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島根旅1 神話の里を巡る

島根へ神話を巡る旅に行ってきました。

まずは松江城へ。小雨の中、天守閣から見える景色は霧が立ち込め美しいものです。後日見た横山大観の「雨霽る」を彷彿とさせます。


松江城
天守閣から望む山々

昼食を取りにお蕎麦屋さんへ...って休業日。

気を取り直して近くの肉屋さんでアツアツのコロッケを頬張った後、京店商店街を歩くことに。「国暉酒造 蔵しっく」を発見。存じてますとも。ここで神話ヤマタノオロチ退治に出てくるヤシオリノサケを模した「八塩折」を勧められました。醸す回数を増やすことで甘くなるのだとか。スサノオノミコトはこの酒をヤマタノオロチに飲ませて酔ったところをズバッと倒すのです。

私が購入したのは4回醸したお酒でお刺身につけても美味しいそうです。他にも8回(ほとんど黒蜜)、13回醸したものがあります。

国暉酒造で紹介された浪速寿司で蒸し寿司を食しました。アツアツのちらし寿司が蒸篭で出されました。ウナギやかまぼこ、卵がのっていて、しじみ汁と共に冷えた体へ沁みること沁みること。ここはぜひ行って欲しい所です。


ここから宍道湖から吹き付ける雨風を一身に受けながら商店街を抜け、老舗和菓子店「彩雲堂」さんへ。松平不昧公ゆかりの「若草」をチェック。
このルートとお菓子には意味があります。手嶋龍一さんの『鳴かずのカッコウ』にこのお菓子がストーリーの鍵となって登場するのです!読者としては見逃せない点です。(もちろん購入。季節は無視。


これは彩雲堂さん期間限定の棹菓子「初空」

...って食べ物の話しかしてないようですが、ちゃんと神話も辿っていて、午後からは美保神社へ。

ここは全国のえびす様の総社で大変ありがたいところです。ここでは昇殿参拝をして御祈祷をしていただきます。港前の神社で吹きさらしのため寒い!かつ雨風が強くなってきてほとんど意識が遠のく...ですが参道の石は北前船に積んでいた青石で歴史にも思いが馳せます。…(続く)


美保神社


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