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博士学生のお金
こんにちは♪
博士学生のやなです🐳
本日は博士学生のお金に関してです💰
(一般的には)お金がないと生きていくことができません。
ですが博士課程の学生は日本で正規課程通り(飛び級、留年、浪人などなし)だとすると、一番若くて4月に24歳です。
大卒(22歳)から働いていれば2年目、
高卒(18歳)から働いていれば6年目、
です。
博士課程卒業を27歳だとすると、
大卒(22歳)から働いていれば5年目、
高卒(18歳)から働いていれば9年目、
です。
この間、全くお金をもらえないとなると、、、相当裕福な家庭など金銭的援助が得られない場合、博士課程に進むことは難しいと思います。
実は私もあまり裕福な家庭ではありません。
(今までもたくさんの奨学金のおかげで生活できています)
このような状況では博士課程に進む人が減ってしまいます。
(博士課程など研究者が減ると、新しい技術開発が減り、イノベーションが減り、国の発展などにも関わってきます。)
このような状況を踏まえて、国、財団などさまざまな機関が博士課程の経済的支援を行ってくれています。
しかし、すべての博士学生が経済的支援を受けられているわけではありません。最近ありがたいことに経済的支援が増えてきているものの、令和4年度で生活費相当と言われている180万円を受け取ることができていない人は全体の83.1%でした。
(https://www.mext.go.jp/content/20230905-mxt_daigakuc01-000031747_03.pdf)
また、生活費相当を受け取れたとしても、学費を払う必要があります。
私の大学は年間約60万であるので、年間180万いただけても3分の1は学費です。
(もちろん学費免除される大学もあると思います、私の大学はありません)
そして、所得税、住民税、保険、年金等を払う必要があります。
よって年間180万の場合、60万は学費、約20万は年金、その他諸々引かれて、手取り額は100万円以下です。
以上をまとめると、博士学生は生活費相当額もらえている人が少なく、もらえていたとしても1人で暮らせる金額ではない人もいる、ということです。
学生の身分でお金をいただくことができているという状況は、ありがたいことに国が研究力に着目し、若手研究者への支援をしていただいているからこそです。
しかし、まだまだ充分ではありません。
本当に研究力を向上させたいのであれば、より支援を充実していただけるともっと研究に集中することができ、将来的に社会貢献ができると考えています。
本日の内容は以上です。
お読みいただきありがとうございました😊