまに会って日常のくだらないことやちょっとした悩みなどを吐き出せるのもこの人たちなのです。
人と繋がっていることで生活の質が向上する。日本以上に感じることです。

日本では「ママ友」がほぼいませんでした。学生からの友人達がそこそこ近くに住んでいたため、ママになって改めて友達が必要だと思わなかったからです。また仕事をしていたこともあり、幼稚園の送迎で誰かと話し込むようなこともありませんでした。ママ同士が下の名前(例:さゆりさん)で呼び合うことが奇妙で、友人に「私は恥ずかしくてできない」と言ったら大笑いされました。そのくらい浅い関係のママさんしか私の周りにはいなかったのです。そんな私が今では名字を吹っ飛ばして『さゆりさん』→『さゆりちゃん』と高速変換知能を身に付けて呼べているのだから、この年で貴重な経験をさせてもらった気分です。

私は自分が興味のある分野以外で積極的に出会いの場に行ったり、交友関係を広げることがあまり得意ではありません。基本おひとりさまが好きなので、週3,4日と友人との予定が入ると、嬉しい反面夕方のアミノバ〇タルがかかせません。ひとり時間とのバランスが大切だと感じます。ここに来て何十人と出会い、LINEのグループもどんどん増えましたが、一緒にいて居心地の良い人はほんの数人。それで十分。
ただ、
海外で出会う駐妻友は、今この時を一緒に過ごしている同志。
年齢、バックグラウンド、価値観などが異なっていても、「異国の地で充実した生活を送りたい」という思いは同じ。いわばチームメイトのような存在。居心地の良し悪しだけで疎遠になるような関係ではありません。(もちろん疎遠になる人はなる) 
私にとっては人生最後?のコミュ力強化期間のようですが、人との繋がりに感謝しながら、気持ちの良いお付き合いができたらと思っています。