断ることが苦手だった私が、断る勇気をもてた方法
私は小さな頃から、【断る】ということがとても苦手です。
小学生の時も、行きたくない遊びを断れず、家でグダグダ悩み母親に愚痴る毎日。
「そんなにしんどくなるなら、断ってきたらいいのに」
何度母親に言われたことか。。
出来ないんです。
出来たら苦労しないんです。出来ないから悩んでるんです。
そんな悩みを持ち続けて30年ほど経過し、かなりの時間とお金を無駄にした自負があります。
(こんな自負いらないーーーーー!)
しかし、自分と向き合うことで少しずつ断ることができるようになり、かなり生きやすくなりました。
ずっと断れずにいた私が、断れるようになるために気を付けたことや、心掛けていることをまとめます。
なぜ断れないのか
私が断れないのには、たくさんの理由があります。
・嫌われたくない
・まわりの評価が気になってしかたがない
・相手に申し訳ない
・断った後、会うのが気まずい
・そもそも断る正当な理由がない
ざっと思いつくだけでもこんな感じ。
断ることで相手の反応がどうなるのか不安で仕方がないのです。
断れないことの弊害
このように、ずっと断れない人生を歩んできたので、断ることができずに悩み続けてきました。
「行きたくない飲み会の約束をしてしまった。お金使いたくないな」
「勧められるまま保険に入ってしまったけれど、こんなに保険に入るべきだったのかな」
「店員さんが勧めてくれた洋服、買ったはいいけど使えるかな」
書き出してみると、我ながらにめんどくさい!!
こんな人嫌だ(笑)
さらに、質が悪いのは、とてもうれしい素振りをして誘いを受けたのにも関わらず、悩み続けるのです。
うれしい素振りをするので、喜んでいると勘違いされてまた誘われる→断れない→悩み続ける
負のオーラを自ら作りだすという愚かさ。
人生の時間は限られているのに、なんて無駄なことをしているのでしょうか。
断る勇気をもつために心掛けたこと
こんな人生嫌だ!と心から思った私は、自分なりに考え方をかえてみたり、出来ることをやってみることにしました。
自分に自信をもつ
断れない理由を考えた時に、一つ確実に分かったことがあります。
私は、自分に自信がない。
自信がないから、相手の反応にふりまわされ、不安になってしまうのです。
自分軸というものがまるでありませんでした。
そこで、自分が少しでも好きになれるように努力をしてみることに。
仕事につながるように、調理師の免許をとってみたり、お金の管理をきちんとしてみたり。
些細なことですが、小さな成功体験を積むことで少しだけ自分に自信がついてきました。
なにかに夢中になっていると、まわりの反応があまり気にならなくなるのですね。
少しずつ自分軸というものができて、他人の反応に振り回されなくなってきました。
合わない人を嫌いになってもいい
小さな頃から真面目だった私は
「人の悪口を言ってはいけません」
「みんなと仲良くしましょう」
という教えをきちんと守っていました。
そのことは悪いことではないのですが、
人のことを嫌いになってはいけない、嫌なことを言われても私が悪いんだ
と思うことが多く、自分と合わない人からの誘いを受けて疲労困憊することが多かったです。
でもある時、友人に言ってもらったのです。
「合わない人のこと嫌いになってもいいんだよ。自分を大切にしてもいいんだよ」
その言葉は、私にとって稲妻が落ちたようでした。
人の悪口を言いふらすとかはいけませんが、嫌いになって離れることは自分を守るため
自分の感情に素直になるとかなり生きやすくなりました。
嫌われてもいい
人に嫌われてもいいと思えたのもかなり気持ちが楽になった一つです。
全員に好かれようなんて無理に決まっているのに、みんなに良い顔をして嫌われないように必死。
自分軸が少し育ち始め、自分の感情に素直になってきた時、思ったのです。
私の周りには十分素敵な人たちがいてる。
自分と合わない人には嫌われても大丈夫!
そう思うと、気持ちが乗らない誘いは断ることができるようになりました。
断ることで得られるもの
気持ちが安定する
気の乗らない誘い、勧誘を断れるようになると、何より気持ちが安定します。
行きたくない、また買ってしまった等の感情から解放されとても過ごしやすくなりました。
無駄な出費がなくなる
保険の勧誘、洋服のセールス、世の中には断れないことで購入してしまう物がたくさん。
現に私は、言われるがままに大量の保険に入っていましたし、勧められた洋服を購入していました。
しかし、今の私は違う!!
断れるようになったことで、不要な保険は解約し必要な掛け捨て保険に変更。
洋服も気に入らなければ買いません。
そのことで、無駄な出費がなくなりお金に余裕が出るようになりました。
時間に余裕ができる
ウジウジ悩むこともなくなり、気が乗らない誘いを断った結果、時間に余裕がうまれるようになります。
時間に余裕ができるので、何か新たなことを始めたり、自分の好きなことに費やしたり有意義な時間を過ごせるようになりました。
断る時に気を付けていること
以前に比べると断ることができるようになった私ですが、それでもやはり断るのには勇気がいります。
そんな私が、断る時に気を付けていることをまとめました。
感謝の気持ちをきちんと伝える
気が乗らない誘いとはいえ、わざわざ私を選んで誘ってくれたのはありがたいこと。
誘ってくれた感謝の気持ちをきちんと伝え、そのうえで断るようにしています。
できるだけ早く断る
今までの私は、断る勇気がないのでウジウジ考えて断るのを先延ばしにしていました。
そうこうしていると別の人が先に断ってしまい、断りづらくなって結局行く事になる、ということも多かったです。
断ることを先延ばしにすると、相手側も予定が組みづらくなるので失礼。
いいことがありません。
断る時はできるだけ早く断るように心がけています。
断る理由はいわなくてもいい
いざ断るとなった時、きちんとした理由を言わなくては、、、と悩むことが多く、必要のないことを言って引き止められたり、空回ることが多かった私。
保険の解約を申し出た時なんてまさにそうでした。
馬鹿正直に理由を伝えた結果、簡単に言いくるめられて撃沈。
なんなら、保険の担当者に
「保険って必要でしょうか?」
と聞いてしまったり、、、当時の私は何を考えていたのでしょう。。。
正当な理由なんて必要ないんです。
「お誘いいただきありがとうございます。今回はやめておきます。ごめんなさい」
この言葉で十分です。
不安になってあれこれ伝えるとドツボにはまるので気をつけましょう。
まとめ
断ることが苦手で悩み続けた私が、断る勇気を持つことでかなり生きやすくなりました。
とはいえ、今も断るのは苦手。
新しい場所に出向いたり、新しいことに挑戦する時はとても慎重になってしまいます。
でも、自分軸で断る勇気がもてたからこそ、自信をもって前に進めることができます。
そして、気づけば心地よい仲間や物に囲まれるようになりました。
断る勇気は楽に生きるために必要なスキル!
楽しく過ごしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。